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頴川 博芸 院長の独自取材記事

浅草橋西口クリニックMo

(台東区/浅草橋駅)

最終更新日:2024/04/01

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo main

オフィス街としての顔を持ちながら、高架下に魅力的な店舗が軒を連ねる浅草橋駅。その西口改札を出てすぐ右手に「浅草橋西口クリニックMo」はある。ガラス張りの印象的な外観、エントランスにはロゴマークが大きく配され、気軽に入りやすい雰囲気だ。内科、外科、皮膚科など全身を診る総合診療を実践することが同院の強みだが、2024年4月より外科を専門とする頴川博芸先生が院長に就任し、より幅広い相談を受けつけるクリニックへと進化する。「得意とする消化器外科疾患に加え、これまでに経験を重ねてきた内視鏡検査についての知見、訪問診療で培った全身管理の視点も今後の診療に生かしていきたい」と優しい笑顔で話す頴川院長。今回は頴川院長に、同院の強みや今後のクリニックの展望などを聞いた。

(取材日2024年3月11日)

内科、外科、皮膚科など、全身を診る総合診療を実践

まずはこちらのクリニックの特徴を聞かせてください。

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo1

内科、皮膚科、泌尿器科、外科と幅広く全身の症状を診られることが最大の特徴です。特に私が専門とするのは消化器外科で、胃や食道に関する疾患に加え、虫垂炎や胆嚢炎、胆石症、鼠径ヘルニアなどの治療もこれまでに手がけてきました。軽い切り傷の縫合を含む外傷処置もできますし、当院で対応できない場合は近隣の大学病院にスムーズに紹介可能です。大きな病院に行くべきか判断が難しい時には、気軽に相談していただきたいですね。私が順天堂大学医学部附属順天堂医院で非常勤医師として内視鏡検査を担当していますので、内視鏡検査が必要かどうかの適切な判断もできますし、内視鏡検査が必要な患者さんを私自身がそちらで診察することもできます。長く専門としてきたのは外科ですが、外科診療は内科的なことも含め全身を診る必要がありますから、これまでの経験は当院の総合診療に生かせると思っています。

こちらにはどのような患者さんが多く来院されますか?

これまでには20代から50代のいわゆる働き盛りの世代が多く、内科、皮膚科、泌尿器科のそれぞれに、均等に近い人数の患者さんが来院しているとお聞きしています。このエリアには皮膚科や泌尿器科のニーズが高いにもかかわらず、これらの医療体制が薄かったようで、「尿のトラブルに悩んでも相談先が見つからない」「何時間も待たないと皮膚科診療が受けられない」といった方に、当院が求められてきたようです。今後は、私の得意とする外科の患者さんも増えてくると思います。例えば、足の付け根の腫れや痛みが気になっている方は鼠径ヘルニアの疑いもありますし、なんだかおなかが痛いと思っている方の場合、虫垂炎の可能性もありますので、気になる症状があれば放置せずにご相談ください。

立地や診療時間など、通いやすさも魅力ですね。

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo2

お仕事帰りに受診される方のニーズに応えるために、平日の診療時間は19時までとし、土曜日の午後も13~18時に診療しています。また、急な体調不良にも柔軟に対応できるよう、完全予約制は取らず順番に診療するシステムです。浅草橋駅の西口改札を出たらすぐ右手に見えるという立地条件に加えて、間口も広くガラス越しに院内の雰囲気もうかがえるので、初めての方でも気軽に来院いただけるのではないでしょうか。

人と人として接する、患者に寄り添った診療を大切に

これまでのキャリアを聞かせていただけますか。

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo3

2016年に東海大学を卒業し、その後は私の地元にある順天堂大学医学部附属静岡病院で2年間初期研修を行いました。その間、順天堂大学大学院に進学して2021年に修了しています。初期研修後は順天堂大学医学部附属順天堂医院の消化器・低侵襲外科や越谷市立病院で経験を積んできました。それに加え非常勤で訪問診療の研鑽を重ね、最近は産業医学についても力を入れて学んでいます。このクリニックはビジネスパーソンの患者さんも多いので、学んだことを生かしていければうれしいです。

外科の医師としてキャリアを積みながら、訪問診療も学んできた理由は何でしょうか?

