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峠 英樹 院長、峠 かきの 副院長の独自取材記事

たわ内科・内視鏡クリニック

(豊中市/少路駅)

最終更新日:2023/06/26

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック main

上野西三丁目のバス停より徒歩1分のクリニックビルにある「たわ内科・内視鏡クリニック」は、2023年5月に開院。院長の峠英樹(たわ・ひでき)先生は、総合病院などの消化器内科で大腸がんや潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患の診療を数多く経験。妻で副院長の峠かきの先生が専門とする内分泌内科と連携した医療体制を取り、自身の育った地域において、幅広い病気の早期発見・早期治療への貢献をめざしている。内視鏡検査・治療は患者の負担を軽減すべく、新鋭のカメラ器具を使用するほか、胃・大腸カメラの両方を1日で終える検査体制、日帰りで行う大腸ポリープ切除にも対応する。「地域の人々の健康な暮らしをサポートしていきたい」と語る英樹院長とかきの副院長に、クリニックの特徴などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年6月2日)

消化器内科・内分泌内科の専門性を生かした診療

まずは、開業に至るまでの経緯についてお聞かせください。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック1

【英樹院長】もともと「医師といえばクリニックの先生」というイメージを持っていました。開業するまでは大きな病院に勤務し、日々たくさんの患者さんに出会える喜びもありましたが、病院を数年単位で転々とするため、同じ患者さんを長く診ることはできません。そこで徐々に、決まった場所で患者さんをずっと診られるクリニックを開業したいと思うようになりました。私はもともと豊中市出身なのですが、開業したいと思った時にこの場所にご縁があって。それがきっかけとなり、当院開業に至りました。
【かきの副院長】私は大学で内分泌内科や糖尿病内科を専攻し、大きな病院を中心に働いていました。消化器内科と糖尿病内科は同時にかかる患者さんも多く、関係性が深いです。今回、夫が消化器内科を中心としたクリニックを開業するにあたり、自分も連携することで提供できる医療の幅が広がると考えました。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

【英樹院長】私は消化器内科を専門としてきたので、当院でもがん検診や内視鏡検査を軸とした診療を行っています。また、副院長が専門とする内分泌内科に関しても同時に診察が受けられ、幅広い内科診療が提供できる点が特徴です。例えば、糖尿病治療で来院した際「ついでに」という形で、気軽にがん検診を受けることもできます。専門的ながん治療は連携している総合病院で行うことになりますが、生活習慣病などが原因となって発生する疾患の早期発見・早期治療のための窓口の役割も果たしていきます。
【かきの副院長】街のクリニックではなかなか受けられない、甲状腺疾患の検査体制や診療を提供している点も特徴だと考えています。甲状腺ホルモンや、糖尿のヘモグロビンA1Cの採血結果も当日に出すことができるよう体制を整えていますので、仕事や子育てで普段忙しい方もご相談いただければと思います。

クリニックを開業してみて、消化器内科と内分泌内科が連携することにどのような利点を感じていますか。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック2

【英樹院長】糖尿病や肥満は生活習慣病の一つで、がんのリスク要因にもなり得ます。病院の消化器内科に勤務している際、脂肪肝や肝機能障害で健診にひっかかった患者さんに、糖尿病が隠れていたことも多くありました。その消化器内科と糖尿病疾患の領域をシームレスに診察できる点は、大きなメリットだと感じています。
【かきの副院長】ある疾患で病院にかかっていると、他の病気の検診がおろそかになる患者さんも多く、その間にがんが進行してしまうこともあります。当院であれば、例えば胃カメラを受けに来た際、血糖値にもお悩みがある方であれば同じ施設内で検査や治療を行うことが可能です。消化器内科との連携により、一度により幅広い医療を提供できるのが良い点だと感じます。

