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江川 峻哉 院長、鈴木 学 先生の独自取材記事

日吉本町えがわ耳鼻咽喉科

(横浜市港北区/日吉本町駅)

最終更新日:2024/03/15

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科 main

日吉本町駅から徒歩3分ところに「日吉本町えがわ耳鼻咽喉科」はある。江川峻哉院長は、大学病院で培った技術と豊富な経験を生かし、生まれ育った日吉本町に恩返しがしたいと、地元での開院を決意。新生児から高齢者まで「家族で安心して通えるクリニック」として2023年11月にオープンした。特筆すべきは、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の江川院長のほかに、日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医の鈴木学先生による小児科診療も受けられる点だ。子どもが風邪をひいた時、耳鼻咽喉科と小児科どちらを受診するか迷う際も、安心してかかれるだろう。大学時代からの親友だという2人の共通点は「大の子ども好き」ということ。そんな2人に、同院ならではの診療について、患者への真摯な想いとともに話してもらった。

(取材日2024年1月31日)

日吉本町を元気にする、地域に根差した耳鼻咽喉科

まずはこちらで開院された経緯について教えてください。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科1

【江川院長】私は昭和大学医学部を卒業後、15年にわたり大学病院や関連病院で外来診療や多数の手術に携わってきましたが、子どもが大好きだったことや、これまで自分がお世話になった方たちに恩返ししたいという思いから、地元での開院を決意しました。日吉本町は、私が生まれ育った町で、ここには、昭和の終わりに建築士をしている父が手がけた耳鼻咽喉科渡辺医院がありました。その先生が引退されたのを機に紹介されたのがきっかけで、日吉本町駅からほど近いこの場所で開院させていただく運びとなりました。当院も再び父の手によって生まれ変わり、町の方たちから「開院を楽しみにしていたよ」と、温かく迎えていただき、ありがたい思いでいっぱいです。

クリニックの特徴についてお聞かせください。

【江川院長】当院には私の他に小児科を専門とする鈴木先生がおり、耳鼻咽喉科と小児科に対応しています。お子さまが発熱したけれど鼻水もすごい、耳鼻咽喉科と小児科のどちらへ行けばいいのかわからないという時に、まずは当院へお越しくださいと言えることが大きな強みですね。耳鼻咽喉科や小児科は待合室が非常に混んでいて、待ち時間が長いという印象をお持ちの方も多いと思います。当院ではウェブ問診システムのほか、耳鼻咽喉科では順番予約制、小児科では時間予約制を導入することで待ち時間を減らし、患者さん一人ひとりに時間をかけた丁寧な診療を大切にするため試行錯誤しています。治療の説明や検査の説明ではオリジナル動画を作成し、クリニック公式のSNSに載せて、当院にいるとき以外にも患者さんが情報を得られるよう配慮しています。

お二人は学生時代からのお付き合いだそうですね。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科2

【江川院長】鈴木先生は大学時代からの親友で、今では家族ぐるみでお付き合いする仲です。子ども好きの私から見ても、本当に子どもが好きということが伝わってくる先生で、うちの子どもたちともすぐに仲良くなってしまったくらいです。
【鈴木先生】昭和大学は1年生の間は寮生活なので、江川先生とは文字どおり苦楽をともにした仲です。同期の中でも特に波長が合い、印象に残った授業の話や医療に関わる者としての姿勢についてなど、よく話していました。まさか一緒に仕事をするようになるとは夢にも思いませんでしたが、「地域の誰もが安心して受診できるクリニック」づくりに参加できてうれしいですね。

耳鼻咽喉科と小児科の連携で、精度の高い診断と治療を

耳鼻咽喉科と小児科が連携して診療できるメリットを教えてください。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科3

【江川院長】気になる症状があった時、言葉を話せない赤ちゃんに精通した小児科の先生がすぐ隣にいてくれる安心感は大きいですね。耳鼻科領域の病気でなかった場合、そのまま小児科で診てもらえるので、幅広い分野の病気を視野に入れた診察が可能です。親御さんにとっても、体調の悪いお子さまを連れてあちこち行かずに済むだけでなく、早期に適切な治療につながりやすい安心感は大きいと思います。
【鈴木先生】小児科で診て、お鼻の処置をしてもらったほうがいいなという時、すぐ隣の診察室へお願いできる点はとてもありがたいですね。また、お鼻の奥や耳の中の炎症がひどくてお薬を飲む必要がある時、耳鼻咽喉科の先生からお子さまの病態を画像で見ながら説明していただけるので、保護者の理解が深まるだけでなく、痛みを伴わない中耳炎が進行していないか確認もしてもらえるので、とてもありがたいですね。

