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吉川 とも子 院長の独自取材記事

a メディカルクリニック 代々木院

(渋谷区/代々木駅)

最終更新日:2024/04/15

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院 main

2023年6月に開業した「a メディカルクリニック 代々木院」は、代々木駅から徒歩1分という好立地にある。白を基調にまとめられた院内は清潔感と落ち着きを兼ね備え、洗練されたエステサロンのような空間だ。同院は内科と美容内科、美容皮膚科を診療科目に掲げ、特に美容皮膚科、薄毛治療、体質改善に向けたケアに力を注ぐ。同院を率いるのは、熊本県の美容皮膚科クリニックで院長を務めた経験を持つ吉川とも子院長。「得意とする美容皮膚科の診療を通じて、肌だけでなく心も元気になる患者さんを見られたらうれしいですね」と話す吉川院長。常に患者のためになる医療を提供したいという気持ちが、ひしひしと伝わってくる。今回はそんな吉川院長に、クリニックの特徴や今後の展望などをじっくり聞いた。

(取材日2024年3月18日)

特徴は、体の内側にも目を向ける診療

クリニックの特徴についてお聞かせください。

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院1

当院は2023年6月に開業しました。私は以前は熊本県の美容皮膚科クリニックで院長を務めていましたが、当院の経営者の考えに共感し、2024年3月より当院の院長に就任させていただきました。診療科目は内科と美容内科、美容皮膚科です。開業時は美容皮膚科からスタートし、2023年11月に内科を診療科目に追加しました。美容皮膚科のご相談の多くは自費で対応していますが、美容で通院されている方の内科的な治療には保険診療での対応も承っています。美容エステサロンとは異なり、医師による美容面のお悩み相談にも対応しているのが当院の特徴の一つです。また、現在の時期はアレルギーの外来も受けつけ、内服や注射などの花粉症治療も行っています。

注力している診療についてお聞かせください。

注力している分野は3つあり、1つ目は、美容皮膚科です。美容皮膚科の診療が来院目的であっても、問診を通して美容皮膚科とは別のアプローチが望ましいケースも考えられるので、初診時に「何を、どう改善させたいのか」をお尋ねすることを大切にしています。2つ目は薄毛治療で、医師の立場から安全性にも配慮した薄毛治療をご提案できます。3つ目は、体質改善に向けたケアです。「健康診断では異常ないと言われているが、なんとなく体の不調がある」という方がたくさんいらっしゃいます。当院では血液検査をもとに栄養学的観点から分析し、足りないと思われる栄養素を補うためのアドバイスも行っております。美容皮膚科の観点からも、内側からのアプローチは大切です。内側が整っていないと、お肌の状態も良くなりませんから。今後は、患者さんに合わせたスキンケア指導などにも取り組んでいきたいと思っています。

エステサロンのような心地良い空間ですね。

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院2

いかにも病院という内装ではなく、リラックス感と清潔感を兼ね備えた空間になっています。また、当院では患者さんのプライバシーを守った診療ができるよう配慮しています。当院に来院なさった男性患者さんが、「以前に美容皮膚科を受診したら待合室にたくさん女性患者さんがいたので、男性の自分はなんとなく落ち着かなくて……」とおっしゃっていたことがありました。当院なら施術室と待合室の階が分かれていて、そんなに多くの人と顔を合わせることもありませんし、男性患者さんでもリラックスして過ごしていただけると思います。

「先生だからチャレンジできた」という言葉が励みに

大学卒業後から現在までのご経歴を教えてください。

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院3

学生時代から予防医学に興味がありました。今は健康寿命と実際の寿命が10歳くらい離れているといわれていますが、できるだけ長く元気に過ごしたいですよね。そのためにも、病気になってから病院に行くのでは遅いと学生時代から感じていたのです。そんな考えが土台にあり、大学卒業後は九州の病院の産婦人科に勤務することを選びました。お子さんを育てる女性は自分のことは後回しになりがちですが、そんな方々の健康を応援したいと思ったのです。お母さんが元気になると、家族も元気をもらえますしね。その後はまた新しい分野に挑戦したいと考え、熊本県の美容皮膚科クリニックに入職しました。そこでは、自分に手をかけることの大切さを痛感しました。「自分に手をかけたい」「きれいになりたい」という気持ちは、すごくプラスのエネルギーだと思います。その手助けをすることで、患者さんだけでなく社会全体が元気になってくれるとうれしいです。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