患者の負担を少しでも減らすためのこだわりが充実

内視鏡に対するこだわりについてお聞かせください。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック3

【英樹院長】当院では、なるべく患者さんが痛みやつらさを感じないような環境を整えることを意識しています。内視鏡システムは新鋭の機器を導入しており、特に胃カメラに関しては、鼻から入れるタイプの細いものを使いますので、比較的楽に受けていただけると思います。また、検査が終わった後はそのままベッドごとリカバリー室まで移動いたしますので起き上がる必要がなく、しばらくお休みいただいて構いません。
【かきの副院長】前処置室といって、大腸内視鏡検査の前に薬を飲むなどして過ごすための個室を用意しているのも、院長のこだわりです。何度もトイレに行かなければならない際に、一人で使える専用トイレも完備しているので、周りの人を気にせずに利用していただけます。

甲状腺については、どのような疾患があるのでしょうか。

【かきの副院長】一番多いのは、バセドウ病や橋本病など、ホルモンの異常が原因となって引き起こされる疾患です。生活環境やライフステージの変化が原因で症状が変わってくることが多いため、診察では、患者さんのバックグラウンドや普段の生活、趣味なども詳しくお話を伺います。比較的大きな病院でしか診察を行っていない場合が多いため、「クリニックのほうが通いやすい」という患者さんの声もよく伺っていました。当院であれば、消化器や高血圧に関しても一緒に診て、必要であれば薬を処方することも可能ですので、気軽にご相談に来ていただければと思います。

予約などに関して、工夫されている点はありますか。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック4

【英樹院長】来院する際、なるべく手間がかからないようにするため、無料通話アプリを活用した予約システムとそれにひもづけたウェブ問診を導入しています。普通は来院してから問診票を記入するかと思いますが、当院ではアプリを使って予約をとっていただき、家にいながらウェブ上で問診に答えることが可能です。来院されたらスムーズに診察に入ることができます。

スタッフの方についてもお聞かせください。

【かきの副院長】受付も看護師も経験豊富で、信頼できるスタッフばかりです。特殊な技術が必要となる内視鏡をメインに経験してきた看護師も多く在籍しています。私たちのほうがいろいろと教えてもらうことも多く「こんなシステムはどうですか」など、提案してくれることもよくあります。中には管理栄養士の資格を持つ看護師もいるので、栄養指導にも対応しています。

地域住民の健康な暮らしを支えるクリニックをめざして

お忙しい毎日かと思いますが、休日はどのように過ごされていますか。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック5

【英樹院長】プライベートでは、子どもと過ごす時間がリフレッシュになっています。土日も働いているので大変ではありますが、妻と一緒に子育てをする中で「この前まで歩けなかったのに歩けるようになった」「こんなことを話せるようになった」と成長を感じる瞬間がすごく新鮮ですね。
【かきの副院長】私は家でゆっくりする時間が好きです。また、院長との共通の趣味で休日はお酒を飲むこともあります。

今後の展望についてお聞かせください。

【英樹院長】副院長と互いの専門性を生かしながら、内科として「あそこに行けば、しっかりとした診察をしてもらえる」「内視鏡検査が楽に受けられる」と地域の方々から認識していただけるクリニックになるのが目標です。近隣クリニックや病院の先生方とも連携を取りながら、地域のがんを少しでも減らせるようにまい進していきます。
【かきの副院長】地域のかかりつけ内科として、患者さんが元気に生活できるようなサポートを幅広く行うクリニックでありたいです。今後はクリニックならではの、患者さん向けの講座のようなものを開き、薬に頼らない治療や運動の大切さなどについてもお伝えできたらと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

峠英樹院長、峠かきの副院長 たわ内科・内視鏡クリニック6

【英樹院長】当院のモットーは「入りやすい、話をしやすい」です。診察時のわかりやすい説明はもちろん、内視鏡検査では、これまで受けて「つらかった」というイメージを覆すような医療を提供することをめざしています。「一度検査や診察を受けてみようか迷っている」という方も、お気軽にご相談ください。
【かきの副院長】消化器内科、内分泌内科の専門性を生かし、幅広い健康のお悩みやご相談に対応が可能です。些細な症状でも、患者さんの生活や思いを大切にしながらさまざまな角度からアプローチいたしますので、ぜひ一度足をお運びください。

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