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岩間 真由美 院長、設楽 久美 先生の独自取材記事

まゆみ眼科・内科クリニック

(品川区/青物横丁駅)

最終更新日:2024/05/15

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック main

待合室の大きな窓から青物横丁の町並みが一望できる「まゆみ眼科・内科クリニック」は、青物横丁駅から徒歩2分ほどの、見晴らしの良いビルの12階にある。2024年に、眼科の岩間真由美院長と内科・リウマチ科の設楽久美先生の姉妹が力を合わせて開業し、診療にあたっている。一般眼科および一般内科の診療をベースに、岩間院長は小児の近視治療、設楽先生は関節リウマチや膠原病の治療に力を入れる。糖尿病や高血圧が網膜症を引き起こすなど、眼科と内科の疾患の関係は深く、2つの診療科が併設されている意義は大きいという。広々とした清潔なクリニックで、診療にかけるそれぞれの思いを聞いた。

(取材日2024年4月9日)

一つのクリニックで眼科と内科の診療を提供

開業までの経緯を教えてください。

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック1

【岩間院長】私はもともと汐留で眼科クリニックの院長を務めていたのですが、家族が品川区の医師会に所属していることもあり、より住まいに近い品川区で地域の医療に貢献したい気持ちがあり、開業に踏みきりました。開業にあたって、内科医の姉にも声をかけ、一緒に診療することになりました。とても心強いですね。クリニックはバリアフリーで、ベビーカーや車いすでお越しの患者さんも、そのまま診察室まで移動していただけます。検査機器も、車いすでも楽に移動ができるよう充分なスペースをとって配置しました。
【設楽先生】一般内科全般を広く診療しますが、専門はリウマチや膠原病です。品川区にはリウマチや膠原病を診るクリニックが少ないのですが、専門的な治療が必要な疾患ですので、少しでも地域のお役に立てたらと思っています。糖尿病や高血圧など眼科と関わりのある内科疾患もしっかり診ていきたいですね。

開業されて間もないですが、地域の特徴などお感じになりますか?

【岩間院長】以前はオフィス街でしたから、オフィスワーカーの方がほとんどでしたが、より幅広い層の方々に来ていただいているように思います。ここは近くに高層マンションがあり、また一方には鮫洲運動公園や子どもの森公園などもあって、お子さんが多いのかなという印象です。私の診療の柱の一つが、子どもの近視治療ですので、お子さんにもたくさん来ていただきたいなと思っています。
【設楽先生】どの地域であっても、リウマチの潜在的な患者さんは少なくないと思っています。数は多いのに、専門的な治療を受けられていない方が多いのがこの疾患の特徴でもあります。きちんと治療を受ければ快適に過ごすことも望めることをもっと広く知っていただきたいなと思っています。

眼科と内科が併設されていることで患者さんにとってどのようなメリットがありますか?

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック2

【岩間院長】眼科と内科には深い関連性があるんですよ。例えば、内科で糖尿病や高血圧と診断を受けたら、眼科の検査が必要になります。姉が専門としている膠原病、関節リウマチなどの疾患も、基本的に治療にステロイド剤を使用しますから、定期的な眼科の検査を行う必要があるんですね。そういったとき、内科と別に眼科を受診することが負担になり、つい足が遠のく方もいらっしゃいます。そういう意味で、眼科と内科が同じ場所で一緒に受診できることにはメリットがあります。検診に関しても、内科と眼科の検査が同時に受けられることは、患者さんの負担が少なくなり、足を運びやすくなるのではと思います。

近視に対する新しい治療法、オルソケラトロジー

オルソケラトロジーについて教えてください。

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック3

【岩間院長】オルソケラトロジーは、夜間に専用のコンタクトレンズを装着して視力補正を図る近視治療法です。特殊な形のレンズを使い、寝ている間に角膜を矯正していくものですので、日中は裸眼で生活できることが大きなメリットですね。スポーツを安心して楽しめますし、手術の必要がないことも特徴です。ただ人によっては、夜間の装着が負担になったり、合わない方もいらっしゃいます。また、医師の指導のもと、定期的に受診する必要がある点には注意が必要です。なお、レンズの使用費用と診療代は自由診療になります。

オルソケラトロジーは何歳でも行えるのですか?

