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脳卒中を未然に防ぐために
脳ドックで脳の健康状態を知る

たけもと脳神経外科

(名古屋市天白区/植田駅)

最終更新日:2024/03/15

たけもと脳神経外科 脳卒中を未然に防ぐために 脳ドックで脳の健康状態を知る たけもと脳神経外科 脳卒中を未然に防ぐために 脳ドックで脳の健康状態を知る
  • 自由診療

がんや心臓疾患と並んで、三大疾病に挙げられる脳卒中。その多くは突然発症し、帰らぬ人となるか、一命を取りとめたとしても後遺症が残ることもある怖い病気だ。にもかかわらず、会社の健康診断や自治体の健診では、頭部の検査はされないことが多い。また、「脳卒中にはなりたくはないけれど、自覚症状もないので受ける必要がない」と思っている人も多いだろう。脳卒中で倒れる前に未然に防ぐことはできないのだろうか? という疑問に対して答えてくれたのは、「たけもと脳神経外科」の竹本将也院長だ。「脳ドックで脳の内部や血管の状態を検査すれば、将来起こり得る脳梗塞や脳出血を予測することは望めます」という。脳卒中の早期発見に有用な「脳ドック」とは、どういう検査なのかを竹本院長に詳しく聞いた。

(取材日2024年2月21日)

自分の脳の中が視覚的にわかる脳ドックで、血管状態やリスクを把握して、脳卒中の予防に役立てよう

Q脳ドックとはどんな検査なのですか?
A
たけもと脳神経外科 身体への負担も少なく、高精度なMRIを完備

▲身体への負担も少なく、高精度なMRIを完備

検査では、MRIという強力な磁場が発生しているトンネル状の装置の中に仰向けの状態で入って撮影をします。造影剤も使わず、CTのように放射線の被ばくもありませんが、インプラントやピアス等の金属は撮影に影響を及ぼすので、可能なものは外して撮影することが必要です。MRI画像は脳の断面像、MRA画像はそれを3D処理し脳の血管を立体的に撮影したものです。撮影中はピーやガーなど大きな音が発生するため、びっくりするかもしれません。また、撮影にCTよりも時間がかかるのは数種類の違った撮影方法を用いているためです。日々進化する技術によってその解像度も高くなっており、小さな脳梗塞も解析できるようになっています。

Q脳ドックはどういう人にお勧めなのでしょう?
A
たけもと脳神経外科 画像を使いながら優しく教えてくれる院長

▲画像を使いながら優しく教えてくれる院長

脳卒中は脳出血や脳梗塞の場合においては、年齢が高くなるほど発症する可能性が多くなります。しかし、くも膜下出血の場合はその原因は生活習慣のみではなく、脳血管に脆弱性がもともと存在していることも原因となりえるため思いのほか若くして発症することもあります。中学生で発症し運ばれてきた子どももいました。とは言え、統計学的には発症年齢のピークは50代半ば。そういう意味では50歳となる前に、是非1度は脳ドック検査を受けていただきたいです。親や親戚が脳卒中になったことのある方、生活習慣病で治療されている方、飲酒や喫煙習慣のある方はくも膜下出血の発症確率が少し高くなるので、一度は検査してみると特に良いでしょう。

Q脳ドックで異常が見つかったらどうするのですか?
A
たけもと脳神経外科 更衣室もしっかり完備されている

▲更衣室もしっかり完備されている

脳腫瘍や大きな脳動脈瘤など見つかり、早期に手術や治療が必要となることがありますが、実際に頻繁に見つかるのは、動脈硬化や無症状な脳梗塞です。その場合は、脳ドック画像で異常がない方よりも将来的に脳出血や脳梗塞を発症するリスクが高くなりますので、血圧やコレステロールの値に注目をし、問題があればそこを是正するような生活指導をします。小さい脳動脈瘤や小さい良性の脳腫瘍が見つかった場合は、脳ドックではなく保険診療にて定期的な検査を行い、その後も状況を観察していきます。実際には大きな病気が見つかるのはまれであり、何かが見つかるとしても、事が大きくなる前段階がほとんどなのであまり怖がらずに受けてほしいですね。

Q脳ドックを受けるメリットについて教えてください。
A
たけもと脳神経外科 質問は丁寧に対応してくれる

▲質問は丁寧に対応してくれる

検査をすることで、ご自身の健康を意識づけできるというのは大きなメリットです。生活習慣病がある方のMRI画像では、細かな動脈硬化の変化が時々見られますが、その様な脳ドックの結果を目の当たりにすることで、生活習慣をさらに改めるきっかけにもなると思います。少しでも自分の健康に関心があり、現時点で脳卒中に対する危険要素があるかどうか気になるという方には、脳ドックは一つの答えになると思います。なお、認知症を心配されて脳ドックを受診される方も多いですが、多少の脳の萎縮があってもそれが直接的に認知症に結びつくわけではないので、認知症に対する心配に関しては、できるだけ不安をあおらないように対応しております。

Qこちらで受けられる脳ドックの特徴を教えてください。
A
たけもと脳神経外科 早めの受診・相談を呼び掛けている

▲早めの受診・相談を呼び掛けている

できるだけ多くの人に脳ドックを受けてもらい、脳卒中になる方を1人でも減らしていきたいという思いがあります。そのために皆さんが脳ドックを受けるというハードルを少しでも下げていきたいと考えています。脳ドックは自費診療にはなりますが、当院では費用面のハードルを下げられるように工夫しているので、比較的価格に配慮した脳ドックが提供できていると思います。開業前の勤務医の時代でも毎週、数十人の脳ドック画像の読影を行っていましたので、脳神経外科医として私が責任を持ち、常に患者さん目線に立ちながら画像診断を行っています。なお、診断に迷う時には外部の放射線科の医師に相談できるシステムも構築しております。

ドクターからのメッセージ

竹本 将也院長

脳卒中を起こす可能性のあるものを発見することで、大きな後遺症が残りやすい脳卒中を未然に防ぐことが、脳ドックの目的です。脳ドックは自費診療なので、費用が高いというイメージがあると思いますが、「頭の病気が気になるな」と思った時こそ、思い切って受けていただきたいですね。脳の画像をご自身の目で見れば、気になっていた不安の解消にもつながると思いますので、まずは一歩踏み出すことから始めてください。当院のMRIとMRAのみのコースでは、約13分ぐらいで終わりますし、消化器検査のように内視鏡を体に入れるような苦痛もありません。簡単な検査で脳卒中の危険を予測できますので、ぜひ気軽に受けてみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万円、2万5000円、2万9000円の各コース

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