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玄 真 理事長の独自取材記事

しらとりよつば眼科

(葛飾区/お花茶屋駅)

最終更新日:2023/04/14

玄真理事長 しらとりよつば眼科 main

足立区にある「北あやせよつば眼科」の分院として、葛飾区白鳥に「しらとりよつば眼科」を開設した玄真(げん・まこと)理事長。白鳥エリアには、眼科が少ないことから、地域貢献したいと分院開設に至ったという。同院では、柴田桂子院長を中心に、他の眼科医師やスタッフが連携して、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの病気から、小児の視力異常、ドライアイや眼瞼下垂などまで幅広く対応している。目の病気の予防や早期発見を行うことで、地域の人々を幸せにしたいと「よつば」をクリニックのシンボルとして開業したという玄理事長。優しい笑顔と気さくな語り口も魅力的だ。そんな玄先生に診療の特徴や眼科疾患の予防、早期発見の大切さなどについて語ってもらった。

(取材日2023年4月1日)

見え方の悩みから、専門的な検査や治療まで幅広く対応

こちらのクリニック開設の経緯を教えてください。

玄真理事長 しらとりよつば眼科1

私は足立区出身で、北綾瀬駅の近くに「北あやせよつば眼科」を開業しました。この葛飾区白鳥エリアは、本院から車で10分と近く眼科が少ないと聞いたので、地域密着型の眼科クリニックとしてお役に立ちたいと考え、当院を開設しました。開設してみて、とても活気のある街だなと思っています。古くから住まわれている方も多いですが、思ったより若い世代、特にファミリー層が多く、オープンからまだ半年ですがお子さんから高齢の方まで多くの患者さんに来ていただいています。

診療面にはどのような特徴がありますか。

目のトラブルや病気に一通り対応できる設備と技術を備えています。例えば、白内障や緑内障、硝子体疾患、ドライアイ、涙目、糖尿病網膜症、アレルギー性結膜炎など眼科全般の診断・治療のほか、上瞼が垂れ下がる眼瞼下垂など、外見への影響が大きい疾患の治療にも力を入れています。なんとなく見えにくい、眼痛などいわゆる不定愁訴にも対応していますし、もちろん、コンタクトレンズや眼鏡の処方も可能です。視能訓練士が在籍しており、子どもの近視や弱視などにも対応します。柴田桂子院長が小児眼科も専門としていますので、特に注力していますね。

院長の柴田桂子先生について紹介してください。

玄真理事長 しらとりよつば眼科2

柴田先生は、勤務医時代からよく知っていて、信頼している先生で、2017年から「北あやせよつば眼科」で診療に携わっていただいていました。専門は、白内障、緑内障など眼科一般と小児眼科。お子さんの近視や斜視、弱視の診療にも詳しく、コンタクトレンズの処方や指導にも熱心に取り組まれています。先生自身も子育て中でお子さんの扱いもうまく、親御さんの悩みにも親身に応えられます。私は本院と当院どちらでも診療を行っていますが、当院は柴田先生のお人柄か、本院と比べると優しい雰囲気のような気がしますね(笑)。

本院と連携した診療も受けられるとのことですね。

そうです。本院では、白内障の手術や硝子体手術、重度の緑内障への治療なども行っていますし、オルソケラトロジーにも対応していますから、より専門的な検査や治療が必要な場合は、本院で受けていただけます。術前の検査と手術は本院で、診断や術後のフォローは当院で、というような使い分けも便利だと思います。今後は、本院分院の情報共有にもいっそう力を入れていきたいと思っています。

小児眼科や近視、ドライアイの診療にも注力

小児眼科にも力を入れているとのことですね。

玄真理事長 しらとりよつば眼科3

最近はスマートフォンやタブレット型端末を使う機会が多く、世界的に近視の子どもが増えています。それに伴って、子どもの視力に不安を感じた親御さんに連れて来られたり、学校の視力検査で再検査を勧められたりしたお子さんが目立つようになりました。近視の進行を抑えるためには、何よりも生活習慣を見直すことが大切です。当院では、勉強や読書の際の姿勢についてアドバイスして、必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズの処方をご提案しています。「近視は生活習慣病」というのが、私の持論なので、生活習慣の改善を積極的に提案していきたいですね。

