小林賢広院長の独自取材記事

赤坂バンデ歯科・矯正歯科

(港区／赤坂駅)

最終更新日：2023/08/01

赤坂駅・溜池山王駅・赤坂見附駅の3駅からアクセス良好な場所に2023年4月に開院した「赤坂バンデ歯科・矯正歯科」。小林賢広院長を筆頭に高い専門性を持つ歯科医師が在籍し、虫歯や歯周病治療から、矯正、審美歯科、インプラント治療などさまざまな分野の診療が提供できる総合的な体制が強みのクリニック。地域柄忙しいビジネスパーソンも多いことから、スピーディーな診療や患者一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療計画も得意とする。さらに治療精度に関わる適切な審査・診断のために、先端機器を惜しみなく導入するなど、良い治療を行うことに真摯に向き合う姿が印象的な小林院長。「近隣企業にお勤めの方から地域住民の方々まで、患者さんとのバンデ（絆）を大切にしていきたい」と話す院長に、クリニックの特徴や強みなどを聞いた。

（取材日2023年4月13日）

一人ひとりの生活背景に沿った治療計画を重視
さまざまな人に頼ってもらえる「街の大学病院」に
高い技術だけでなく「ホスピタリティー」も大切に

一人ひとりの生活背景に沿った治療計画を重視

この場所に開院した理由を教えてください。

開院以前からオフィス街の歯科医療法人歯科医院で院長を務め、忙しいビジネスマンを数多く診療させていただきました。そういう方々はどうしても通院に費やせる時間が限られますので、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療方針やスケジュールを考えて差し上げるべきだと痛感し、実践してきました。この赤坂もオフィス街ですから、これまで自分が経験してきたことを生かせる場所だと思いました。やはり自分が得意とする治療を求めてくださる患者さんと向き合うことには、やりがいを感じます。一方で、この辺りには昔から住んでいらっしゃる地元の方もいますので、地域の小さいお子さんから高齢者までが気軽に来れるクリニックでもありたいと思っています。地域の方としっかり向き合い、赤坂の街に根差した通いやすいクリニックでありたいと考えています。

忙しい人も通いやすい「患者一人ひとりに合わせた治療計画」とはどんなものですか？

今までの経験から遠方より当院に通っていただいている方や長期海外出張に行かれる方、またお仕事柄スピーディーな短期治療をご希望の方など、患者さんのご希望をヒアリングし、コミュニケーションを大切にした上で、その方に合ったオリジナルの治療計画を立てるなど柔軟に対応しています。どうしても通院する時間が取れないという方がいれば、患者さんの口腔内の状況を見た上で問題なければ、1度の治療時間を長く取り、通院頻度を少なく設定することも検討しています。当院は平日21時まで、土日も17時まで診療していますので、お仕事で忙しいビジネスマンの診療や、土日にお口のトラブルが起こってしまった方にも対応していきたいと思っています。もちろん常にスピーディーであることを優先するわけではなく、患者さんのご要望やライフスタイルに合わせて、長期的なプランも設定可能です。

患者が通いやすいよう、院内空間にも工夫をしていらっしゃるそうですね。

忙しいとどうしても歯のことは後回しになりがちですから、そういう方に「まず足を運んでみよう」という気持ちになっていただきたいと思います。そのために、院内環境も患者さんに満足していただけるよう心がけました。クリニックの設計は私の友人の一級建築士に依頼し、患者さんの心地良さを重視して一つ一つのスペースを広く取り、プライベートな空間を確保しています。全体的に落ち着いた色味を使い、華美になりすぎず、アットホームな雰囲気に仕上げました。おかげで、私自身も治療しながらでも居心地の良い空間になったと思っています。ぜひ、歯医者が苦手な方にとっても院内のリラックスできる環境を感じていただき、口腔内環境を整える第一歩を踏み出していただきたいと考えています。