さまざまな検査に対応しているそうですね。

【江川院長】大学病院では多数のがん手術に携わりましたが、クリニックでは私が早い段階で病気を見つけ、早期治療につなげなければなりません。診療の際は、専用の内視鏡を駆使してモニター画像で、耳・鼻・喉・口の中の症状を患者さんに見ていただきながら、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。自分で症状を伝えることが難しい小さいお子さまに対して、治療の経過を見ていただくことで、納得していただける治療をめざしています。他にも、聴力検査、重心動揺検査、超音波検査、院内迅速アレルギー測定機器、自動血球計数CRP測定装置などを導入し、迅速で精度の高い検査に対応しています。

新生児や発達・発育相談にも対応されているのですね。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科4

【鈴木先生】私は周産期(新生児)専門医を取得していて、NICUや産院での勤務が長かったこともあり、生まれたばかりの小さなお子さまの診察が得意です。また、当院では「耳の聞こえが悪い」といった耳鼻科領域で対応する症状だけでなく、「言葉が少し遅い」「落ち着きがない」「こだわりが強くて育てにくい」などのお悩みについても対応いたします。最近は、ご自宅や集団保育先での行動の様子などからお子さまの発達障害の可能性を心配され、悩まれる保護者の方も少なくありません。発達障害が疑われる場合は、幼児期からの個別または小集団での療育によって、コミュニケーション力の発達を促し、適応力を伸ばすことがめざせます。どうか一人で悩まず、些細なことでもお気軽にご相談ください。

ここへ来て良かったと喜んでもらえるクリニックに

医師をめざそうと思ったきっかけについて教えてください。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科5

【江川院長】私はキリスト教の学校に通っていたので、人のために尽くすのが当たり前という教育を受けて育ちました。小学生の卒業アルバムで「将来は医者になりたい」と書いていたので、その頃から誰かの役に立ちたいと思い続けていたようです。とにかく子どもが大好きなので、開業医となった今、赤ちゃんから高齢者まで、幅広い年代の患者さんと向き合えることが本当にうれしいですね。
【鈴木先生】私は子どもの頃、アトピー性皮膚炎がひどくてずっと通院していたので、自然といつか自分も医師になって病気を治すことに関わっていきたいと思うようになりました。当院は時間予約制なので、保護者の方とじっくりお話しできるのがありがたいですね。

今後の展望をお聞かせください。

【江川院長】耳鼻咽喉科での処置を嫌がるお子さまは少なくありませんが、こまめな声かけや、治療後にはご褒美を用意するなどして、お子さまが嫌な気持ちを引きずらないよう配慮しています。どんなに忙しくても、患者さんやご家族への声かけには配慮します。また、大人の治療にもしっかり対応しており、補聴器の相談や睡眠時無呼吸症候群、アレルギー、甲状腺など首から上のことはぜひ相談ください。クリニックのハードルはできるだけ低くして「ここへ来て良かった」と思っていただけたらうれしいですね。
【鈴木先生】今は水曜の午後と土曜の午前中の外来診療を担当しているのですが、4月からは少し枠を増やし、お役に立てればと思っています。勤務医時代はローテーションで一つの病院に長くいることがきませんでしたが、地域に根差した耳鼻咽喉科クリニックで、患者さんが大きくなってからも末長く向き合っていけるのが楽しみですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

江川峻哉院長、鈴木学先生 日吉本町えがわ耳鼻咽喉科6

【江川院長】耳鼻咽喉科は生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りの方まですべての方が対象なので、ご家族みんなに寄り添い、地域に貢献できればと思っています。私も鈴木先生も、わが子の入院や手術を経験しているので、具合の悪いお子さまを思う親御さんの不安な気持ちは痛いほどわかります。
【鈴木先生】私も親として不安な思いをした経験から、できるだけ保護者の気持ちに寄り添い、大丈夫ですよと安心させてあげたいと思っています。つらい思いを抱え込まないために、話を聞きに来るだけでもいいと思います。些細な悩みや心配ごとでも、気軽にご相談ください。

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