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口臭や歯周病が気になるなら
40代・50代までには正しいケアを

オーラルクリニックあさひろ

(横浜市港南区/港南台駅)

最終更新日:2023/12/11

オーラルクリニックあさひろ 口臭や歯周病が気になるなら 40代・50代までには正しいケアを オーラルクリニックあさひろ 口臭や歯周病が気になるなら 40代・50代までには正しいケアを
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年齢を重ねると、口臭や歯茎からの出血など、歯や口腔の悩み・トラブルは増えてくるもの。歯だけではなく、口腔全体の健康を守ることに力を入れる「オーラルクリニックあさひろ」の朝廣賢哉院長によると、近年は「口臭や歯の黄ばみなどの改善を図り、爽やかな口元を手にしたい」という要望が増えているという。そうした状況を受け、朝廣院長は「40代・50代以降の方は特に、将来を見据えて、お口の状態を気にかけるようにしてください。正しいセルフケアの習慣を身につけて、高齢になっても歯やお口の健康を守り、元気に過ごしていただきたいと思っています」と話す。そこで今回は朝廣院長に、悩む人が多い歯や口元のトラブル、正しいセルフケアの方法についてなど、誰もが気になるトピックを取材した。

(取材日2023年1月10日/更新日2023年12月5日)

生活習慣病予防にもつながる予防歯科。口内の粘つきなど、ちょっとした変化が始めるべきサインに

Qどのようなお口の悩みが多いですか?
A
オーラルクリニックあさひろ なんでも相談しやすい優しい雰囲気の朝廣院長

▲なんでも相談しやすい優しい雰囲気の朝廣院長

自分の口臭が気になる、家族に口臭を指摘された、歯茎が下がってきた、歯の黄ばみが気になる、噛みづらい、硬い物が食べにくくなったというようなお悩みが多いです。仕事に子育てに忙しく過ごされる中で、積み重なった無理がお口にも影響して歯周病が進んだり、あるいは虫歯(う歯)治療、特に根管治療などの時間のかかる治療を中断したままにしていたりといったことが、これらのお悩みの原因と思われます。また最近、マスク生活が終わったのを機に、口臭や歯の黄ばみを改善したい、銀歯から白い詰め物に変えたいなどのご要望が特に増えています。歯を失ったのをきっかけに、自分のお口の健康を見直すようになったという方も目立ちますね。

Qどんなタイミングで相談すれば良いのでしょうか?
A
オーラルクリニックあさひろ 生活の質の向上を歯科治療を通してサポートする

▲生活の質の向上を歯科治療を通してサポートする

口臭や歯茎からの出血、痛みなどが気になる時には気軽に受診していただきたいですし、特に何もなくても10年前と比べて歯やお口に変化はないか、ちょっと考えてみて思い当たることがあれば来ていただきたいですね。例えば、朝起きた時に口の中がネバネバするようになった、家族から口臭を指摘された、歯茎が下がったような気がする、若い頃は噛み応えのある物が好きだったのに最近はやわらかい食べ物を選んでいるというようなことです。「年のせいだから仕方がない」と諦められがちですが、まだまだできることはたくさんあります。きちんと原因を見極めて適切な治療やケアを行い、今よりも快適で、しっかり噛める歯をめざしていきましょう。

Qそのような悩みで受診する患者さんへの対応を教えてください。
A
オーラルクリニックあさひろ 患者とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築く院長

▲患者とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築く院長

まずは患者さんの悩みや症状をじっくりお聞きして、そこから考えられる原因を診察や検査で調べていきます。原因がわかったら、その方の生活スタイルや生活背景なども考えながら、適した治療法やケアの方法を一緒に考えていきます。例えば口臭の原因が、不十分な歯磨きなのか、歯周病なのか、あるいは内科的な問題があるのかを見極めて、その解決に向けて一緒に取り組むわけです。患者さんが理解し納得して治療やケアに向き合うことを重視していますが、一方で「歯科医師に強く言われて歯科治療が苦手になった」「治療を中断した」というような話も聞くので、治療やケアへのモチベーションが上がるように親身に接することも心がけています。

Q患者さん自身が原因を理解して取り組むことが大切なのですね。
A
オーラルクリニックあさひろ 日々の歯の磨き方からアドバイスする同院

▲日々の歯の磨き方からアドバイスする同院

そうです。というのも、歯科予防の意識があり、毎日歯磨きもちゃんとしているけれど、意外と間違ったケアをしている方も少なくないからです。例えば、歯の表側は磨けているけれど歯の付け根部分に磨き残しがあって口臭の原因になっている、ブリッジを装着しているのにブリッジに合わせた磨き方ができていないというようなことがあるのです。せっかく時間をかけているのに、もったいないですよね。ですから、まずは原因を明らかにして、それを解決するために必要な歯磨き方法やケアの方法をアドバイスして、効率的に取り組んでいただけるように配慮しています。患者さんも納得して取り組まれるので、家庭でのセルフケアも長続きするようです。

Qどのようにセルフケアを指導しているのですか?
A
オーラルクリニックあさひろ スタッフと連携し、患者に合わせたセルフケアを提案する

▲スタッフと連携し、患者に合わせたセルフケアを提案する

私と歯科衛生士で連携して指導していますが、いきなり理想的なセルフケアをマスターしてもらうのは無理ですから、その方に合わせて少しずつ進めていくことを重視しています。そして、効果的な方法を具体的にアドバイスすることも心がけています。例えば「歯ブラシを縦向きにしたほうが磨きやすい」「力を抜いたほうが毛先が届く」「口を半開きにすると頬が伸びて奥まで歯ブラシが入りやすい」などと具体的にポイントをお伝えしています。また当院では、1本1本の歯を意識してブラッシングする独自の歯磨き方法を導入しており、当初は1ヵ月に1度の間隔で、患者さんが慣れてきたら2〜3ヵ月に1度の間隔で通院していただいています。

ドクターからのメッセージ

朝廣 賢哉院長

私は入れ歯治療を多く手がけてきましたが、やはり、天然歯はどんな良い入れ歯にも勝ると実感しています。天然歯を守るには、早めに歯やお口に対する意識、習慣を見直すことが大切です。40代・50代なら口腔状態が大きく崩壊している方は少ないので、その時点で必要な治療を受けて正しいケアを実践すれば、高齢になってもしっかり噛める、快適な生活を送れると思います。もし失くした歯があっても諦めず、残った歯を守りましょう。また最近、歯周病と糖尿病が影響し合うなど、お口の健康と全身の健康の関わりもわかってきました。お口のケアは全身のケアにもつながります。ぜひ歯科を上手に利用して正しいケアを実践し、健康を守ってください。

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