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那須 公介 院長の独自取材記事

宮崎けやき歯科

(宮崎市/宮崎神宮駅)

最終更新日:2024/03/22

那須公介院長 宮崎けやき歯科 main

宮崎市中心部より北方面へ、ショップが立ち並ぶにぎやかな北権現通り沿いに2023年11月に開業した「宮崎けやき歯科」。幅広い世代、多様な主訴に対応しているという同院は白基調の明るい印象で半個室の診察室は子どもと一緒に入室できるほど十分な広さがある。同院の那須公介院長は患者が治療を怖がらないようにできる限り痛みを軽減させることに努め、恐怖心の強い患者には笑気ガスを提案。麻酔注射の際にもなるべく痛みを感じさせないよう、時間を置いて2回に分けて打つなどの工夫をしている。患者との信頼関係を大切にしており、丁寧なコミュニケーションと患者ファーストな治療で定期的な受診につなげている。「自分も歯科医院に行くのは苦手」という気さくな那須先生に歯科治療への思いや今後の方針などについて語ってもらった。

(取材日2024年1月5日)

口腔トラブル全般に対応、家族で通える歯科医院

この地で開業しようと思ったきっかけを教えてください。

那須公介院長 宮崎けやき歯科1

僕は生まれも育ちも宮崎で、開業するなら大好きな宮崎でと、当初から心に決めていました。この吉村町には学生時代に住んでいたこともありますし、僕にとってはなじみのあるホームグラウンドの一つです。また、小さなお子さんからご高齢の方までご家族で受診していただけるアットホームな歯科医院をつくりたいと思っていましたので、近くに小学校があるこちらのエリアなら、幅広い世代の患者さんのお役に立てるのではないかと思い、決断しました。実際にファミリーでお越しくださるケースもあり、とてもうれしく思っています。

診療内容や力を入れている治療について教えてください。

当院はお口周り全般のトラブルに対応しています。虫歯や歯周病といった疾患はもちろん、入れ歯やインプラント、口を開いたときに音がする・口が開かない・顎が痛むといった顎関節症や噛み合わせ、ホワイトニングなど、多種多様なお悩みにお応えしています。特に顎関節症については、顎が小さかったり、ストレス社会で歯を食いしばったりすることで顎の位置がずれて起こることがあり、歯並びや噛み合わせに問題があるケースが多いです。まずは原因と考えられるお口周りの癖がないかを確認し、噛み合わせの検査を行って診断しています。また、歯周病は虫歯と同じくらい歯を失う大きな原因となっているので、歯科衛生士と協力して予防に取り組んでいます。

年齢層や症状など、どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

那須公介院長 宮崎けやき歯科2

患者さんの年齢層は、ミドル世代の方を中心に、小児からお年寄りまで幅広いです。痛みやぐらつき、歯茎の腫れをきっかけにいらっしゃる方が多いんですが、治療が怖くて受診をためらっているうちに症状が悪化し、仕方なく受診したというケースが少なくありません。実は僕も歯科医院が苦手ですので、そのお気持ちはよくわかります(笑)。一方、特に悪いところはなくても歯のクリーニングに来ましたという方も想像以上にいらっしゃっていて、うれしく感じています。ホワイトニングについては国富町や綾町など離れた地域からも患者さんが来られるので関心の高さがうかがえますし、歯科に対するネガティブな意識が少しずつ変化してきているのかなと感じています。

恐怖心を払拭するべく、痛みに配慮した治療を行う

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

もともと医療の道に進みたいとは思っていましたが、歯科を選んだことに特別な想いはありませんでした。ですが、病院実習で初めて患者さんを診て直接お話しするようになってからこの仕事に興味が湧き、より自分の力を高めていかなければ患者さんの多様な主訴に応えられないと感じたんです。そこからはがむしゃらに頑張りました。印象に残っているのは、歯科医師になってまだ間もない頃、大学病院の口腔外科でがんなどの大きな手術を控えた方の抜歯をメインに行っていた時のことです。手術を受ける方は、歯にトラブルがあると感染症にかかりやすくなるので事前に口腔外科で治療をするんですが、健康なときなら抜かなくてもいい歯まで抜歯しなくてはならないことがあるんですね。来る日も来る日もそうした対応をしているうちに、普段から歯の健康を守ることがいかに大切かを痛感し、いつか開業医として健康維持のために力を尽くしたいと思うようになりました。

