交通事故に遭ったら整形外科へ
事前に知っておくべき情報とは

交通事故に遭ったら、適切な検査・診断・治療と、補償に必要な診断書作成のためにも整形外科へ

Q交通事故に遭った場合、まずは何をしたらよいのでしょうか。

A

▲画像を使い、わかりやすく説明してくれる

まずは交通事故に遭ったら警察に届け出ます。事故の相手との連絡先の交換も必要です。相手の自賠責保険や任意保険会社についても確認しておきましょう。ご自身が加入している保険会社への連絡も不可欠です。最後に、ケガの程度にかかわらず、医療機関を受診しましょう。交通事故では、筋肉や骨格、関節、神経の損傷が多く見られるため、これらを専門とする整形外科を受診することをお勧めします。さまざまな事情で事故と受診との間隔が2週間以上あいた場合、たとえ事故に起因する痛みでも、持病との区別がつきにくく治療と補償を十分に受けられない恐れがありますので、まずは整形外科を受診し症状を詳しく医師へ伝えることが大切です。

Q交通事故に遭った際の治療費や通院期間の目安を教えてください。

A

▲スムーズな診断や治療に備えている

交通事故によるケガは、自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）の対象になれば、治療費は保険会社に請求されますので、患者さんご自身の負担はありません。治療費の心配はせず、安心して検査と治療に専念していただけます。もし自賠責保険対象外であっても、ご自身の加入されている任意保険や国民健康保険を使って治療ができる場合があります。事故から3ヵ月の間は、治療頻度に応じて治療効果が現れやすいです。週3〜4回程度を目安にリハビリを受けていただくと良い経過が期待できるでしょう。症状がなくなれば通院は終了です。後遺症を残さないためにも、症状の程度を問わず、早期の治療開始と継続的な治療が重要です。

Qすぐに医療機関を受診したほうがよいのでしょうか。

A

▲事故後は必ず警察への連絡だけではなく、病院受診の徹底を

整形外科では、レントゲンやMRIを用いた検査・診断が可能です。これらの検査により、骨や筋肉、靱帯、神経の損傷、加齢に伴う変化を理解し、痛みの原因を明確化し、納得感をもって治療に専念していただけると考えています。さらに、診断書の作成、保険会社さまへの病状報告、投薬、リハビリまで一貫したサポートが可能です。また後遺障害診断書は医師しか作成できません。医療機関での病状経過のカルテ記録がないと、医療機関から後遺障害診断書の作成を断られる場合があります。そのため、のちのちのことを考えると、事故の早い段階で整形外科といった医療機関の受診をお勧めします。

Qエックス線検査と併せてMRI検査も受けたほうがよいのですか？

A

▲MRIで詳しい検査が可能

交通事故の場合、外見上は問題ないように見えても身体へ大きな衝撃・負担がかかっています。首や腰の椎間板や筋肉、関節、神経の損傷がメインです。事故直後のレントゲンでは異常がなく、痛みが長引くためMRI検査をしたら骨折が判明する事もあります。MRI検査でケガの状況を早期から正確に把握し、適切な治療を開始することが重要です。また、むちうちの後遺障害等級の審査ではMRI検査は必須と言われています。当院では受傷後早期にMRI検査が受けられる体制を整えており、検査の時間は20分ほどです。専門の医師が画像を丁寧に読み解いて検査結果をお伝えします。

Qこちらではリハビリに力を入れていると伺いました。

A

▲マンツーマンで専門のスタッフによる指導

当院では、理学療法士が凝り固まって痛い筋肉を優しく手でマッサージしたり、電気をあてたり温めたりして痛みを和らげ、狭くなってしまった可動域をひろげ、症状の改善に努めます。リハビリ助手は患者さまの心に寄り添い、さまざまなリハビリ機器を使ってつらい痛みや不安を和らげることに努めています。当院のリハビリは、仕事の帰りにリハビリが受けられるように平日は19時まで、土曜日は17時30分まで行っています。交通事故によるケガの痛みは日々変化しますが、根気強くリハビリを続けることで痛みの改善をゆっくりと図っていきます。交通事故後の痛みでお困りの方はぜひ当院へご相談ください。