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西村 一成 院長の独自取材記事

千林大宮はら耳鼻咽喉科

(大阪市旭区/千林大宮駅)

最終更新日:2023/11/16

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科 main

千林大宮駅から徒歩約1分と通院に便利な場所にある「千林大宮はら耳鼻咽喉科」は、2023年11月オープン。明るい院内と愛らしいコアラのロゴマークが印象的で、子どもから高齢者まで幅広い患者を温かく迎え入れる。院長の西村一成先生は、20年近くにわたり西日本の各地にある基幹病院で診療を続けてきたベテラン医師。一般的な耳鼻咽喉科領域の疾患に加えて、食べ物が飲み込みにくくなる嚥下障害の患者を多く診察してきた経験がある。高い専門性も発揮しながら、地域の患者の悩みに寄り添った診療が、西村院長の大きな強みだ。またクリニックでは、スタッフが生き生きと働けるような職場環境づくりにも力を注ぎたいという。西村院長に、新しいクリニックへの想いや、診察をする上で心がけていることなどをじっくり語ってもらった。

(取材日2023年10月23日)

培ってきた経験と技術を地域に還元していきたい

こちらのクリニックを開業するまでの経緯を教えてください。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科1

開業を考えていたときに、医療法人結和会の理事長である原聡先生にお声がけいただいたことがきっかけです。原理事長自身も、開業医として長く耳鼻咽喉科診療に携わっていらっしゃいます。患者さんに接する姿がとても親身で優しく、診療に対する想いに深く共感しました。この地域は自分の地元ではありませんが、開業の相談をしている時に千林大宮という土地に巡り合い、こちらで院長を務めることになりました。すぐ近くに大きな商店街があり、人通りも多い場所です。昔ながらの町並みのような雰囲気があり、小さな子どもから学生、高齢者まで幅広い年齢層でにぎわっているのが特徴で、既にこの地域への親しみを感じております。これから、地域の皆さまのお力になりたいと思っていますので、気軽にご来院いただければうれしいですね。

西村院長のご経歴についてお伺いできますか。

これまで20年近く勤務医としてさまざまな経験をしてきました。滋賀県大津市、岡山県倉敷市、兵庫県尼崎市、和歌山県和歌山市と、その地域の基幹病院や急性期病院で診療に携わってきました。勤務医時代は耳鼻咽喉科全般を幅広く診療し、悪性腫瘍や嚥下障害の診断や手術も経験しています。さまざまな経験を通して自分が培ってきた技術を、地域の方に還元できたらと思っています。このクリニックでは、子どもの中耳炎や鼻炎といった一般的な耳鼻咽喉科領域に関する疾患が多いのではないかと思っています。また、日常の何げない症状に重篤な疾患が隠れていることもありますので、危険な症例を見逃さずに適切な治療をご提供したいと思います。

力を入れていきたい治療には、どういったものがありますか。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科2

耳鼻咽喉科はその名のとおり、耳、鼻、のどと診る範囲の広い診療科です。「町の耳鼻咽喉科」として幅広い疾患に対応し、患者さん一人ひとりを丁寧に診察する。まずはそんな当たり前のことを地道に続けていきたいですね。土地柄、さまざまな年齢層の方がいらっしゃいます。お子さんから高齢の方まで、「優しい耳鼻咽喉科の診療」を提供したいです。以前勤務していた病院では、耳鼻咽喉科領域のがんの患者さんや嚥下障害の患者さんを多く診察してきました。その経験から、当院でもクリニック内でできる専門性の高い診療にも注力できればと思っています。嚥下障害は、口の中のものをうまく飲み込めなくなる状態のことで、特に高齢者に多く見られる症状です。「食べ物が飲み込みにくくて」という症状で困っている患者さんが来られたときに、しっかり診察したいと考えていますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