さまざまな人に頼ってもらえる「街の大学病院」に

こちらのクリニックの診療範囲について教えてください。

私が経験を積んできた「スピーディーな対応、綿密な診査・診断、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画」をベースにしつつ、虫歯治療、補綴（ほてつ）などの審美歯科、インプラント治療、矯正など幅広く対応します。総合的に診療する私をはじめとして、口腔外科、インプラント治療、矯正など各ジャンルの高い専門性を持つ歯科医師も複数人在籍しており、全ジャンルにおいてハイレベルな医療を提供する総合的診療所をめざしています。何か一つに特化したクリニックはたくさんありますが、専門性の高い治療を総合的に行えるクリニックは少ないと思います。高い水準の治療を一つのクリニックで完結できることは当院の大きな強みであると思います。いわゆる「街の大学病院」のような存在になれればうれしいですね。もちろん多くは当院で完結する体制でありつつ、必要に応じて大学病院を紹介できる体制も整えています。

設備面にもこだわりがあるそうですね。

適切な治療計画を立てるためには、診査・診断が最も重要だと考えています。診査・診断のために、口腔内の歯や骨の状況を立体的に把握するCT、口内を撮影することで解像度の高い3Dデータを得ることができる3D口腔内スキャナー、そして肉眼の数十倍まで患部を拡大して確認できるマイクロスコープを導入しています。インプラント治療においては、CTで撮影した画像をコンピューター上で再現して埋入シミュレーションができるガイドシステムも取り入れました。メンテナンスでは非常に細かな粒子で歯の汚れを取り除くエアフローを取り入れ、より効率的なクリーニングをめざしています。感染対策にも力を入れており、クラスBの滅菌機器や必要に応じてラバーダムも使用しています。最近は感染症への不安感がやや落ち着いてきた印象ではありますが、医療機関の責任として、引き続き感染症対策は徹底していきます。

どんな治療へのニーズが高いと感じますか？

総合的な診療を行っていますので特にニーズに偏りはないと思いますが、エリア的に歯科意識の高い方が多いので、白いかぶせ物を使った審美面に配慮した治療にはこだわりを持って取り組んでおります。開院前には数ある技工所に足を運び、その中で最も技術が優れていると感じた技工士さんと提携させていただきました。技工士さんとも綿密なコミュニケーションを取り、患者さんの口内環境や要望に合わせて細かなアレンジができる補綴治療が可能です。あとは、ビジネスパーソンの方にも適した目立ちにくいマウスピース型装置を用いた矯正ですね。矯正については経験豊富な専門の歯科医師による施術計画と、骨格診断に役立つセファログラムという撮影機器や3Dで歯型を再現する先端機器を導入していることが特徴です。

高い技術だけでなく「ホスピタリティー」も大切に

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

当院は、プライバシー管理を徹底しており、個室で治療を受けられるクリニックとなっています。また、しっかりお話を伺い、コミュニケーションを取ることを心がけ、インフォームドコンセントを大切にしています。そのためにも、お一人に1時間ほど時間を取るようにしています。患者さんに説明するときは私が話すだけでなく、患者さんの求めていることをヒアリングした上で治療プランをつくり、治療後はもちろん、10年後20年後にも当院を選んで良かったと思っていただけるような診療を提供したいと思っています。

スタッフと共有している目標などはありますか？

医療機関とはいえども、サービス業でもあると思っているので、ホスピタリティーも大切にしています。患者さんの目を見て丁寧に接すること、診療は患者さんベースに考えること。そして患者さんに気持ち良く帰っていただけることを、スタッフにも心がけてもらっています。今のスタッフは私が以前に勤務していたクリニック時代から一緒に診療してきた仲間が多く、信頼できるスタッフばかりでとても助かっています。

それでは今後の展望を聞かせてください。

院名の「バンデ」にはドイツ語で「絆」「つながり」といった意味があり、患者さんや地域の方との絆やつながりを大切にしていきたいという思いを込めました。ここで開業できたのもクリニックを運営できているのも、皆さんのおかげであるという感謝の気持ちを忘れずに、この街に骨をうずめる覚悟でやっていきたいと思っています。近隣にお勤めの方にも地域の方にも利用していただけるクリニックになりたいと思いますので、まずは皆さんに信頼していただけるよう、誠実に診療にあたりたいと思います。当院は居心地の良い空間を意識していますので、これまで歯科医院が苦手で足が遠のいていたという方にも、ぜひ一度来ていただきたいですね。