リラックスできる環境で受けたい
母子の健康を見守る妊婦健診
レディーバードクリニック
(大阪市北区/なにわ橋駅)
最終更新日:2024/02/20
- 自由診療
妊娠したかもしれないと思って産婦人科を受診してから出産を迎えるまで、約10ヵ月。特に初めての妊娠では、妊婦健診でどのような検査があるのか、妊娠がどのように進んでいくのか、また妊娠中の食生活の注意点や仕事との関わり方など、疑問や不安に感じることが多いだろう。「妊婦さんにはなるべく緊張したり不安を抱えたりせず、妊娠前と同様に心穏やかに過ごしてほしい」と語るのは、出産前後の女性を丁寧にケアする「レディーバードクリニック」の丸尾伸之院長。妊婦健診は健康診断であり、リラックスした状態で受診し、気になることがあれば相談して不安を解消しておくことが重要だという。今回は、妊婦健診の具体的な内容、健診時に医師に相談しておくべきこと、妊婦健診を受けるクリニックや出産する病院を選ぶ際のポイントなど、詳しく聞いた。
(取材日2023年10月12日)
目次
妊婦健診は母子の健康を確認する健康診断。疑問や不安があれば医師に相談を
- Q妊婦健診とはどのようなものですか。
-
A
妊婦健診は、妊婦さんと赤ちゃんの健康を確認するための健康診断です。初診の後、妊娠12週までは2週間に1回、24週までは4週間に1回、以降2週間に1回を目安に受診いただきます。健診で毎回行うのは尿検査と体重・血圧測定で、妊娠中3回は血液検査も行います。エコー検査で赤ちゃんの発育を確認したり、出血や腹痛、重いつわりなどの症状があれば検査を追加したりする場合もあります。また、日常生活で心配事があれば健診時に相談されると良いでしょう。当院では、感染症については過度に神経質にならず、妊娠前と同様の感覚で対策されれば問題ないと考えています。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種も特に推奨はしていません。
- Qクリニック選びのポイントを教えてください。
-
A
クリニックを選ぶ際は、受診時のルールを確認しておくようお勧めします。感染症対策が厳しすぎると受診のたびに緊張感が高まってしまうという方もいると思います。ご家族連れで受診したいという方もいるでしょう。医師が丁寧に話を聞いてくれるか、リラックスできる環境かどうかも重要なポイントです。当院では、マスク着用は不要です。ご家族連れでの受診も可能です。また、心穏やかに過ごしていただけるよう、温かみのある空間づくりに努めています。当院では、ご本人が望むお産がかなう病院・産院を紹介しております。
- Q初診ではどのような検査があるのでしょうか。
-
A
初診では、エコー検査で妊娠しているかどうか確認します。服装は、スカートのほうが診察の準備が早くできますが、パンツでも構いません。そのほか、尿検査や体重・血圧測定も行います。食生活に関する疑問や仕事に関する心配事などがあれば、この機会に相談しておくと良いでしょう。妊娠中に避けたほうが良い食品、控えたほうが良い食品やカフェインの摂取目安など、具体的に確認しておくと安心です。また、勤務先にこうした就業上の配慮を促すため、医師に書面を作成してもらうこともできます。
- Qその後の流れを教えてください。
-
A
7週頃には心臓の動きを確認できます。また当院では、9週前後に出産予定日が確定したら母子手帳を受け取りに行っていただいています。母子手帳と一緒に自治体から無料受診券が発行され、以降妊婦さんの負担額は少なくなります。この2週間後を目安に1回目の血液検査や子宮頸がん検査、性感染症検査を行います。当院では、子宮頸がん検査の精密検査として行われるコルポスコピーにも対応。局所麻酔下で痛みや出血に配慮した検査が可能です。その後、早ければ16週頃に性別がわかります。出産される病院には予定日が決まったら連絡を入れ、34週までに転院していただきます。逆子が30週前後まで続く場合、逆子体操をお勧めします。
- Qこちらでは4Dエコーを導入されているのですね。
-
A
おなかにいる赤ちゃんのお顔や動きを見たいとのご要望にお応えして4Dエコー装置を導入しています。3Dエコーは赤ちゃんの様子を立体的に写した静止画ですが、4Dエコーは立体的な赤ちゃんの動きを動画として見ることができます。16~28週の間ぐらいが赤ちゃんの全身の動きがわかりやすいでしょう。タイミングが良ければ顔の様子が見えるかもしれません。妊婦さんだけでなくご家族も一緒にご覧になれば、新たな命をより近くに感じられるのではないでしょうか。当院ではご希望があればご家族そろって見ていただくことができ、スマートフォンでの撮影も可能です。他院で妊婦健診を受けられている方は4Dエコーのみでの受診も可能です。
自由診療費用の目安
自由診療とは4Dエコー/5500円~