大学病院で治療をしている中で、手術後の患者さんの様子がわからなかったり、ずっとフォローできるわけではなかったりということが気がかりでした。患者さんの生活を近いところで見て理解した上で、必要なフォローができる訪問診療に魅力を感じたのです。今後当院でも、時期を見て訪問診療を取り入れていきたいと考えています。自分のこれまでの経験も生かせますし、訪問診療への地域のニーズは高まっていますので、それに応えたいという思いもあります。

頴川院長の診療方針を聞かせてください。

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo4

患者さんにとって、ハードルの低いクリニックをつくりたいですね。立地条件は駅前で恵まれていると思いますが、それに加えて、医師とスタッフで力を合わせてクリニックの雰囲気をより良くしていきたいと思っています。そのためにも医師と患者という関係だけではなく、人と人として接することを心がけたいです。患者さんの様子に合わせながらではありますが、世間話なども交えながら診療できればと思っています。大学病院は高度な治療ができるのが魅力ですが、もっと身近な存在として患者さんに接したいという気持ちがあり、大学病院を飛び出して当院の院長に就任させていただいたので、常に患者さんに寄り添った診療をしていきたいですね。

これまでの診療に、新たな強みも追加して進化したい

院内設備には何か特徴がありますか?

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo5

急な体調不良や、健康上の気がかりに対応するプライマリケアを実践する場として、超音波検査機器や心電図計を導入し、速やかに検査をして症状の原因を探るための体制を整えています。また、お忙しい皆さんの受診への負担を少しでも軽減するため、ウェブ予約・ウェブ問診のシステムや、キャッシュレス決済も可能な自動精算機も導入しています。さらに、性感染症検査や新型コロナウイルス感染症のPCR検査、血液検査など一部検査の結果は、専用アプリでも閲覧できる体制です。検査の結果を聞くためだけに診療時間に合わせて受診するのは負担の大きいものですし、良好な結果であればアプリでの閲覧で十分といえます。また内装にもこだわり、院内にはビビッドな色使いの絵画が飾られていて明るい空間になっていますし、エントランスにもロゴマークを大きく入れて、気軽に入りやすい雰囲気にしています。

頴川院長が医師になったきっかけを教えてください。

父が歯科医師、父方と母方の両方の祖父が医師、親戚にも医師が多いという環境で育ちました。ですから、大きなきっかけがあったというよりは、物心ついた時から自然と医師になろうという気持ちがありました。中でも外科を選んだ理由は、自分で幅広い対応ができるところに魅力を感じたからです。診断から治療、その後の経過観察、いざとなったら自分で手術もできる外科にやりがいを感じたのです。治療や手術で患者さんを助けることに努めるのはもちろんですが、これまで出会った患者さんの中には「先生と話をしただけでなんだか良くなった気がした」と言ってくださった方もいて、そんなところにも日々の喜びを感じています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

頴川博芸院長 浅草橋西口クリニックMo6

今後は木曜日に別の医師にも来ていただく予定で、さらに体制を充実させていきたいと思っています。内視鏡の技術を高めるために大学病院の非常勤は継続し、いずれは当院で内視鏡を使った検査や治療ができるようにしたいとも考えています。また準備が整えば、当院で訪問診療も開始したいと思っています。患者さんを幅広く診る医療を提供するには、訪問診療が必要になるでしょうから。外来診療も大切にしながら訪問診療を行い、インフラのような存在として地域に根づいていければうれしいです。これまでの院長が取り組んできてくださったことは踏襲し、今まで通ってくださった患者さんを大切にしつつ、さらに新しい強みを加えてより多くの患者さんに貢献できるクリニックをめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

新型コロナウイルス感染症のPCR検査/1万円

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