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毛利 国安 院長の独自取材記事

霞が関デンタルオフィス 東京

(千代田区/虎ノ門駅)

最終更新日:2024/04/15

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京 main

虎ノ門駅から徒歩1分、官庁街に囲まれたビル1階にあるのが「霞が関デンタルオフィス 東京」。2022年11月に開業した同院は、高い天井とオフホワイト系の色調でまとめられた院内が印象的だ。同院の院長を務めるのは、毛利国安先生。大阪大学歯学部を卒業後、アメリカで先端の歯科医療、インプラント治療に関して学び、帰国後は都内の歯科クリニックに勤務。その後、同院理事長との縁がつながり現在に至る。エビデンスのある治療にこだわり、安全性に配慮した医療提供を心がけている毛利院長に、同院のコンセプト、治療に対する思いや今後の展望について深く掘り下げて聞いた。

(取材日2024年4月5日)

コンセプトは、削らない、取らない、抜かない

初めに、院内のこだわりについてお聞きします。

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京1

当院は、2022年11月に開業しました。場所柄、患者さんの多くはビジネスパーソンや外国人、そしてそのご家族という患者層です。院内はアットホームな雰囲気にしたいと思い、穏やかでリラックスした気持ちになれるオフホワイトの色調に。待合室にソファーを置いてしまうと、いかにもクリニックという感じになるので一人掛けの椅子を配置するなど工夫しました。また、治療中の患者さんがまぶしくないように、天井には照度を抑えたダウンライトを使用しています。ダウンライトについては、歯科医師にとってのメリットもあります。照度が高いライトの下で治療を行う場合、治療部位が白く見えるという不都合が生じますが、それを防いでくれるんです。さらに診療室は患者さんのプライバシーを尊重し全室個室に。患者さんが周囲の視線を気にすることなく安心して受診できるよう配慮しました。

クリニックのコンセプトを教えてください。

できるだけ「削らない、取らない、抜かない」です。治療が必要になった場合は、エビデンスのある複数の治療オプションを患者さんに提示します。それぞれのオプションのメリット、デメリットを申し添えた上で、最終的には患者さんに選択していただきます。患者さんの中には判断を躊躇する方もいらっしゃいますので、その際はさらにわかりやすく説明し丁寧にサポートいたします。特に初診時のコミュニケーションは重視しており、1人の患者さんに必ず1時間を確保して対応しています。また当院では、予防歯科にも注力しています。歯科衛生士によるケアが完了すると、必ず歯科医師がチェック。治療の要、不要を問わず、歯科医師からの専門的なアドバイスを提供することで患者さんの安心感や、自宅で行うセルフケアのモチベーション向上にもつながると考えます。

特徴やアピールポイントを教えてください。

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京2

私はアメリカ留学で先端の歯科臨床現場に身を置いた経験があり、「根拠のある治療」にこだわる姿勢はその時に培われました。現在も新しい情報を収集するためのアンテナを張り巡らせ、その情報の信頼性を追究しながら学び、患者さんにとってメリットのある技術を見つけた場合は、治療内容をアップデートする、日々その繰り返しです。今の技術で90パーセントの満足度が得られるとしたら、91パーセントにアップできる治療をめざします。得意分野であるインプラント治療では、サージカルガイドというインプラントの設定位置を3次元でガイドする装置を使用し、低侵襲かつ精度にこだわった施術を行っています。デジタル機器を活用した治療は、当院の特徴の一つといえるでしょう。

綿密な治療計画をもとに、精度の高い医療を追求

大学卒業後、現在までの経緯についてお聞きします。

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京3

私は幼稚園から高校まで日本のインターナショナルスクールに通い、高校卒業後は、アメリカの大学に進学しました。大学3年生の時に帰国し、編入したのが大阪大学歯学部です。同大学を卒業後は再度アメリカに渡り、先端の歯科医療、インプラント治療について学びました。2015年に帰国してからは、赤羽橋の歯科クリニックに勤務。ここで国内の歯科医院での治療の流れを知り、多くの刺激を受けましたし、新たな気づきも得られました。そして次第に専門分野のインプラント治療により注力したいと感じるように。そうした時期、当院理事長の落合久彦先生とのご縁がつながり、2018年から恵比寿南橋デンタルクリニックに勤務。その後2022年に当院を開業し院長に就任、現在に至ります。

