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西村 将 院長の独自取材記事

にしむら歯科医院

(丸亀市/宇多津駅)

最終更新日:2022/10/05

西村将院長 にしむら歯科医院 main

宇多津駅から車で5分程度の場所に位置する「にしむら歯科医院」は2022年8月に開業したばかりの歯科医院。院長の西村将先生は2010年に明海大学歯学部を卒業後、香川県や徳島県の歯科医院にて経験を積みながら、開業場所をリサーチし、この場所に開業することを決意した。同院では、患者の口の中を健康に維持し、“「生涯自分の歯で食べる」を当たり前に”という理念のもと、予防歯科に注力する。開業前に行われた内覧会では、多数の地域住民が来院し、西村院長自らが歯科医院のコンセプトや予防歯科の重要性を説明。その話に賛同した参加者の多くが実際に患者で受診しているという。今回は西村院長に開業までの経緯や予防歯科に懸ける想いなどについて話を聞いた。

(取材日2022年9月1日)

家族全員で通ってもらえる歯科医院へ

まずは開業の経緯やこの地で開業した理由を教えてください。

西村将院長 にしむら歯科医院1

私は埼玉県にある明海大学の歯学部を卒業後、まず香川県の歯科医院で勤務し、一般歯科診療の知識や技術を身につけてきました。実は最初から開業をしようと決めていたわけではなかったのですが、勤務を続けていくうちに「予防歯科の重要性を多くの方に伝えたい」と考えるようになり、開業を決意しました。そうと決めてからは準備期間を2年ほどかけて、場所やコンセプトなどもよく検討しました。場所についてはいくつか候補がありましたが、この丸亀市飯野町は勤務医時代にお世話になった地域でもありますし、特にこの周辺は小学校も近く、土地の分譲が急速に進んでいる地域でもあったことから、活気があって魅力的だと思い、この地に開業することを決めました。

設計や設備はどのように決定したのでしょうか。

建物の設計については、デザイナーさんを入れずに建築会社の方と私と私の妻でよく話し合って決めたので、とても満足のいく仕上がりになってうれしいですね。お子さんのいるファミリー層が多く住まわれている地域なので、家族全員で受診していただけるような広々としていてやわらかい雰囲気を大切にしました。例えば、エックス線室などはどうしても狭くなりがちで「怖い」と感じやすい場所なので、スペースを広く取り壁紙などもかわいらしくすることで安心していただけるような空間をめざしました。また6台のユニットはそれぞれ個室にするなど、プライバシーへの配慮も行っています。そのほか、設備に関しては昨今では当たり前になってしまったかもしれませんが、歯科用CTや矯正歯科用の分析機械、型採りが不要になる口腔内スキャナーなどは導入しています。そのほか治療中の飛沫を吸い取って感染を予防する口腔外バキュームも全ユニットに配置しています。

開業前には内覧会をなさったそうですが、現在の患者層はいかがですか。

西村将院長 にしむら歯科医院2

開業前は4日間ほど内覧会を行い、たくさんの方が足を運んでくださいました。私の歯科治療に懸ける想いや予防歯科の重要性についてもお話しさせていただいたところ、多くの地域住民の方が共感してくださり、現在はその場でご予約くださった患者さんが続々と受診されています。患者層としては、近隣にお住まいのお子さんのいるご家族が皆さんでお越しになることが多いですね。患者さんの多くはもともと予防歯科に関心がある方々なので、意識の高い方が多くてうれしいと感じます。今後もお付き合いを続けて、健康的な口腔の維持をサポートしていきたいですね。

「生涯自分の歯で食べる」ために

診療方針を教えていただけますか?

