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青島 正大 院長の独自取材記事

ベイフロントクリニック南船橋

(船橋市/南船橋駅)

最終更新日:2024/02/22

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋 main

JR京葉線の南船橋駅直結で好アクセスのショッピングモールの2階に、「ベイフロントクリニック南船橋」はある。院長の青島正大先生は、肺を中心とした呼吸器の疾患を専門に診療や研究などのほか、教育にも携わってきた医師だ。病院の勤務医時代、かかりつけ医からの紹介で来院する患者の多さから、大きな病院にかかる前に呼吸器疾患を適切に診療できるクリニックの必要性を感じたことから、2023年に開業。穏やかな話しぶりで患者と向き合い、親身に対応するのが青島院長の持ち味だ。患者の不安をやわらかに受け止めながら、適切な診断に努める青島院長に、クリニックのコンセプトや診療方針、患者への思いなどについて聞いた。

(取材日2023年12月26日)

めざすのは、地域の受け皿となるクリニック

どんなクリニックをめざして開業されたのでしょうか?

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋1

僕はこれまで、勤務医として呼吸器内科で診療を行ってきました。開業を決意したのは、紹介を受けて来院された患者さんを多く診てきたことで、肺などの呼吸器の病気を診療できるクリニックのニーズがあると感じたからです。大きな病院を受診する前の受け皿となるべく、身近な地域のクリニックで専門性の高い診療を提供することをめざして開業しました。僕は肺の病気を専門としていますが、日本内科学会総合内科専門医と日本感染症学会感染症専門医でもあります。肺の症状や喘息など呼吸器にまつわる診療以外にも、生活習慣病やアレルギー性鼻炎など幅広く対応していますので、地域の皆さんのお悩みにしっかり向き合えると考えています。地域に根差したクリニックとして患者さんに寄り添いながら、専門性の高い診療を提供していきますので、安心して頼りにしていただけるとうれしいです。

地域の印象や、患者さんの主訴について教えてください。

この地域には昔ながらの団地と新しい高層マンションが隣り合っています。当クリニックがあるショッピングモールも南船橋の再開発にあたってできたものなんですよ。現在のところ、患者層は近隣にお住まいの若い方が多い印象です。主訴として多いのは、やはり咳ですね。圧倒的に咳のお悩みが多く、あとは健康診査で高血圧が見つかったため、詳しく診てほしいとお越しになる方もいます。まだ開業して1ヵ月足らずですので、これから少しずつ地域になじんでいきながら、幅広い世代の患者さんにご来院いただけるクリニックをめざしていきたいです。

クリニックにはたくさんのアート作品が飾られていますね。

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋2

僕自身、絵画の鑑賞が好きでクリニックにもさまざまなアーティストの作品を飾っています。患者さんにも絵から癒やしやポジティブなエネルギーを感じていただきたいという思いから、「絵のあるクリニック」をコンセプトにしました。当クリニックは待ち時間が短くなるようウェブ予約を導入していますが、患者さんがふと腰を下ろしたときにアート作品が目に入ることで、劇的な変化はなくとも、心地良さを感じていただけると考えています。院内は気持ちが落ち着くような色合いで統一していますし、診療するだけでなく不安な気持ちまでケアできるような場所になれたらと思います。

疾患を見逃さないよう丁寧な診療を心がける

先生の診療方針を教えてください。

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋3

僕の診療方針は、細分化した領域の一つを専門とするのではなく、呼吸器全体を一通り診られるゼネラリストとして診療を行うことです。専門性に特化することも選択の一つですが、やはり目の前にいる患者さんに「あなたの疾患は自分の専門ではない」という理由で向き合えないのは歯がゆいという思いがあります。僕は教育にも携わってきましたが、若手の先生たちには「常に学ぶ気持ちを持ちながら、医師としてきちんと患者さんに向き合ってほしい」と伝えてきました。もちろん、僕自身もそういう医師で在りたいと思っています。僕は肺がん検診時のエックス線画像の読影経験も多く積んできましたので、画像を読む能力についても自信を持っていますが、患者さんの症状を取りこぼしてしまわないよう、補助としてAI機能を搭載した画像診断支援ソフトを導入しています。適切な診断ができるようお一人お一人と真摯に向き合いますので、まずはお気軽にご相談ください。

患者さんと接する際に、心がけていることはありますか?

