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廣澤 知一郎 院長の独自取材記事

高田馬場駅前メディカルクリニック

(新宿区/高田馬場駅)

最終更新日:2023/09/11

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック main

高田馬場駅のすぐ目の前で、総合診療をベースに、内科・外科・消化器内科・肛門外科と幅広い症状に対応している「高田馬場駅前メディカルクリニック」。大学病院や大規模病院の消化器外科で研鑽を積んできた廣澤知一郎(ひろさわ・ともいちろう)院長をはじめ、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医や日本内科学会総合内科専門医が在籍し、「患者ファースト」をモットーに掲げて明るく安心できるクリニックづくりに取り組んでいる。2023年7月に開設された同ビル9階の胃大腸内視鏡センターは、すべての個室にトイレが備わったプライバシーに配慮した空間だ。他の患者の目を気にせずにリラックスして検査を受けることができる。廣澤院長に、胃大腸内視鏡センターの特徴や診療時の心がけについて聞いた。

(取材日2023年8月4日)

駅近くの立地で、総合診療をベースに幅広い悩みに対応

男性と女性の医師を選択できる体制など、受診しやすい環境づくりに注力されているのですね。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック1

当院は総合診療をベースに、内科・外科・消化器内科・肛門外科を診療しており、生活習慣病などさまざまなお悩みに対応しています。駅からすぐの立地で土日祝日も診療を行っていて、年末年始を除き年中無休です。消化器疾患や消化器内視鏡専門医による内視鏡検査をご希望の方、女性医師に診察・検査してほしい方、通いやすいクリニックをお探しの方、健康診断の結果を見て二次検査にいらっしゃる働き世代の方などのニーズをくみ取ったクリニックです。検査実績も多く、2022年9月から2023年8月は3500件の胃・大腸カメラを実施しました。患者さんの年齢層は20代から80代までと幅広く、皆さん痛みやつらさを抱えて来院されますから、院内全体を丸みを帯びた優しい雰囲気に設計しました。衛生管理にも力を入れ、毎日スタッフ全員で清掃を行っているんですよ。「患者ファースト」の精神をモットーに清潔感ある院内で患者さんをお迎えしています。

先生のご経歴をお聞かせください。

北里大学を卒業して最初の20年間は、東京女子医科大学病院で診療・研究・教育を行いながら、消化器外科の医師として手術を行ってきました。その後は約6年間、赤羽東口病院院長として臨床から経営面まで幅広く携わり、感染症に対する衛生管理や安全面のノウハウを学びました。消化器外科の勤務医として力を出し尽くしたと感じ、開業したのが2022年の3月のことです。開業医の良さは、皆さんの身近にあって何でも相談できるところ。患者さんの悩みに寄り添い、総合的で安心・安全な医療の実現をめざしています。開業から1年以上がたって、毎月数多くの肛門疾患の手術や内視鏡検査を手がけています。

経鼻式と経口式の胃カメラをはじめ、設備の充実にも力を入れているのだとか。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック2

院内には上下部消化器内視鏡・エコー・エックス線撮影装置・動脈硬化の進行を調べるための脈波検査装置・心電図・骨密度測定装置・血液検査装置などを備えています。血管の硬さや動脈硬化のリスクを測る四肢血流検査機器は、高血圧症や脂質異常症から脳梗塞や心筋梗塞を引き起こさないよう、血管の衰えの早期発見に役立てています。いずれの病気でも、精密検査や入院が必要な際は専門の医療機関を速やかに紹介できる体制を整えています。そして2023年7月には同じビルの9階に胃大腸内視鏡センターを開設しました。すべての個室にトイレが備わったプライバシーに配慮した空間です。内視鏡機器も充実させ、経鼻式と経口式を選んでいただくことも可能になりました。

全室トイレ付き個室の胃大腸内視鏡センター

胃大腸内視鏡センターでの検査について教えてください。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック3

受付後、個室にご案内しますので、室内のロッカーで着替えを済ませて下剤を服用していただきます。トイレは各個室内に備えてあり、他の患者さんを気にする必要はありません。インターネット環境や動画視聴用のモニターもご用意しています。仕事をしたり映画を見たりと、自由に時間を過ごしながら検査をお待ちください。検査後はまた同じ部屋に戻って、お休みいただきます。窓からは富士山がとてもきれいに見えますよ。このような全室トイレ付き個室は都内ではなかなか珍しいのではないでしょうか。

なぜこのような設備をつくられたのですか?