西村将院長 にしむら歯科医院3

当院は“「生涯自分の歯で食べる」を当たり前に”という理念のもと、予防歯科に力を入れた診療を行っています。大切にしていることは、初回の検査と、患者さんへの説明ですね。私や歯科衛生士が患者さんの主訴を伺い、口腔内をチェックすることはもちろんですが、口腔内の写真撮影やエックス線撮影も行い、患者さんに画像を見ていただきながら現在の口腔内の状態を説明します。これらの検査をした上で、痛みや食べ物が噛めないなどの問題がすでに生じている場合には、補綴(ほてつ)治療やインプラント治療などの具体的な治療を提案することはあります。しかし歯科治療はやればやるほど歯にダメージを与えてしまうこともありますし、一度削って詰め物をしても再発してしまうことも少なくありません。できるだけ少ない治療で、口腔内をケアしながら歯を残していくことが私たちの使命だと思っています。

予防歯科において大切なことは何でしょうか。

予防歯科において大切なことは、定期的な歯科医院の受診と日々のセルフケアです。年に数回は歯科医院でメンテナンスや検査を受けることにより、口腔内を清潔に保つことはもちろん、セルフケアのモチベーションを高めるきっかけにもつながります。生活のほとんどは歯科医院を受診しない日になるので、自分自身で継続的にケアをしていくことが大切です。また予防歯科の特徴としては、歯科医師ではなく歯科衛生士が主役の診療になることが挙げられます。もちろん歯科医師も検査をしたり、必要に応じて口腔内の機能をもとに戻すためにアプローチしたり、歯磨きのしやすい口腔環境をめざして治療したりすることはありますが、メンテナンスや患者さんへの指導をメインで行うのはあくまで歯科衛生士なんです。当院の歯科衛生士も開業1ヵ月前から事前研修を行い、みんなで協力し合ってたいへん活躍してくれています。

お子さんも多く受診されているのですね。

西村将院長 にしむら歯科医院4

はい。ちょうど開業が夏休み中だったこともあり、すでに多くのお子さんが受診されています。当院はもともとお子さんの来院も多くなることが見込まれたので、開業当初からキッズルームやお子さんが一緒に入れる大きめの個室も用意しており、早速役に立っていてうれしいです。また当院は事前予約で保育士の託児サービスも行っていますので、おおむね3歳くらいまでのお子さんにはよくご利用いただいています。私としては、お子さんには歯が痛くなったりする前に遊びに来る感覚で歯科医院へ来ていただき、歯科医院の環境に慣れていただきたいと思っているんです。

定期的なメンテナンスの重要性を伝えたい

先生はご実家が歯科医師の家系と伺いました。

西村将院長 にしむら歯科医院5

はい。私の実家は父、母、兄、姉が全員歯科医師で、しかもみんな明海大学歯学部の卒業なんです。ですから、私も自然と歯科医師をめざすようになっていました。また私の妻の家族も歯科医師が多いので、家族全体が歯科医療に対する理解が深く、今回の開業にあたっても家族みんなにアドバイスやサポートをしてもらい、本当に感謝しています。特に私の兄は徳島県阿波町で私の両親が経営していた歯科医院をリニューアルする形で開業していますので、診療や歯科医療についてはもちろん、経営面などについてもよく語り合っています。お互いに高め合える関係で、非常にありがたい存在ですね。

勤務医時代に学んだことで今、生かされていると感じることはありますか?

勤務医時代は2つの歯科医院で経験を積ませていただきました。最初は同級生の紹介で香川県の歯科医院へ勤務し、一般歯科の基礎的な診療や、インプラント治療をはじめとする自費診療など先端的な治療についても学ばせていただきましたね。また、勉強会などに参加しているうちに予防歯科に興味を持ち、そこで知り合った先生方の紹介で地元である徳島県の歯科医院でも勤務させていただきました。こちらでは、いかに歯を残して口腔機能を保つかということに特化した予防歯科診療を学びました。ただ削って詰めるだけでは、いくら治療しても虫歯を繰り返してしまう方もいらっしゃいますので、治療は最小限に抑えて、定期的に経過を観察しながら必要に応じて治療をしていくというスタンスは、当院でも実践していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

西村将院長 にしむら歯科医院6

日本は歯磨きを行う人が多い国として知られている一方で、歯科医院を受診する人が少なく、虫歯が多い国としても知られています。近年は街中には必ずと言ってもいいほど歯科医院がありますし、国も予防歯科に力を入れていますから、現在、定期的に歯科医院に通う習慣のない方には、ぜひこれを機に歯科医院に通う習慣をつけてほしいと思っています。特に働き盛りの方は忙しく、受診がおろそかになってしまう方も少なくありません。お仕事を引退されたときに困ることがないよう、ぜひ年に数回は計画して歯科医院にお越しいただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/440,000円~(税込み)

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