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堤 康次郎 院長の独自取材記事

上水前寺つつみ整形外科

(熊本市中央区/水前寺駅)

最終更新日:2021/12/27

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科 main

熊本市中央区に立つ「上水前寺つつみ整形外科」は2021年11月開業。リハビリテーション専用フロアのある3階建てのクリニックだ。周辺に学校や陸上競技場、球場などの施設があり、スポーツによる外傷治療のために訪れる患者が多い。肩の痛み、関節痛などの悩みを持つ高齢者も受診している。水前寺で生まれ育った院長の堤康次郎先生は、約20年間の勤務医時代に数多くの整形外科手術を執刀したベテランドクター。開業後はエコー検査による診断および治療、日帰り手術を中心に行っている。学生時代は野球やラグビーに熱中し、ケガの治療を受けた経験もあるという。5人の息子と父も地元で野球をしているというスポーツ一家で暮らす堤院長に、診療内容やこれまでの経歴、自慢のスタッフについて詳しく話を聞いた。

(取材日2021年11月17日)

豊富な手術経験を地元で発揮し地域に貢献

地元で開業されるまでの歩みを教えてください。

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科1

2000年に鹿児島大学医学部を卒業し、熊本大学病院の整形外科に入局しました、その後、熊本中央病院と下関厚生病院(現・下関医療センター)の整形外科で過ごし、2005年に熊本大学病院に戻ったんです。半年間、麻酔科で全身麻酔を担当しました。2006年から済生会熊本病院の整形外科に15年間勤務し、副部長も務めました。その後、開業準備を経て2021年11月1日に生まれ育った水前寺に開業したという流れです。地元で開業したのは、恩返しがしたいという思いからです。自分の経験を生かして知り合いやその子ども、親などを治療したいという気持ちが強かったですね。

勤務医時代は数多くの整形外科手術を担当されたそうですね。

執刀以外に指導などの監督役も任されていたので、それも含めるとかなりの手術を経験してきました。勤務していた病院が外傷や骨折で受診される方が多かったため、特に外傷性骨折やスポーツ外傷に対する手術を執刀しました。人工股関節や人工膝関節の手術経験もあります。特に得意だったのは肩の手術です。筋骨格系の診断、治療も得意としています。日本整形外科学会整形外科専門医の資格を持っており、スポーツ整形外科の分野や、運動器リハビリテーションについても研鑽してきました。

開業後も日帰り手術に対応しているそうですね。診療内容について詳しく教えてください。

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科2

骨折などの外傷やスポーツ障害、関節疾患の治療を中心に、日帰り手術、各種リハビリテーション、骨粗しょう症の診療に対応しています。日帰り手術が難しい場合は、連携する近隣の病院で手術を行い、私が執刀します。水前寺地区は陸上競技場や球場があってスポーツが盛んな地域であり、高齢者や子どもも多い地域です。スポーツをしている方や親子3世代で受診される方もいらっしゃいます。現在、一般的な整形外科の診療が8割、スポーツに関する診療が2割ほどです。疾病の予防や早期発見にも努めており、検査機器も新型のものを導入しています。

自身の経験を生かし痛みと気持ちに寄り添う診療を実施

どのような設備を導入されていますか?

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科3

新型のエコー検査機や骨密度装置のほか、リハビリ設備ではウォーターベッド、電気治療機器などを設置しています。また、リハビリテーション室はかなり広く、多くの患者さんを受け入れることができます。手術室も設けていますので、当院で日帰り手術が受けられますし、術後のリハビリも可能です。検査ではMRIより比較的安く受けられるエコーを使って診断しています。当院の理念の一つが「コストパフォーマンスが良く、質の高い医療を提供する」こと。骨折や靱帯損傷、筋挫傷などをエコーで診断して治療方針を決めています。精密なエコー診断によって、経済的負担を軽減した短期間での治療につなげていきたいと考えています。当院ではエコーを使った、筋膜リリースや五十肩の治療などに使われるサイレントマニピュレーション(非観血的関節授動術)なども行っています。

経験豊富なスタッフがそろっているそうですね。

看護師が3人と理学療法士が2人在籍しています。看護師は3人とも総合病院の整形外科での勤務経験を持つ信頼できるスタッフです。理学療法士の1人は野球部出身で、野球に特化したトレーニング指導ができます。投球や打撃のフォームチェックなども可能です。もう1人はサッカー経験があり、現在も子どもたちを指導しています。このほかに野球に詳しい非常勤の理学療法士も1人います。スポーツに精通したスタッフがそろっていますので、患者さん一人ひとりに合った診療が可能です。例えば、大会までのスケジュールに合わせて「ここは休むべき」「テーピングで固定して練習したほうがよい」などのアドバイスをしています。今後はほかのクリニックとの合同カンファレンスを企画し、スタッフの技術向上に努めたいと考えています。

ご自身もスポーツ経験とケガの治療経験をお持ちだとお聞きしました。

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科4

野球、ラグビー、ハンドボールのプレー経験があります。現在も整形外科の野球チームで活動しています。試合ではレギュラーでセンター1番。チームの中では最年長です(笑)。実は私の父と5人の息子も野球をしています。大学時代はラグビー部だったのですが、肩の脱臼や靱帯損傷などのケガを何度もしましたし、手術もしました。その経験があるから、患者さんの痛みや悔しい気持ちがわかるんです。運動機能の低下を元の状態に戻していくことをやりがいにして診療しています。

患者の経済的負担に配慮し、的確な診断と治療をめざす

診療の際に心がけていることを教えてください。

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科5

当たり前のことですが、まずは患者さんの気持ちに立つこと。どうしたら患者さんのためになるかを考え、その人の体の中で何が起こっているのかを診断して、それに対する的確な治療を行うように努めています。また、患者さんとの対話も大切にしていますね。話しやすく優しいクリニックをめざしています。経済的負担の軽い治療を心がけて、的確な診断と治療を行うことが患者さんのためになるのではないでしょうか。

医師をめざしたきっかけは何でしょうか?

中学の恩師から「あなたは優しいから医師になりなさい。あなたならなれるから」と言われたんです。その先生は中学3年間ずっと私の担任でした。恩師のお子さんも医師をされていたそうです。実際に医師になり、患者さんが喜んでくださるとやりがいを感じますし、診療のモチベーションにもなりますね。開業してまだ間もないですが、たくさんの医師がいた勤務医時代と異なり、私の診療を受けに来てくださる患者さんばかりなので、その期待に応えなければいけないなと思いながら診療しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

堤康次郎院長 上水前寺つつみ整形外科6

地元に恩返しがしたくて水前寺に開業しました。これからめざすのは、頼りにされるクリニックです。体の痛みやしびれなどを気軽に相談していただける、地域のかかりつけ医になりたいですね。肩や膝の痛み、スポーツによる痛みなどでお困りの方は、お気軽にご相談ください。先進の機器を使い、経験豊富なスタッフとともに患者さん一人ひとりに適した治療やリハビリテーションを提供します。

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