全国のドクター9,294人の想いを取材
クリニック・病院 158,511件の情報を掲載(2024年6月09日現在)

  1. TOP
  2. 鹿児島県
  3. 鹿児島市
  4. 谷山駅
  5. 医療法人光広会 たびらウイメンズクリニック
  6. 妊娠から出産、産後まで母子を手厚くサポートするクリニック体制

妊娠から出産、産後まで
母子を手厚くサポートするクリニック体制

たびらウイメンズクリニック

(鹿児島市/谷山駅)

最終更新日:2023/02/20

たびらウイメンズクリニック 妊娠から出産、産後まで 母子を手厚くサポートするクリニック体制 たびらウイメンズクリニック 妊娠から出産、産後まで 母子を手厚くサポートするクリニック体制
  • 保険診療

2022年10月に開院した「たびらウイメンズクリニック」は、田平達則理事長を中心に、周産期分野のほか月経トラブル、更年期障害、婦人科がん検診などトータルで女性の健康をサポートするクリニックだ。中でも、田平理事長が専門とする周産期分野においてはLDR室を2室用意、無痛分娩にも対応するなど、負担を軽減し妊婦が安心して出産できるよう環境づくりに注力。また、出産予定日前にスタッフが面談を行ってバースプランを立て、妊婦自身や家族が望む出産の実現をめざす。さらに、入院中の食事についてもすべて無農薬野菜を使用するというこだわりようだ。現在の取り組みについて、田平理事長に話を聞いた。

(取材日2022年12月12日)

周産期分野を専門とする医師が中心になり、女性の心身の負担を和らげ、本人や家族が望む出産の実現をめざす

Q妊娠に気づいたら、どのタイミングで受診すべきでしょうか。
A
たびらウイメンズクリニック 南国の雰囲気を取り入れた外観

▲南国の雰囲気を取り入れた外観

日頃から月経リズムを把握し、月経が予定日から1週間以上遅れている場合には、まずはご自身で妊娠反応検査をされるとよいでしょう。陽性反応が出たら、早めに産婦人科を受診してください。医師の診断を受け、子宮外妊娠などの異常や胎児の病気の有無を確認するとともに、妊娠初期の注意点などを理解しておくことが重要です。また、妊娠・出産を望むタイミングでなくても、女性にはご自身の体のリズムに注意を払っていただきたいですね。厚生労働省では20歳以上の女性に2年に1回の婦人科がん検診を推奨していますので、この検診をきっかけに、月経などに関して気軽に相談できるかかりつけの産婦人科クリニックを見つけておくとよいでしょう。

Q「バースプラン」で本人や家族が望む出産をめざせるそうですね。
A
たびらウイメンズクリニック 妊婦や家族の希望を聞き出しバースプランを立てる

▲妊婦や家族の希望を聞き出しバースプランを立てる

当院では妊娠32週をめどにカウンセリングを行い、妊婦さんやご家族が望むバースプランを作成しています。立ち会い出産の希望の有無や、陣痛が起こってからどのように過ごしたいか、生まれた赤ちゃんを誰が最初に抱くか、へその緒を誰が切るか、分娩後に写真を撮るか否か、生まれた赤ちゃんを完全母乳で育てたいかどうかなど、出産前後のご希望を伺い、安心して出産に臨んでいただくためのものです。出産時に緊急事態が起こればそちらの処置を優先しますが、順調に進めば医師・スタッフはバースプランに沿って対応します。出産に関する過程の一つ一つを大切にし、こまやかに配慮できる点が、個人クリニックならではの強みだと考えています。

QLDR室のメリットや、入院中の食事について教えてください。
A
たびらウイメンズクリニック こだわりの食材をシェフが調理したおいしい食事を提供

▲こだわりの食材をシェフが調理したおいしい食事を提供

LDRとはLabor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)の略で、LDR室は陣痛から回復まで過ごせる部屋です。ひと昔前は、妊婦さんは陣痛室から分娩室へ、回復室へと移動していましたが、現在はLDR室で過ごすのが一般的です。当院ではLDR室を2室用意。ご家族も付き添えますので、妊婦さんの安心感にもつながるでしょう。また、LDR室に隣接して手術室を設置しており、緊急対応が必要となった際にも即時に対応できます。また入院中は、無農薬野菜やこだわりの食材をシェフが調理したおいしい食事を提供しています。クリスマスや桃の節句、端午の節句など、季節を感じられるメニューも工夫しています。

Q無痛分娩にも対応されているとお聞きしました。
A
たびらウイメンズクリニック 陣痛から回復まで過ごせるLDR室

▲陣痛から回復まで過ごせるLDR室

当院ではスタンダードな硬膜外無痛分娩を行っています。背中からカテーテルを入れ、薬液を投与する硬膜外麻酔により痛みの緩和を図るもので、自然陣発の無痛分娩、計画無痛分娩のいずれも可能です。硬膜外麻酔だけで帝王切開手術を行う医療機関もあり、個人差はあるもののほとんど痛みを感じることはありません。特に痛みに弱い方や、1人目の出産で痛みを経験した経産婦さんが希望されるケースが多いですね。妊婦さん本人が不安を感じずに済む、ご家族も安心して付き添えるといったメリットがありますが、一定の合併症リスクがあり、また出産が長びく傾向があるため、事前にご本人とご家族に十分ご説明し、ご納得いただいた上で実施しています。

Qエコーによる胎児の画像診断を得意とされていると聞きました。
A
たびらウイメンズクリニック ナースステーション隣にある新生児室

▲ナースステーション隣にある新生児室

エコーでの画像診断は、ドクターにとって真剣勝負の時間です。胎児がおなかの中ですくすく育っているか、異常なことが起こっていないか、細部までチェックします。異常事態は早期発見し、トラブルを回避できるようアドバイスを行ったり、それでも避けられない場合は適切な対応を取ったりしながら、母子の安全を守ることを第一に考えています。

ドクターからのメッセージ

田平 達則理事長

私は2010年に鹿児島市立病院で産婦人科の医師としてキャリアを開始して以来、分娩、帝王切開、胎児エコー検査、母体救命など、周産期分野を専門に研鑽を積んできました。この経験から地域に暮らす女性の妊娠・出産や健康をサポートしたいと考え、クリニックの開院に至りました。当院では、ニーズが高まる硬膜外無痛分娩にも対応。また胎児エコーによる画像診断に加え、女性のヘルスケアにも力を注ぎ、月経トラブル、更年期障害、ピル処方、ホルモン補充療法、性病治療、婦人科がん検診にも対応しています。「一生のかかりつけ医」として何でもご相談ください。

Access