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久行 友和 院長の独自取材記事

横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2024/01/15

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック main

横浜駅から徒歩5分。ショッピングモールの9階にある「横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック」では、胃と大腸の内視鏡検査、また内科診療や健康診断を通じて、病気の早期発見・早期治療に力を入れている。久行友和院長は、昭和大学横浜市北部病院消化器センターやその関連病院で、内視鏡検査を中心に20年にわたり研鑽を積んできた。「患者さんにとって身近な場所で、地域医療に貢献したい」との思いから2023年12月に開業。AI機能を搭載した内視鏡システムやエックス線検査機器を備え、精度の高い診療をめざしている。一人ひとりの患者に丁寧に向き合う久行院長に、同院の特徴について聞いた。

(取材日2024年1月6日)

これまでの経験を生かし、病気の早期発見・治療に尽力

はじめに、先生のご経歴をお聞かせください。

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック1

昭和大学を卒業後、昭和大学横浜市北部病院消化器センターやその関連病院で20年にわたり研鑽を積んできました。特に同センターは、消化器内視鏡診療において豊富な実績を持っており、そちらで内視鏡検査を専門として、臨床や研究に広く携わってきました。中でも大腸の内視鏡検査の症例数は多く、症状の見極めやポリープ切除も含めて十分に知識と経験を積み重ねてきたと自負しています。実は当初は、消化器の中で内科よりも外科に興味がありました。ですが同センターで消化器の内科・外科ともに携わるうち、大がかりな治療の一歩手前である予防や早期発見の大切さを実感して、内視鏡を専門分野に選んだんです。その後、2023年の12月に当院を開業しました。

開業を選ばれたのはなぜですか?

患者さんにとって身近な場所で、地域医療に貢献したいと思ったからです。大学病院と開業クリニックにはそれぞれの役割があり、大学病院では研究も大切な任務です。私も臨床に携わりながら、研究会活動にも取り組んできました。この先、研究を深めていくか、臨床に携わっていくか、それを考えた時に、私はより多くの患者さんの病気の予防・早期発見に力を尽くしたいと思ったんです。そのためには開業医という選択がベストだと考えました。開業医ならば紹介状も必要ありませんし、患者さんにとっても受診のハードルが低く、利用しやすいかと思います。当院は横浜駅から徒歩5分の場所にありますから、通勤や買い物のついでに気軽に立ち寄っていただきたいですね。

診療内容について教えてください。

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック2

一つは、これまでの経験を生かした内視鏡検査。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医としての知識と経験をもとに、苦痛の少ない検査を心がけています。もう一つは、内科診療や健康診断。私は大学病院で人間ドックも担当してきましたし、高血圧症などの生活習慣病にも対応しています。院内には血液検査やウイルス抗原検査、また超音波の検査機器も備えています。肝臓・腎臓・胆嚢などの腹部はもちろんのこと、月に1度超音波検査に精通した臨床検査技師による診療日を設けており、心臓・頸動脈・甲状腺などの検査も行っています。また診療内容によりますが、再診の患者さんはオンライン診療も可能です。アプリをダウンロードする必要はなく、ご予約からお会計まですべてインターネット上で完結できます。

AI機能を活用し、苦痛の少ない内視鏡検査をめざす

消化器のがんを患う方は多いのでしょうか?

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック3

そうですね。胃がんや大腸がんは近年日本の死因の上位を占めています。ひと昔前は飲料水の衛生面などの問題から、ピロリ菌が原因となる胃がんが多かったのですが、こちらはピロリ菌の減少に伴って発生率も減少傾向にあります。一方、大腸がんは年々増加傾向にあり、この原因の一つは食生活の変化だといわれています。欧米では胃がんよりも大腸がんのほうが多いのですが、日本もそれに近づいてきているようですね。胃がんも大腸がんも、初期段階では自覚症状がほぼありません。またCTでは見つけにくいため、病気を早期発見するための手段としては内視鏡検査が有用です。病気の発見が遅くなるのは、内視鏡検査にまだネガティブなイメージがあり、定期的に受けている方が少ないからではないでしょうか。症状が出る頃にはかなり進行してしまっていることが多いので注意が必要です。

内視鏡検査への不安に対して、工夫していることを教えてください。

まず痛みや不快感を軽減するために、胃の内視鏡検査は経口と経鼻のどちらにも対応しています。嘔吐反射が強い方も、経鼻での検査ならば苦痛を感じにくいのではないでしょうか。眠っている状態もしくはウトウトした状態で検査を受けられるよう、胃・大腸ともに、ご希望に応じて検査時に鎮静剤を使用することも可能です。次に精度の高さですが、私は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医であり、昭和大学横浜市北部病院消化器センターで20年にわたり内視鏡検査に携わってきました。その診断力をサポートするのが、当院で導入している内視鏡システムと、AIを搭載した内視鏡診断支援機能です。内視鏡システムは特殊な光と画像処理を用いる先進のタイプで、血管や表面構造を強調するなど、観察に適した画像を表示します。内視鏡診断支援機能は病変をリアルタイムで検出・鑑別することをサポートしてくれるもので、大腸ポリープの分析も行います。

胃と大腸の内視鏡検査を同日に受けることも可能なのでしょうか?

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック4

はい。当院では胃と大腸の同日検査にも対応しており、1日で済ませられることから同日検査を希望される患者さんは多いですね。胃の検査の後に、そのまま大腸の検査に移ります。鎮静剤を使用する場合には、患者さんの状態を見ながら医師が投与量を調整。検査後はリカバリー室でお休みいただき、その日のうちに胃と大腸の検査結果を合わせて説明します。ポリープなど組織を採取した場合には、結果が出るまで約2週間です。当院の強みは、苦痛の少ない内視鏡検査。不安を解消できるよう工夫を凝らしていますので、安心して受けにいらしてください。

医師もスタッフも、一人ひとりの患者に丁寧に接する

エックス線の検査機器にもAI機能が搭載されているそうですね。

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック5

エックス線検査機器に搭載されたAI機能は、画像上で異常が疑われる範囲を解析してスコア化し、ヒートマップで表示してくれるシステムです。内視鏡とエックス線、いずれのAI機能も医師の診断の精度をさらに高めるためのもの。疑わしき箇所を漏らすことなく確認できるので、小さな異常も見逃しにくく病気の早期発見に役立ちます。

診療時にはどのようなことを心がけていらっしゃいますか?

謙虚で丁寧に、患者さんの不安に寄り添った診療を心がけています。内視鏡検査に不安がある方も、検査方法や当院の設備についてご理解くだされば、ほとんどの方は安心して検査を受けられると思います。検査後に良くない結果をお伝えする場合も同じです。決してごまかさず一つ一つ丁寧にご説明した上で、その先の検査や治療について一緒に考えていきます。

こちらで働くスタッフさんについてご紹介ください。

久行友和院長 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック6

私以外は皆女性で、人あたりの良い優しいスタッフぞろいです。それも関係あってか、当院の患者さんは女性がとても多いんです。8割くらいが女性の患者さんという日もあるくらいなんですよ。内視鏡検査の事前説明や当日のご案内はスタッフが担当します。もし医師に話しにくいことがあれば、スタッフにお聞かせください。

最後に、今後の展望をお願いします。

AI機能を取り入れた新しい内視鏡検査と、日常のお悩みに対応する内科診療で、地域医療に貢献していきたいと考えています。一人でも多くの患者さんをサポートできるよう、地域のかかりつけ医として尽力していきたいですね。患者さんが体の不調で困った際に、最初に相談できるクリニックでありたいと思います。

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