全国のドクター9,299人の想いを取材
クリニック・病院 158,579件の情報を掲載(2024年6月11日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 三軒茶屋駅
  5. コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋
  6. 荒尾 和哉 院長

荒尾 和哉 院長の独自取材記事

コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2023/10/05

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋 main

三軒茶屋駅から徒歩1分の医療ビル2階にある「コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋」。院長の荒尾和哉先生はこれまで大学病院の皮膚科などで先進の医療に携わってきた日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。一方で、レーザーを使ったケアをはじめとした美容皮膚科領域も研鑽しており、同院では保険診療、自由診療の診療メニューを取りそろえ、患者のニーズにも幅広く対応している。待合室の椅子はカフェのカウンターのように窓向きに設置され、茶沢通りのにぎわいを眼下にリラックスして待つことができそうだ。クリニック名にもなっているコアラモチーフの小物がさりげなく配置されているなど、荒尾院長の温かな人柄が感じられる院内で診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2023年9月19日)

皮膚科専門医として地域医療に貢献したいと開業を決意

クリニック名も、親子コアラのロゴマークもかわいらしいですね。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋1

当院は皮膚科・小児皮膚科だけではなく美容皮膚科も標榜しています。美容というとハードルが高い印象をお持ちの方も少なくありませんが、どんな人にも気軽に利用してほしいというのが一番の願いです。「入りにくい」と、感じる人が減るように、クリニック名を動物の名前にするのもいいなと考えていた時に思ったのがコアラでした。コアラというと親子で密着している姿を思い浮かべる人も多いですよね。親しみやすいクリニックでありたい、お子さんからシニアまで家族全員のかかりつけ医でありたいという思いを表すのにもピッタリだなと思い、ロゴマークも親子コアラにしました。

院内づくりでこだわった点を教えてください。

診察室が1つ、カウンセリング室が1つ、先進のレーザー機器などを設置した施術室が2つあるのですが、いずれも完全個室になっています。カーテンだけで仕切る方法もありましたが、デリケートな皮膚のお悩みでいらっしゃる患者さんも多いのでプライバシーを重視したいと考えました。待合室の椅子もすべて窓に向けて並べているので、他の人の目を気にせずに過ごせるのではないでしょうか。カフェのような雰囲気にして、雑誌などを置いたのは、待ち時間も緊張せずにリラックスして過ごしてほしかったからです。パソコンを広げて仕事をしながら待っている方もいらっしゃり、仕事がはかどると好評です。診察前のメイクオフ、診察後のメイクなどもできる洗面台も2台、しっかりとパーティションで区切って用意しました。

どのような患者さんが多いのでしょうか。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋2

美容皮膚科をご希望の方が全体の約7割です。ピコレーザー、光照射器を用いた施術が中心で20代から50代の女性が多いのですが、もちろん男性もいて、しみ取りや医療脱毛などをご希望されます。世田谷線を利用して通っていただいている方も多いですね。私も5年前から三軒茶屋に住んでいて、ちょうど東邦大学医療センター大橋病院皮膚科医長をしていた頃からになります。東邦大学医療センター大橋病院は隣駅の池尻大橋にあるので、今でも先生方と密に連携しています。ただ、このエリアには今まで日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医が少なかったので、資格を生かして地域医療に貢献できるのではないかとの思いもあって住み慣れたこのエリアで開業することにしました。

美容皮膚科にも注力し幅広い患者ニーズに対応

なぜ、美容皮膚科にも力を入れるようになったのでしょうか。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋3

大学病院では保険診療を中心に経験を重ねてきましたが、患者さんの願いをかなえきれない部分もあることに歯がゆさを感じていました。例えば、重度のやけどの治療では、保険診療だと、皮膚が自然に再生できるように促すところまでしか対応できません。しかし「治療痕をもっときれいにしたい」と、思っている患者さんもたくさんいて、そういったニーズに応えるには美容皮膚科の自由診療が必要だと痛感していました。そこで、レーザー治療の研鑽を積むなどして「いずれ開業したら皮膚科だけではなく美容皮膚科も掲げよう」と、早い時期から目標としていました。開業にあたっては、ダウンタイムが少なく敏感肌でも使用できる先進のレーザー機器を複数台そろえることにもこだわりました。