美容皮膚科の施術を希望する患者さんは、何かやりたいけれど、何をしたらいいかわからないという方がすごく多いのです。当院ではじっくりカウンセリングをして患者さんの悩みや要望を聞き、適切なご提案ができることが強みです。まず選択肢がないと患者さんは検討できないと思うので、患者さんに必要そうな施術を一通りご説明します。患者さんによって何がハードルになるかは違いますから、それも考慮した上で、患者さんにとってできるだけハードルが低いと思われる施術からご提案するよう心がけています。その後に、ご希望があれば他の施術もご提案するような形で、安心して施術を受けていただけるよう寄り添って進めていきます。

これまでで、思い出に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院4

以前に勤務していたクリニックでも患者さんに親身になって診療していたので、実はその患者さんたちと離れ離れになるのはとても悲しかったのです。でも、「東京で新しいことにチャレンジしたいから行ってきます」とお話ししたら、皆さん「先生頑張って!」と笑顔で言ってくださいました。改めて、患者さんと良い関係が築けていたんだなと、とてもうれしい気持ちになりました。美容皮膚科の施術を受けるとき、最初は勇気が出ない方もいるかもしれません。でも、一度私の施術を受けた患者さんが、今度は違う施術も受けてみたいとおっしゃってくれることが多かったんです。「最初は受けるつもりはなかったけれど、先生が提案してくれるならやってみようと思って」という患者さんの言葉は、今でも励みになっていますね。

みんなに元気やパワーを与えられる場所にしたい

先生が医師になったきっかけを聞かせてください。

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院5

父が医師で、小さい頃から患者さんに何かあると、さっと家を飛び出していく姿を見ていたんです。小さい頃って戦隊ヒーローに憧れるじゃないですか。だから私も、父の人助けする姿に影響を受けたのです。医学部をめざして受験勉強する間には挫折しそうになったこともありました。でも母が、「諦めたら一生、諦めたことが心に残るよ」と応援してくれて。大学入学後は勉強ももちろん頑張りましたが、部活動にも力を入れて取り組んでいました。小さい頃はバイオリンを習っていて、吹奏楽部ではコントラバスを弾くなど弦楽器にずっと関わっていたので、大学の部活ではジャズのベースを担当していたんです。ジャズにおけるベースはすごく重要なポジションなので、スポーツではなく音楽の部活なのに、体育会系の姿勢で一生懸命練習していました(笑)。

休日はどんなふうに過ごしているのですか?

新しい体験ができるような場所に行ったり、自分より先を進んでいる人と食事をしたりしていますね。人生をより良くするための動きが好きなので、セミナーや講習などを受けることもあります。自分の視野を広げるような体験をすることが好きなんです。ただ月に1回程度は、誰とも会わずに自分のための時間をつくり、自分で自分をおもてなしする時間も大切にしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

吉川とも子院長 a メディカルクリニック 代々木院6

最近は美容皮膚科の施術もスタンダードになり、施術を受ける人も増えてきていると感じます。しかし、悩んではいるけれどまだ一歩踏み出せないという方も少なくないと思いますので、そんな方々でも相談しやすいクリニックになりたいです。まだ小規模なクリニックだからこそ、患者さん一人ひとりに寄り添った診療ができると思っています。今後は肌質やしわ、ニキビ痕などに悩んでいる方にご提案できるような施術内容も充実させていきたいですね。自分に手をかけることで元気に、そして活力的に過ごせる方が増えれば、社会にとっても良いことだと思います。当院を、地域の皆さんに元気を与えられる「パワースポット」のような場所にしていけるよう、診療を続けていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

AGA治療/6600円~、美容皮膚科/レーザー施術:1万9800円~

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