【岩間院長】個人差はございますが、概ね小学生のお子さんから行うことができます。私の経験の最年少は幼稚園の年中さんです。現在はお子さんの近視が増えていることが問題視されているのですが、オルソケラトロジーによる裸眼視力改善の有効性はまだあまり周知されていません。私は長年オルソケラトロジー治療に携わってきましたので、多くの親御さん、お子さんにこの治療法の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。お気軽にご相談ください。もちろん大人の方にも適応はございます。昼間に装着する代わりに夜にコンタクトレンズを装着するというイメージです。私も知らなったのですが、ボクシングはコンタクトレンズを装着したままできないようで、ボクシングをしている方がよくオルソケラトロジーを試したいといらっしゃいます。これでボクシングができると喜んでもらえたらうれしい限りです。

リウマチや膠原病の治療は今たいへん進歩しているそうですね。

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック4

【設楽先生】本当に今はいい治療方法があり、きちんと薬を飲めば、日常生活で困ることなく快適に過ごせる状態を維持することも期待できるようになりました。まずそのことを広く知っていただきたいと思っています。若い20代の女性の方でも、もし疾患にかかっても、薬を飲みながら妊娠や出産も望めます。デメリットとして副作用も出やすいのですが、定期的にきちんと血液検査などをしていれば、その副作用を抑えるための予防対策もできます。そのためには薬を正しく処方して、患者さんの管理ができる専門的な診療が必要になります。私は、日本リウマチ学会リウマチ専門医として、身近なクリニックでお役に立ちたいと思っていますので、「指が動かない」「関節が痛い」など少しでもおかしいなと思ったら、早めに受診してください。

幅広い年齢、幅広い疾患に対応

患者さんと接するとき、大事にしていることを教えてください。

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック5

【岩間院長】一度来ていただいた患者さんに、次に何かあったときも「またあそこで診てもらおう」と思っていただけるようなクリニックでありたいと思っています。眼科にいらした患者さんが内科の病気になったとき、逆に内科の患者さんが目に不調を抱えたとき、そういえばと思い浮かべていただければいいですね。そのために、患者さんとよくコミュニケーションをとり、お互い納得のいく方法で検査や治療を進めていきたいと思っています。
【設楽先生】私も患者さんとよくコミュニケーションをとることを心がけています。病状を言葉にするのは難しく、30分ぐらいお話ししてやっと病気が見えてくることもあります。例えば、手が痛いなら、どんなとき、どんなふうに痛むのか。また、お仕事やご家族の病歴といったバックグラウンドまで伺います。患者さんごとに事情が違うので、その方に合った治療法やお薬の飲み方を一緒に決めていけたらいいですね。

お二人はなぜ、今の診療科を専門に選ばれたのですか?

【岩間院長】眼科は目の中を診たら、すぐにここが悪いと疾患がパッとわかる点が性に合っているようです。もともと外科志望で、病院ではいろいろな目の手術も担当していましたし、当院でもものもらいなどの簡単な手術は行っています。
【設楽先生】患者さんと長く付き合っていく診療がしたかったので、内科の中でもリウマチを専門に選びました。その疾患が治ったらお付き合いもおしまいとするのではなく、患者さんと長期間関わりながら、病気とも向き合っていきたいと思いました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

岩間真由美院長、設楽久美先生 まゆみ眼科・内科クリニック6

【設楽先生】手、膝、肩、首、足首などの関節が痛いと感じたら、早めに来ていただけるとうれしいですね。リウマチは診断が難しい場合もあり、専門の医師に早めに診てもらうことをお勧めします。健康診断で引っかかったときも、症状がないからとそのままにせず、一度ご相談ください。そのままにしていると関節が変形してしまいますから、早めの対処が一番大事です。また、風邪や生活習慣病など、身近な体調不良もお気軽にご相談ください。
【岩間院長】お子さんの視力低下や年齢による見え方の変化、目のかすみなど、年代ごとに目のお悩みがあるかと思います。乳幼児からご高齢の方まで幅広い年齢、幅広い疾患に対応していますので、安心してお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/両眼14万5000円~ 片眼7万8000円~
(初回トライアルケア用品代5000円含む)
検査費用3300円

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