特に僕はあまり滑舌が良いほうではないので、マスク越しに話していることを忘れず、患者さんが聞き取りやすい声量でゆっくり話すようにしています。現在の診療は電子カルテを使いますので、どうしてもディスプレイを見ている時間が長くなってしまいがちですが、なるべく患者さんの目を見て話すよう心がけていますね。あとは、特別なことではないかもしれませんが、医学の専門用語は避けてなるべくわかりやすく話すことにも努めています。僕は診療時間が長くなってしまいがちなのですが、これは疾患を見逃してしまわないよう、丁寧な診療を心がけているからです。不安な気持ちを抱えている方や、きちんと診てもらいたいとお考えの方にも安心していただけるのではないかと思っています。

どんな症状の時に呼吸器内科を受診すればいいのでしょうか?

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋4

一般的な風邪であれば熱や喉の痛みなどの症状がありますが、3週間以上咳が続いている場合は、ただの風邪ではない可能性を考えていただきたいですね。咳は風邪の一症状として片づけられてしまいがちですが、中には、肺がんや結核が隠れているケースもあります。ただの風邪にしては長引いているなという時は、安心のためにも一度受診することをお勧めします。当クリニックには、エックス線はもちろん、気道の炎症を診る一酸化窒素ガス分析装置や呼吸機能測定装置があります。何が原因で起きている咳なのかを特定につなげ、適切な治療や薬を提供していきたいと考えております。ちょっとおかしいな、咳が続いているなと思ったら、躊躇せずにクリニックを受診していただきたいですね。

地域のかかりつけ医として、患者と真摯に向き合う

開業したばかりでお忙しいと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋5

自宅とは距離があるので、平日はこの近隣で生活して休日のみ自宅に戻っています。移動時間が多くてあまり時間を有効に使えていないのですが、当クリニックがあるショッピングモール内のジムに通いつつ、リフレッシュしています。新型コロナウイルス感染症が流行する前は、毎年ヨーロッパへ勉強に行き、そのついでに美術館へ行ったりオペラを鑑賞したりしていました。今はまだ開業したてで慌ただしいですが、もう少し落ち着いたらそうした楽しみも増やしていきたいと思っています。

今後の展望について教えてください。

まだ開業したばかりですので、まずはクリニック自体を軌道に乗せていきながら、呼吸器を診られるという専門性を打ち出していきたいと考えています。近い目標としては、2年先をめどにCTを導入することですね。現在は地域の病院と連携していますが、ゆくゆくは当クリニックでCT画像を撮影できるようにしていきます。その前提でエックス線室にもゆとりを持たせて、重量にも耐えられるような造りにしてあるんです。スムーズに適切な診療を提供できるよう、クリニックを充実させていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

青島正大院長 ベイフロントクリニック南船橋6

当クリニックでは、呼吸器内科を専門に経験を積んできた医師が、長引く咳など呼吸器にまつわる症状に適切な診断をつけて治療につなげることを心がけています。大きな病院にかかる前に、専門的な経験を持つ医師が精密に診療し、1日でも早く回復に向かうようサポートしますので、安心してお越しいただければ幸いです。僕は総合的な内科診療や感染症の診療経験もありますので、小さなお悩みや健診で見つかった異常なども気軽にご相談ください。ウェブ予約と自動精算システムを導入することで待ち時間の短縮にも努めていますが、院内のアート作品を楽しみながら気負うことなく過ごしていただければと思います。隔週土曜日には、女性医師による診療も行っています。地域のかかりつけ医として、丁寧に患者さんと向き合い、適切な診断と治療を提供していきますので、頼りにしていただけるとうれしいです。

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