内視鏡検査を受ける患者さんの困り事の一つに「トイレ」があると気づいたからです。開業以来ずっと内視鏡検査には力を入れてきましたが、これまでは3階で対応しており、待機スペース6つに対してトイレは2つでした。大腸カメラ用の下剤は腸をきれいにするためのものですから、便意を催してからすぐに水のような便が出ます。そうなるとトイレの取り合いになってしまうんですね。入れ代わり立ち代わりになるので清掃も行き届きませんし、他の方が使用された直後は抵抗を感じる方もいらっしゃいます。この問題をどのように解決しようかと考えていたところ、ちょうど9階のフロアを使用できることになりました。そのような経緯で完成したのが、プライバシーや衛生面などの問題をすべてクリアすることをめざした胃大腸内視鏡センターです。

9階は肛門外科の手術にも使用されているのですね。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック4

肛門外科の手術後もこちらの個室でゆっくりお過ごしいただけます。肛門外科で診療する症状は、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(穴痔)、便秘、肛門腺に大腸菌が入って化膿してしまう肛門周囲膿瘍や、肛門ポリープなどがあります。市販薬で対応される方もいらっしゃいますが、痔は原因を考えて根本的な治療をするのが望ましいです。クリニックで処方された薬のほうが成分含有量も多く、治療効果も期待できます。当院では患者さんからのご希望があれば、女性の医師が診断・検査・手術まで一通り対応可能です。ご来院いただいた方に笑顔でお帰りいただけるよう、患者さんを第一に考えた診療を心がけています。心配事があればお気軽にご相談ください。

体の内側も外側もケアできるクリニックをめざす

下剤の選択や検査食の提供、モーニング大腸カメラ検査など、さまざまな配慮をしているのですね。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック5

技術・環境・衛生面のすべてに安心して受診していただける環境をご用意しています。希望される患者さんには軽く眠った状態で内視鏡検査を受けられるよう一人ひとりに合わせた鎮静剤を用いることができます。内視鏡機器はおなかが張らないようなもの導入しており、検査後におなかが張って苦しいという感覚はほとんどなく、検査後の早い回復が望めるのも特徴です。また、検査前の下剤は種類を選べるほか、前日の食事に不安がある場合は検査食をご提供しています。吐き気や胸焼け、便の異常など自覚症状のある方、40代以上で内視鏡検査を受けたことのない方はぜひ一度いらしてください。胃カメラでは食道・胃・十二指腸の状態を、大腸カメラでは直腸から盲腸までの全大腸と小腸の一部を診ることができ、当院では胃・大腸カメラの同日検査にも対応しています。さらに、早朝からの胃・大腸カメラにも対応しているので、ご多忙の方もぜひ受診いただきたいですね。

診療時に心がけていることを教えてください。

患者さんを自分の家族と思い、気持ちに寄り添った診療を心がけています。技術面はもちろん、設備やスタッフの対応に至るまで気を配っています。患者さんが不快な思いをしてクリニックから足が遠のくようではいけません。「人と人」として真摯に接し「来て良かった」と思える医療を提供できるよう努めています。当院がめざすのは、体の内側も外側もケアできるクリニック。私はもともと外科を専門としていますから、お子さんから高齢の方まで、急な外傷の治療も数多く経験してきました。総合的に診療できるのが当院の強み。内科・外科のどのような症状でも、お困りの際にいつでも駆け込める場所でありたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

廣澤知一郎院長 高田馬場駅前メディカルクリニック6

当院は、専門分野にとらわれない総合的診療で、高田馬場の地域医療に貢献するクリニックです。胃大腸内視鏡センターの開設で、地域の皆さんにとってより快適にご利用いただけるクリニックへとアップデートできたと思います。新宿区の検診や健康診断の再検査にも対応していますので、お気軽にいらしてください。院内での待ち時間を少なくするため、電話予約のほか、SNSやインターネットで予約を受けつけています。また受付には自動精算機があり、クレジットカードや交通系電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応しています。これからも患者さんの声に耳を傾け、より快適なクリニックづくりに努めてまいります。

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