先生の診療方針について聞かせてください。

眼科診療は、日進月歩で進化していますから、医療設備を充実させて十分な診療体制を整えることは、患者さん一人ひとりに寄り添う治療を実現させるために不可欠だと考えています。また祖父が「人を喜ばせてこそ花が咲く」とよく言っていたのをそのとおりだと思っていて、一人でも多くの人に喜んでいただきたいという一心で診療をしています。生活環境や来院の背景は患者さんによって異なりますから、常に患者さんの立場になって、個々のご事情に合わせて治療を進めることを重視していますね。よく「視点を変える」と言いますが、時には考え方を変えることも大切です。患者さんが悲観的な時は、その考え方をちょっと変えられるように導きたいと思いながら、患者さんと接しています。悩める患者さんをスタッフとともに幸せな未来へと導いていきたいですね。

眼科の立場から、気になることなどはありますか。

玄真理事長 しらとりよつば眼科4

最近、網膜剥離や白内障が増えている印象があるので注視しています。またドライアイが疲れ目や見えにくさ、頭痛や眼痛、そして抑うつ状態にも関係していると言われています。特に、私が注目しているのは、頭痛や眼痛です。いわゆる頭痛持ちの患者さんで、対症療法的に鎮痛剤を飲んでいる方には、経験上ドライアイの方が多いと感じています。あとは、頭が痛いと保健室で休むことの多い子どももドライアイが関係しているのではないかとも思っています。気をつけたいのは、ドライアイとアレルギーは症状が似ていますが、ドライアイは温めたほうがいいし、アレルギーは冷やしたほうがいいとされています。ケアの仕方が異なるので、やはり眼科できちんと診断を受けていただきたいですね。

目の健康を守り地域に幸せな家族を増やすことをめざす

今後の展望について聞かせてください。

玄真理事長 しらとりよつば眼科5

予防医学に力を入れていきたいと考えています。眼科領域に関しては、早期発見すればある程度、病気は治療できるようになってきています。ですから、今後は、いかに病気を予防するか、高齢になっても目の健康を維持するかが重要だと思うのです。例えば、スタッフにも勉強してもらって、目の健康に関わりの深いビタミン類の取り方をアドバイスしたり、医療機関専用のサプリメントを紹介したりもしていきたいと思っています。特にビタミン類は手頃で摂取しやすいものですから、ぜひ多くの患者さんにも知っていただきたいと思いますね。

目の病気はどうすれば予防できるのでしょうか。

目の病気は見え方の異常から始まります。見えにくい、黒いものが飛んで見える、光が走って見えるなど、見え方がいつもと異なる時は、すぐに眼科を受診することで、多くの病気は早期発見が期待できます。そして、異常がなくても、やはり定期的に眼科検診を受けていただきたいですね。近視をはじめ、多くの目の異常や病気は、生活習慣病だと思うんですよ。ですから、食べるものやサプリメントで適切な栄養を取り、適度な運動をすれば目の病気の予防につながり、健康的な生活ができると思います。そのためにも、眼科をうまく利用していただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

玄真理事長 しらとりよつば眼科6

地域の方を幸せにしたいという開業時の思いは、今も変わりません。周りを幸せにすればそれが防波堤になって、悪いことは入ってこないというのが私の信念です。当院を開設したのも、自分の周りで1人よりは10人、10人よりは100人、100人よりは1000人の方を助けたいという気持ちからです。目の健康を守り、目の病気を早く見つけることで幸せな人を増やしたい、幸せなファミリーがたくさん集まるクリニックにしたいと思っています。また超高齢社会で大切なのは、単に長生きするのではなく、健康寿命を延ばしていくことです。日々を元気に過ごすために、目の健康は欠かせません。見え方が改善できれば、生活の質が向上するはずです。健やかな目を保つことで、いつまでもアクティブで豊かな人生を送っていただきたいのです。目の病気や見え方の悩み、お子さんの目の悩みも気軽にご相談ください。

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