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歯周病治療の鍵は歯磨き
歯科医院と患者の二人三脚で歯を守ろう

青葉台なかむら歯科

(横浜市青葉区/青葉台駅)

最終更新日:2024/05/15

青葉台なかむら歯科 歯周病治療の鍵は歯磨き 歯科医院と患者の二人三脚で歯を守ろう 青葉台なかむら歯科 歯周病治療の鍵は歯磨き 歯科医院と患者の二人三脚で歯を守ろう
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自覚症状がないため多くの人が気づかずに放置しがちだが、最終的に歯を失ってしまうリスクにもつながる「歯周病」。貴重な天然歯を残すためには歯周病の予防・早期治療が必須で、そのために非常に重要となるのが患者自身によるホームケアだという。「患者さんが歯周病や治療内容を理解し、正しい歯磨きの方法を身につけていただくことが大切です」と話すのは、数多くの歯周病治療を手がけてきた「青葉台なかむら歯科」の中村一寿(かずとし)院長。歯科医師と歯科衛生士による専門的なケアと、患者のホームケアを軸とした歯周病の基本治療を徹底しながら、歯を失ってしまった場合の選択肢として、インプラントや入れ歯といった選択肢も豊富に用意する中村院長。今回は歯周病治療の詳細や同院の歯周病治療の特徴を聞いた。

(取材日2024年5月1日)

プラークをコントロールすることで歯周病治療をスムーズに。重症化した場合は高度な外科治療にも対応

Q歯周病とはどんな病気ですか?
A
青葉台なかむら歯科 歯科治療のベースとなる歯周病の知識が豊富な中村院長

▲歯科治療のベースとなる歯周病の知識が豊富な中村院長

歯周病は口内にたまったプラーク(歯垢)の中に生じた細菌が歯周ポケット内に入り込むことによって、歯を支える骨を破壊してしまう病気です。歯を支える骨が破壊されると歯がぐらぐらと不安定な状態になり、最終的には抜けてしまう危険性があります。歯周病は「サイレントディジーズ」とも呼ばれており、虫歯(う蝕)などと違って、患者さん自身が気づかないまま進行するという特徴があります。ですから毎日のブラッシングや定期的なメンテナンスによって予防すること、歯周病になってしまった場合は早期に発見・対処して進行させないことが非常に重要です。

Q具体的にどのように治療を進めるのでしょうか?
A
青葉台なかむら歯科 歯科医師・歯科衛生士が連携し患者をサポート

▲歯科医師・歯科衛生士が連携し患者をサポート

歯周病治療の基本となるのは、歯科医師や歯科衛生士による歯と歯茎のケアです。ただしこの治療を進めるには患者さん自身によるプラークコントロール、つまり歯磨きのクオリティーが一定以上の状態で保たれていることが重要になりますから、当院ではそこに十分に時間をかけています。まずは患者さんの意欲を保つために、最初にしっかり説明します。そして患者さんごとの歯磨きの癖を見ながら、ブラシの握り方や歯に当てる順番などを指導し、日々の磨き残しを20%以下に抑えることを目標にしています。正しい歯磨きによって歯茎の状態が改善に向かい、歯の根元についた頑固な歯石が取れると、治療の反応も良くなることが期待できます。

Qこちらの歯周病治療の特徴はありますか?
A
青葉台なかむら歯科 「歯をまもる・歯をのこす」をモットーに診療にあたる

▲「歯をまもる・歯をのこす」をモットーに診療にあたる

これまで数多くの歯周病治療に携わってきました。ブラッシング指導やスケーリング(歯石除去)などの基本的なケアを歯科衛生士に任せるのではなく、私自身も介入してケアの精度を高めるよう努めています。まずは患者さんに負担の少ない基本治療で治したいと思っていますが、重症化した場合は、歯肉を切開して歯垢や歯石を取り除く外科的処置、歯周病によって失われた骨などの組織を再生材料で回復させる歯周組織再生療法も提案可能です。また、マイクロスコープを用いて歯周病治療を行っていますので、肉眼では見えない細部まで確認して治療の精度向上を図っています。

Qそれでも歯を失ってしまったら、どんな手段がありますか?
A
青葉台なかむら歯科 プライバシーに配慮した個室の診療室。衛生管理も徹底

▲プライバシーに配慮した個室の診療室。衛生管理も徹底

失った歯を補うための手段として、入れ歯、ブリッジ、人工物の歯根を挿入するインプラント、親知らずがきれいな状態で残っていればそれを移植するという方法があります。ここで重要なのが、1本だけ歯が欠けているけれど他の歯は健康という場合と、歯周病で歯を失った場合とでは状況が違うということです。歯周病で歯を失った場合は他の歯や歯茎、骨など口腔内全体のコンディションが悪くなっている可能性があります。例えば骨が少なくなっているケースなどは、インプラントを入れるのではなく、入れ歯で弱っている歯を固定するほうが適していることもあります。つまりなくなった歯だけでなく、口腔内全体を見て的確に判断する必要があるのです。

Qさまざまな方法から適切なものを提案いただけるのですね。
A
青葉台なかむら歯科 先を見据え、患者の価値観やライフステージに合わせて治療する

▲先を見据え、患者の価値観やライフステージに合わせて治療する

複数の選択肢の中から、患者さんにとって理想的なゴールを考えてご提案可能です。骨が少ない場所にインプラントを行うための骨造成「GBR法」や「サイナスリフト」などの手段にも対応していますので、他院でインプラントは難しいと言われた方もぜひ一度相談してください。入れ歯治療についても大学で専門的に学んできましたし、親知らずを移植する方法にも対応できます。また、患者さんのライフステージを考慮した提案も心がけています。例えば20代でインプラントを入れたら、その後の人生は長いですから、どこかで補修が必要になるかもしれません。それであればまずは移植をして、50代以降にインプラントを入れるという選択肢もあります。

ドクターからのメッセージ

中村 一寿院長

歯磨きの得意・不得意には個人差があるでしょうが、歯磨きが苦手な方にも、磨き残しを染め出して見ていただいたり、歯ブラシの当て方から丁寧に指導したりするなど、さまざまな工夫をして上達してもらえるようにサポートしますので安心してご相談ください。医学は日々進化しますから、より良い治療を提供するためにも新しいものを吸収していきたいと思っています。もちろん新しい方法がすべての患者さんにとってベストとは限らないでしょうから、それを確認した上で、患者さんの負担が少なく利益がより大きくなる治療を日々研鑽していきます。そして、患者さんのバックグラウンドやライフステージも考慮した治療をすることを意識しています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/42万9000円~、歯周組織再生療法/7万7000円~16万5000円、骨造成/GBR:5万5000円~、サイナリフト:19万8000円~

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