一人ひとりを尊重した診療で信頼関係を築く

診察するときに心がけていることはありますか。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科3

患者さんは、何か困っていることがあって医療機関にいらっしゃいます。そんな不安や心配事を抱えている患者さんを尊重し、悩みをくみ取れるよう、丁寧な診療を大切にしています。患者さんに「このクリニックに来て良かったな」と思ってもらいたいですね。お子さんの診療では、私自身も子どもが2人おりますので、様子を見ながら親しみやすい雰囲気で迎えることを心がけています。小さいお子さんは我慢しながら診療を受けることもあるかと思います。診察の後は、些細なことでも、お子さんができたことをたくさん褒めて、その頑張りをねぎらってあげたいです。そして次も怖がらずに来てもらえたらうれしいですね。また同じ親として、ご両親のお悩みにも寄り添えるようにしたいと思っています。

どのようにスタッフ教育をされているのでしょうか。

現在、クリニックにはスタッフが8人ほど在籍しています。人にはそれぞれ、できることとできないことがあります。足りない部分をスタッフみんなで少しずつ補い、お互いに助け合っていきたいですね。また、スタッフの人数が少なくなると一人あたりの仕事量が多くなり、そのぶん負担が増えることになります。スタッフを多く配置することで、一人ひとりの負担を減らし、なるべくストレスなく仕事ができるような職場環境をめざしています。そんな職場環境が、結果的に患者さんにとっても通いやすいクリニックになるのではないでしょうか。原理事長のクリニックを訪れた際、スタッフの方が皆生き生きと働いていたことがとても印象的で、心に残っています。このクリニックでもみんなでサポートし合える体制を整え、仲良く楽しく仕事をしていきたいです。

クリニックのロゴマークがとてもかわいいですね。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科4

医療法人結和会の耳鼻咽喉科のクリニックのロゴマークは、すべて動物にカタツムリがちょこんと乗っているんですよ。当クリニックを開業するときに「うちは何の動物モチーフにしようかな」と迷っていました。家でも考えていたら、息子が「コアラがいい」と言ったんです。たしかに、コアラはいつも子どもと一緒にいるイメージもあり、親近感もあっていいなと思い、コアラに決めました。グループ共通のカタツムリも、愛らしくて気に入っています。

患者が安心して相談できる耳鼻咽喉科をめざす

医師をめざしたきっかけと、耳鼻咽喉科を専攻された経緯を教えてください。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科5

父が医師ということもあり、小さい頃から自然と自分も医師をめざすようになりました。父は朝早く家を出て、夜遅くに帰ってくるので会えないことも多く、土日も家で手術の写真を見ながら熱心に仕事をしている姿を覚えています。そんな父を見ながら「自分も医師になるんだ」と思っていました。医学は内科と外科に分かれますが、自分の手を使って手術を行う外科のほうが合っているかなと考えて、まず外科系を選択しました。その中でも、「耳・鼻・のど」と扱う範囲が広い耳鼻咽喉科に魅力を感じました。また、若い時に出会った耳鼻咽喉科の先生の影響もあります。もともと細かい作業が好きなので、プラモデルをよく作ったり、絵もよく描いたりしていました。手先の器用さがこの仕事に生かされているのかもしれません。

毎日お忙しいと思いますが、休みの日はどう過ごされていますか。

休日は、子どもとキャッチボールをしたり、家でのんびりしたりして過ごしています。ドライブも好きなので、近くの海沿いを運転してリフレッシュしています。実はこれといった趣味がないので、これからつくっていこうかと思っているところです。趣味にも打ち込むことで、人間として幅が出て、医療従事者としての自分にも深みが増すのではと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

西村一成院長 千林大宮はら耳鼻咽喉科6

地域の皆さんにクリニックを知っていただき、多くの患者さんに来ていただけたらなと思っています。私自身が20年ほど地域の急性期病院などで勤務してきましたので、自分が培ってきた経験と専門性の高い技術で、地域の皆さんの健康に貢献していきたいです。小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い年代の方に耳鼻咽喉科の診療を提供し、困ったときにはいつでも安心して受診していただけるようなクリニックをめざします。少しでも気になること、不安や心配事がありましたら、遠慮なく気軽にお越しいただけるとうれしいです。スタッフとともにお待ちしています。

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