保険診療も行うクリニックで自費の美容医療を受けるメリットを教えてください。

例えば、しみ1つとってもしっかりと診断に基づいた適切なケアが受けられるというメリットがあります。しみというと、紫外線などによってできる老人性色素斑や、そばかすなどがよく知られていますが、実はそれだけではありません。肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス、老人性色素斑のほか、脂漏性角化症のようなイボ状に盛り上がったしみも含めると何種類もあります。保険診療の経験を生かして、いったいどのような種類のしみなのか見極め、それぞれに適した治療やケアを行うことが可能です。特にご高齢の方のしみは、がんということもまれにあるので注意しなくてはいけません。大学病院などで皮膚がんも数多く診てきた経験を生かして、見逃しのないように診療にあたっています。万が一の場合は東邦大学医療センター大橋病院などにご紹介しています。

診療にあたって大切にしていることを教えてください。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋4

お肌の悩みはデリケートな問題です。同じような症状でも、患者さんによって深刻度もどこまでを目標にしたいのかも異なるので、一人ひとりが満足できるオーダーメイドな診療をしていきたいと思っています。カウンセリングでカウンセラーを置くのではなく、私自身が行うようにしているのもそのためです。基本的に私が毎日いて、他の医師が代診している日はありません。「あのクリニックに行けば、いつでも院長が診てくれる」というのが患者さんの安心感につながればと思います。看護師は2人いますが、皮膚科の保険診療、美容皮膚科の自由診療、どちらの経験も十分に積んでいるベテランなので、とても心強いです。レーザーも機種や当て方で仕上がりが変わりますので、こだわりを持って診療・施術にあたっています。受付のスタッフともども、患者さんに信頼して通っていただける場所にしていきたいと思っています。

かかりつけ医として患者一人ひとりを末永く見守りたい

今後の展望についてお聞かせください。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋5

これからも、お子さんから高齢者まで保険診療も自由診療も同じように力を入れながら、地域の皆さんのニーズに応えていきたいと思っています。お肌のかかりつけ医として、一人ひとりの患者さんをできるだけ長く見守っていきたいです。例えば、アトピー性皮膚炎なども一人の医師が子ども時代から大人になるまで継続して診ていったほうがライフスタイルに応じたアドバイスもしやすいと思います。当院では、アトピー性皮膚炎などのかゆみや湿疹の治療に、大学病院などで使われている紫外線治療機器を活用しています。保険診療で使用できますし、なかなか症状の改善が見込めないアトピー性皮膚炎でお悩みの方などもご相談ください。その他、さまざまな皮膚の問題を今後とも幅広く深く対応していきたいと思っています。

忙しい毎日だと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

息子と遊ぶのを楽しみにしています。まだ1歳なので家で遊ぶか、公園にお散歩に出かけるくらいしかできないのですが、大きくなったら私が中学時代からしているテニスを一緒にできたらいいですね。子どもの患者さんも多いですが、自身に子どもが生まれてからは、今まで以上に学校行事などに合わせて治療スケジュールを変更するなど柔軟な対応を心がけるようになりました。兄弟姉妹の有無も聞き、親御さんが薬を塗る場合はあえて薬の種類を減らしたり、ローションタイプの塗りやすいものに替えたりと心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

荒尾和哉院長 コアラ皮膚科・美容皮膚科クリニック三軒茶屋6

皮膚のことでお困り事があれば、一度相談にいらしてください。日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医であり、保険が利く中波紫外線療法の機械などもあり、治療の引き出しは多いです。自由診療も経験豊富なスタッフとともに施術にあたっています。これまで渋谷、表参道、恵比寿、新宿などの美容皮膚科に足を伸ばしていた方も、当院にもピコレーザーや光照射器を含めた先進の機器が複数台そろっていますので、立ち寄ってもらえたらうれしいです。最初は皮膚科に通っていて美容皮膚科に興味を持たれる方もいますし、その逆もあります。どちらの入り口からでも、末永くお肌の健康を見守らせていただければと願っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみケア/5500円~、医療脱毛/全顔:1万9800円

Access