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日帰りの硝子体手術で
網膜剥離や黄斑上膜を素早く治療

鷺沼うすい眼科

(川崎市宮前区/鷺沼駅)

最終更新日:2023/07/27

鷺沼うすい眼科 日帰りの硝子体手術で 網膜剥離や黄斑上膜を素早く治療 鷺沼うすい眼科 日帰りの硝子体手術で 網膜剥離や黄斑上膜を素早く治療
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眼科の手術の中でも高度な技術が求められる硝子体手術。黄斑上膜や網膜剥離などの疾患に適応される手術で、眼球の中にある変性してしまった硝子体を除去するもの。中には放っておくと視力が著しく低下したり、最悪の場合失明したりする病気があるため、早めの手術が重要になってくる。そこで日帰りでの硝子体手術を行っているのが「鷺沼うすい眼科」だ。同クリニックの薄井隆宏院長は大学病院などで難症例の手術に携わってきたスペシャリスト。「早く治療を行えれば病状も回復しやすいと見込めるので、目に異常があると感じたらすぐに受診して病気があるかどうかチェックを受けることが重要」と話す薄井院長に、硝子体手術が必要なケースや手術の特徴などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年7月6日)

日帰りで対応する硝子体手術。麻酔の工夫などで痛みを抑えながら、丁寧かつスピーディーに

Q硝子体手術はどのような病気の場合に行うのでしょうか?
A
鷺沼うすい眼科 小さな不調を見逃さずにクリニックを受診しよう

▲小さな不調を見逃さずにクリニックを受診しよう

硝子体手術で最も多いのは黄斑上膜といわれる病気で、加齢などにより縮んでしまった硝子体が網膜から離れることによって起こるものです。物が歪んで見えるなどの症状が起きますが、視力が低下してくる前に手術が必要です。あとは網膜に小さな穴が開いてしまう黄斑円孔、網膜剥離、増殖性の糖尿病網膜症などに硝子体手術が適応されます。最終的には失明に至る病気もあるため、なるべく早めに治療を受けることが重要ですし、治療をしないと何かしらの後遺症が残るリスクも高まります。手術をせずに病気を放置していてもどんどん悪化していくだけですから、何か異常があると感じたらすぐにクリニックを受診するようにしてください。

Qどのような症状の際に受診すれば良いのでしょうか?
A
鷺沼うすい眼科 定期的な検査が早期発見のポイント

▲定期的な検査が早期発見のポイント

目は両目が補い合うため、良いほうが悪いほうをカバーしてしまい、よほど敏感でないと自分では異常を見つけにくい部分です。大切なのは、何も症状がなくても定期的に眼科を受診すること。特に病気になりやすい40代、50代からは定期的にチェックしていくことをお勧めします。あとは単純に片目ずつ物を見て、視力が悪くなった、ぼやけている、飛蚊症がひどくなったなどの症状があれば受診のサイン。物が歪んで見えたり、片目で見た時に物が大きく見えたりする場合は、黄斑上膜などの病気が隠れているかもしれませんよ。実際に異常があるかないかは目のCT検査などを行えばすぐにわかりますから、それほど手間もかかりません。

Q硝子体手術は難しい手術だとお聞きします。
A
鷺沼うすい眼科 治療後のフォローにも力を入れ、患者の不安を軽減する

▲治療後のフォローにも力を入れ、患者の不安を軽減する

硝子体手術は手先の器用さが求められるので、うまい下手が如実に現れる手術です。大学病院であってもクリニックであっても実際に行う手術に差はありませんが、全身状態が悪い方は大学病院など大きな施設で手術を受けられたほうが良いかもしれません。クリニックでは日帰りでの手術が主流ですが、大きな病院と比べて手術までの待ち時間が少なく早期での対応が可能というメリットがあります。また普段通っているクリニックであれば、治療後のフォローも同じところで受けられるので、患者さん自身の安心感にもつながるのではないでしょうか。当クリニックでは大学病院レベルの機器をそろえていますし、手術の経験も豊富なのでご安心ください。

Q先生は数多くの手術を経験されているのですね。
A
鷺沼うすい眼科 硝子体手術や白内障の日帰り手術が可能

▲硝子体手術や白内障の日帰り手術が可能

やはり大学病院や関連病院での勤務が長かったので、常に手術に携わることができました。網膜剥離や黄斑上膜などの硝子体手術は専門的に取り組んできましたし、白内障における眼内レンズ手術、緑内障の手術など、さまざまな症例を経験してきたので、万が一トラブルが起きたとしても冷静に対処することができます。また複数の病気を合併しているケースなど数多くの難症例にも対応してきましたから、そういった意味からも安心して手術を受けていただけるのではないかと思います。硝子体手術は高度な手術ではありますが、機器や手技の発展などにより安全性に関わる精度も向上していますので、日帰り手術で治療することが可能です。

Qこちらで行う手術の特徴を教えてください。
A
鷺沼うすい眼科 痛みの少ない手術を心がける薄井院長

▲痛みの少ない手術を心がける薄井院長

なるべく痛みを出さないという点はいつも心がけています。先に目の周囲の皮膚に表面麻酔を塗り、麻酔の注射を行うことで痛みの軽減を図っています。そのため、手術時の痛みは心配ありませんよ。また目の手術と聞くと恐怖を感じる方がいらっしゃるかと思いますが、麻酔中に器具などが見えることはありません。硝子体手術は高度な技術が必要とされていますが、手術自体にかかる時間は白内障手術を同時に行っても40分程度、網膜剥離でも普通の症例であれば1時間ほどと長くかかるものではないんです。基本的にはご来院いただいてから1時間半程度で帰ることができますので、失明や後遺症を防ぐためにも早めの受診、早めの手術を心がけてください。

ドクターからのメッセージ

薄井 隆宏院長

何より大切なのは、きちんと目の状態をチェックして病気があるかないかを確認していくことです。病気があったからといって手術が必要かどうかは診断してみなければわかりませんし、早めに治療することができれば病状も回復しやすくなります。当クリニックの日帰り手術であれば、概ね1ヵ月以内に手術を受けることができますので、目に異常があるという方は放置せずにまずはご相談ください。手術中は麻酔をしっかりかけますし、さまざまな工夫で思っている以上に気楽に受けることができるはず。「病気になって手術しなければならない」と落ち込むことなく受けられるよう、患者目線の対応と丁寧でスピーディーな手術をめざしていきます。

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