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アレルギーの原因物質を特定することが大切
喘息の治療にも注力

クリニックプラス西船橋

(船橋市/西船橋駅)

最終更新日:2024/05/10

クリニックプラス西船橋 アレルギーの原因物質を特定することが大切  喘息の治療にも注力 クリニックプラス西船橋 アレルギーの原因物質を特定することが大切  喘息の治療にも注力
  • 保険診療

季節の移ろいを鼻のムズムズや目のかゆみで敏感に感じ取っている人も多いはずだ。厚生労働省の調査によれば日本人の2人に1人が花粉症や気管支喘息、アレルギー性鼻炎など何らかのアレルギー疾患に罹患しているという。症状に悩んでいるものの、忙しくて受診できず市販薬でなんとか済ませている人もいるだろう。内科の他アレルギー疾患の治療にも力を入れる「クリニックプラス西船橋」では、平日は20時まで、土日祝日も17時半まで診療を行い、忙しい人でも受診しやすい体制を整備。呼吸器内科を専門とする藤澤利充院長は「気管支喘息は命に関わる重大な病気です。長引く咳や息苦しさなどの症状が出たら早めに受診してください」と話す。藤澤院長に、アレルギー疾患について詳しく話を聞いた。

(取材日2024年5月6日)

アレルギー症状は自己判断せず適切な診査診断を。呼吸器内科の専門性を生かし喘息の診断、治療にも取り組む

Qアレルギーにはどのようなものがありますか?
A
クリニックプラス西船橋 アレルゲンを特定することで適切な治療につなげる

▲アレルゲンを特定することで適切な治療につなげる

人間の体には体内に侵入してきた異物から体を守る免疫システムが備わっていますが、ある特定の異物、アレルゲンに対して免疫が過剰に反応することでさまざまなアレルギー症状が引き起こされます。代表的なアレルゲンは小麦粉、乳製品、甲殻類、果物などの食物、スギ、ヒノキなどの花粉やハウスダスト、ダニなどです。アレルギーにはアレルギー反応の起こり方によってI型からIV型まで4つの種類があります。一般的なのが即時型ともいわれるIgE抗体が関与するI型で、花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどです。アレルギー症状を抑えるためにはまず原因であるアレルゲンを回避することが重要です。

Q市販薬もありますが医療機関を受診すべきでしょうか。
A
クリニックプラス西船橋 自己判断せず、専門の医療機関に相談してほしいという

▲自己判断せず、専門の医療機関に相談してほしいという

今、出ている症状が、本当にアレルギーによるものであるかどうかを自己判断するのは難しいですし、本当はアレルギーではなく別の病気が原因であるかもしれません。症状の原因を特定するためにも医療機関を受診してアレルギー検査などを受けるようにしましょう。受診する時間が取れないとつい市販薬に頼ってしまいがちですが、その市販薬も本当に自分の症状に適しているかどうか、自分ではなかなか判断できません。気づかないうちに副作用が出ている可能性もあります。合わない薬を服用することで逆に症状が長引くといったことも考えられます。ですので、決して自己判断せず、まずは信頼できる医療機関に相談してください。

Qこちらではどのようなアレルギー検査が可能ですか?
A
クリニックプラス西船橋 アレルギーはきちんとした診断と治療が大切

▲アレルギーはきちんとした診断と治療が大切

血液検査を行いますが目的によってさまざまな方法があります。まずアレルギー体質であるかどうかを調べるためには非特異的IgE抗体の量を測ります。喘息やアレルギー性鼻炎などのある人は数値が高くなります。また、アレルギーを引き起こす物質を特定するためには特異的IgE抗体の量を調べます。150種類以上ある項目の中から気になる項目を選んで検査できます。ご自身で気づいていないアレルゲンもあるかもしれませんので、生活環境や既往症などもよくお聞きして、追加の検査項目を適切に選びます。また、代表的なアレルゲン36項目や48項目、39項目の3セットの中から選んで検査することもできます。

Qアレルギーの治療法にはどのようなものがありますか?
A
クリニックプラス西船橋 舌下免疫療法によりアレルギー疾患の改善を図る

▲舌下免疫療法によりアレルギー疾患の改善を図る

アレルギー疾患の治療は、内服薬、点鼻薬、点眼薬などによって行います。花粉症やアレルギー性鼻炎などは症状に応じて内服薬と点鼻薬、点眼薬を併用するケースも可能です。また、スギ花粉及びダニによるアレルギーに対しては舌下免疫療法も行います。これはアレルゲンを少しずつ、長期にわたって体内に取り入れることで体質改善を図っていく治療法です。毎日、1日1回、舌の下に薬を置いて唾液で溶けた後に飲み込みます。治療期間は3年から5年と長いですが、スギ花粉やダニアレルギーを根本的に治療するための治療法として有効と考えられています。

Qこちらでは特に喘息の治療に注力されるそうですね。
A
クリニックプラス西船橋 呼吸器内科で研鑽を積んだ院長が診察している

▲呼吸器内科で研鑽を積んだ院長が診察している

呼吸器内科を専門にしていますので、肺機能検査機器や呼気一酸化窒素濃度測定機器など呼吸器疾患専用の検査機器を導入し、喘息の診査・診断、治療に力を入れていきます。喘息の治療は内服薬と吸入薬の2本柱が基本です。吸入薬には20種類以上あり、また吸入器具も複数のタイプがあるため、薬、吸入器具ともに患者さんそれぞれに適するものを選択します。高齢になると患者さんの中には、ご高齢で呼吸筋が衰えて薬を吸えない、薬が苦い、声がかすれてきたから吸入をやめた、という方も出てきます。喘息は症状が出ていなくても治療の継続が重要ですので、患者さんとの問診を丁寧に行いながら、それぞれの状況に即した治療法を提案しています。

ドクターからのメッセージ

藤澤 利充院長

気管支喘息は命に関わる重大な病気です。咳が長く続いている、息苦しい、呼吸をするとヒューヒュー音がするなどといった症状があれば、できるだけ早めに受診してください。喘息を放置しておくと肺機能が低下してしまう恐れもあります。また、鼻水や目のかゆみの原因がよくわからないという方はアレルギー検査を受けていただき、原因を特定することで適切な治療につなげていきたいと考えています。花粉症やアレルギー性鼻炎などで悩んでいる方やなかなか治らないという方も、今はさまざまな治療法がありますのでぜひ一度相談に来てください。

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