アメリカでの学びが、現在の診療や歯科医師としての考え方に大きく影響しているのですね。

はい。アメリカでは、歯が1本も残っていないような患者さんのインプラント治療を見学したのですが、難しい症例であればあるほど、いかに綿密な治療計画が大事であるかを学びました。難しい症例を目の前で学べたことは、私にとって大きな財産です。また、アメリカでの経験を通して、歯科治療におけるデジタル機器活用の重要性も実感できました。確実なインプラント治療を行うには、サージカルガイドはとても有用なアイテムであると考えます。先般、歯科医療従事者向けの勉強会でこのテーマに関するプレゼンテーションを実施したのですが、今後は、国内外から得た最新情報の発信や啓発活動にも尽力したいと考えています。

診察を行う際に心がけていることはどのようなことでしょうか。

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京4

治療前の患者さんは少なからず緊張されているので、安心していただけるよう最初のあいさつには気を配っています。また、患者さんから今日までの経過や、お口だけでなく全身の状態について、丁寧に確認することも重視しており、ヒアリング時には、患者さんの性格やご事情に応じた適切な対応を心がけています。あと、治療中の患者さんは、「苦しい」「痛い」という感情を言葉で発することができません。歯科医師は治療に入ると口腔内に集中してしまうので、患者さんの軽微な仕草の変化を取りこぼすことのないよう、アシスタントが歯科医師をバックアップする体制で治療に臨んでいます。

治療のモットーは、患者が納得できる、安心できる治療

スタッフ体制について伺います。また、スタッフ間でのコミュニケーションでは何を大切にしていますか?

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京5

これまで歯科医師は私と理事長の2人でしたが、ありがたいことに患者さんのクチコミや紹介で患者さんの数が増え、それに伴って2024年5月より歯科医師3人体制になる予定です。当院の歯科医師と歯科衛生士は、頻繁にコミュニケーションを取り、理解の齟齬(そご)が生じないように工夫しています。定期カンファレンスというかたちではなく、必要なタイミングでスピーディーに互いの考え方を共有し、統一化を図っています。新たなアイデアがある場合は、患者さんにとって「何が最適か」を踏まえて全員でディスカッションを行い判断します。今後もスタッフ間で密に連携しながら、チーム医療を徹底してまいります。

現在の歯科医療についてどのように感じていらっしゃいますか?

他の業種と同様に歯科医療においても、デジタル化が進んでいくでしょうね。デジタル機器の活用によって、お口の中の状況を数値で表現できますし、立体的に表現することも可能です。患者さんにとっても、自分の口の中を視覚化されると、理解しやすいというメリットがあります。実際、当院ではインプラント治療を行う際、まずコンピューター上で複数の仮パターンを作成し、その中から患者さんご本人に納得できる施術を選択していただくのですが、事前に確認できるので、患者さんも安心して治療に取り組めるというメリットがあります。歯科医師としても、不具合が生じた場合はデータを開きさえすれば、効率的に修正できます。今後は機器だけでなく、テクニックの向上、治療薬や治療用材料の選択に関しても、さらにアンテナを張っていいものを取り入れていきたいですね。

最後に、今後の展望をお願いします。

毛利国安院長 霞が関デンタルオフィス 東京6

今後は自分自身の視野を広げて、診療内容の拡充にチャレンジしたいと思っています。現在当院ではワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いた矯正に対応していますが、今後は小児の咬合誘導に力を入れていきたいですね。小児の咬合誘導とは、歯を動かすのではなく、歯並びに影響を与える口の周りの筋肉にアプローチし、顎の成長を正しい方向に導く方法です。この方法を実施することで喜んでいただける患者さんが増えるとしたら、それは歯科医師としての大きなやりがいです。今後も既存の知識に固執することなく、患者さんにメリットを提供できる手技、手法を追い求めてまいります。当院のモットーは、患者さんに「安心」を提供すること。ご家族ぐるみで、気軽にご相談いただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~、ワイヤー矯正/60万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円~、小児の咬合誘導/11万円~、審美歯科かぶせ物/ジルコニア/16万5000円~、ホワイトニング/2万円程度

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