なるべく痛みを感じさせず、体に負担の少ない治療を心がけているそうですね。

那須公介院長 宮崎けやき歯科3

治療に対する恐怖心で受診に二の足を踏んでしまうと、対処が遅れ、さまざまなお口のトラブルにつながってしまいます。ですから痛みに配慮した治療を行うことで、「歯科医院は怖いところ」というイメージを払拭し、どなたも気軽に通っていただける場所になるよう力を尽くしています。具体的には、麻酔の注射をする前に歯茎に塗るタイプの表面麻酔をし、注射時の痛みの軽減を図っています。また、できる限り細い注射針と電動の注射器を採用し、体温と同程度まで温めた麻酔液を一定の速度で注入することで、注入時にも痛みが感じにくくなるよう配慮しています。他にも、気持ちをリラックスさせたり嘔吐反射を和らげたりするための「笑気ガス」も導入していますので、歯科に苦手意識がある方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

診療において大切にしていることをお聞かせください。

那須公介院長 宮崎けやき歯科4

診療の技術力はもちろんですが、患者さんと丁寧にコミュニケーションを取ることがとても大切だと、これまで勤務医として診療経験を積む中で感じてきました。お口の健康を守るためには患者さんに定期的に通っていただくことが一番なので、治療に不信感を持つことがないように、当院ではカウンセリングルームを設け、患者さんのお悩みやご希望にしっかりと耳を傾けるよう心がけています。僕が開業医になった理由の一つは、患者さんとお話をするのが好きだからなんです。ですから、何事も丁寧にご説明するように心がけていますし、治療に対する不安やお困りのことがあれば何でも気軽に相談していただければ幸いです。

患者ファーストな治療で、信頼関係を育む

開業するにあたって、診療に対する想いなど気持ちの面に変化はありましたか?

那須公介院長 宮崎けやき歯科5

患者さんへの接し方は昔も今も変わっていませんが、歯科医師になった当初は、絶対に正しいことをしようと思っていました。自分が考えたとおりの治療をしなければならないと思っていたんですね。ですが、患者さんの中には「完璧に治したい」という方もいれば、「困っている部分だけを治したい」という方もいるんだということを学び、次第に患者さんそれぞれの想いに寄り添えるようになりました。一緒にゴールを決めて、そこで終わる。もちろん最低限の治療は必要ですが、患者さんが希望するゴールがある程度合格点に達しているのであれば、そこで着地するようにします。大切なのは先々において歯を残していけるよう、歯科医院嫌いにさせないことなので、治療後に再びお越しいただけるような信頼関係を築くことを第一に考え、取り組んでいます。

お仕事にやりがいを感じるのはどのようなときですか?

患者さんに満足していただける治療が提供できた時は、やはりやりがいも感じますしうれしいものですね。遠方からお越しくださった方がSNSを通してお礼のメッセージをくださったこともあり、そんなことがあると、やっぱり歯科医師になって良かったなと思います。治療の痛みを気になさっている方はたいへん多いですが、勇気を出して一歩を踏み出してくださった先が当院であったことを光栄に思います。「初めて歯医者を怖いと思わなかった」とおっしゃっていただけるような診療をこれからも追求していきたいです。

最後に歯科医院としての今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

那須公介院長 宮崎けやき歯科6

当院の院名である「けやき」の木の花言葉は「健康・幸運」です。地域の皆さんが健康で幸せに暮らせますように、そして当院もケヤキの木のように、この地で大きく育っていけますようにという願いを込めて名づけました。当院は、患者さんの体に負担のかからない、痛みの少ない治療の実践に努め、感染症対策についても徹底して取り組んでいますので、歯科が怖いという方でも安心してお越しください。いつでもウエルカムの想いで、スタッフ一同お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/49万円~59万円、審美歯科(オールセラミックインレー)/6万円、インプラント治療/35万円、ホームホワイトニング/2万3200円~

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