全国のドクター9,336人の想いを取材
クリニック・病院 158,521件の情報を掲載(2024年5月20日現在)

  1. TOP
  2. 熊本県
  3. 熊本市東区
  4. 東海学園前駅
  5. 影下デンタルクリニック
  6. 影下 裕晃 院長

影下 裕晃 院長の独自取材記事

影下デンタルクリニック

(熊本市東区/東海学園前駅)

最終更新日:2022/09/28

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック main

住宅地として人気の高い熊本市東区保田窪にある「影下デンタルクリニック」。影下裕晃院長が、2021年4月に開業した。父と兄が経営する「影下皮膚科クリニック」の近くで歯科医院を開きたいと思い、土地探しからスタート。通いたくなる歯科医院をモットーに建築した建物は、歯科医院とは思わせないスタイリッシュな装いで、院内には吹き抜けのある開放的な空間が広がる。さらに患者の不安な気持ちに寄り添いたいとカウンセリングを重視し、完全個室を2室、うち1室は子どもと一緒に安心して通院できるようにファミリールームとして利用可能にしている。「歯科治療が苦手だという方こそ、当クリニックへお越しください。一緒に不安を払拭しましょう」と明るく話す影下先生。ここでは、学生時代の思い出話や治療へのこだわりなどを聞いた。

(取材日2022年6月16日)

熊本の地域医療に貢献したい

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック1

父や兄をはじめ医師をしている親戚が多く、自分も将来は医療に携わることがしたいと漠然と考えていました。しかしながら僕には天邪鬼みたいなところがありまして、小学生の頃、兄が医者になると宣言していたので、じゃあ自分は歯医者になろうと、卒業文集の将来の夢に歯医者さんと書いていました。そんなことがあって高校生になり、進路をどうしようかと考えた時、やはり兄が父のクリニックを継ぐと言うので、歯科医師の道へ進むことにしました。進学したのは東京歯科大学です。東京歯科大学は国家試験合格率が全国トップの大学で、6年間毎日勉強漬けの日々を送りました。今、思い出してもあの頃はよく勉強したなとしみじみ思います。

大学卒業後は九州大学病院へ移られたのですね。

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック2

僕の歯科医師人生は、ここから始まりました。卒業後は、ほとんどの人が出身大学に残って研修医となりますが、僕の場合は、将来は地元熊本に帰って開業したいと思っていたので、九州大学での研修を選びました。ここでは臨床はもちろん、論文をきちんと読み、エビデンスに基づいて診療していくという基礎を学ばせていただきました。通常、歯科の研修医は1年在籍するものですが、僕は担当の患者さんを最後まで診るために、さらに1年過ごしました。開業医には幅広い知識と技術が要求されるため、口腔総合診療科に在籍しました。当時の教授や指導医の先生方には開業時にもお祝いに駆けつけてくださり、現在もご指導をいただいています。その後の勤務医時代に、僕にとって憧れの恩師に出会いました。先生は「歯を抜かないこと」にこだわり、歯科医師として治療に責任を持つことを教えていただきました。開業した今となっても感謝の気持ちが増すばかりです。

患者のニーズに合わせた丁寧かつきめ細かな治療

先生の診療方針について教えてください。

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック3

歯科治療が好きな患者さんはほとんどおられないと思います。だからこそ患者さんの不安な心に寄り添えるよう意識しています。例えば初診の方には、1時間から1時間半かけてしっかり検査を行い、カウンセリングでは歯のことではないお話をすることもあります。これはお口の状態を知るためだけでなく、それぞれの価値観や生活背景などを把握することで、よりその方に合った治療プランをご提案できるヒントにもなります。保険診療から自費診療、治療のスピードなど一人ひとりに納得して治療を始めていただきたいのです。また、ご要望にはなるべくお応えしようと、忙しい方には都合の良い日に3〜4時間かけて一気に治療を進めたり、大がかりな治療の場合、休診日に診療をしたりといった対応もしています。できる限り患者さんのニーズに合わせて治療を進めていきたいと思っています。

患者層や診療内容は?

患者さんの年齢層は子育て世代をはじめ、幅広い年齢層の方にご来院いただいています。あまり歯科医院に見えない外観の影響なのか、ご高齢の方が比較的少ないですね。でも、もともとは訪問診療や全身疾患をお持ちの方の治療を行ってきましたので、これからは、ご高齢の方にもお気軽にお越しいただきたいと思っています。診療内容は一般歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科です。当院は幅広く治療を行いますが、他院には口腔外科や矯正など、専門歯科医院として診療されている先生も多くいらっしゃいます。症状によっては、専門性の高い他院を紹介させていただく場合もあります。患者さんが第一であり歯は一生ものですから、その方にとってどんな治療がベストなのか、開業医としてすべてを担うのではなく専門の歯科医師への懸け橋になることも重要なことだと考えています。

診察において、こだわりなどはありますか?

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック4

特にこだわりたいのは、患者さんとの認識・価値観のずれや治療に対する温度差をなくすことです。歯科医師が必要と判断して行った治療の結果が、患者さんにとっては求めていることではない、ということがあってはなりません。カウンセリングを重視する理由もまさにそこです。治療による恩恵とリスクをよく理解していただき治療を進めていくことを心がけています。もう一つ僕が大切にしていることは医科との連携です。全身疾患を抱えた患者さんが歯科を受診した際、その病気について歯科医師が無知であれば患者さんはとても不安になります。歯科医師でも基本的な医科の知識や、薬についても知っておくべきだと思います。当クリニックでは、患者さんの状態や必要に応じて医科の医療機関のご紹介もしています。

大切なのは気持ちをくみ取り、寄り添うこと

他にも心がけていることがあればお聞かせください。

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック5

患者さんとのコミュニケーションですね。というのも、診察の前に「痛かったら手を上げてください」とお伝えしますが、実際は痛くても我慢される方が多いのです。それは自分も同じ経験があって、やっぱり痛いとは言いづらい。だから患者さんは、痛くても言いにくいのは当たり前だと思っています。そこで、患者さんのお顔の表情はもちろん足の先や手指の動きまで、常に配慮しながら診療にあたっています。例えば同じ虫歯という病名でも患者さんによって感じ方、不安、恐怖心もさまざまです。ですから患者さんの反応を見逃さないよう、しっかりコミュニケーションをとりながら、リラックスした状態で治療を受けていただけるよう気をつけています。患者さんには小さなことでも遠慮なく相談していただける雰囲気をつくれるように、スタッフ一同努力しています。

歯科医師になられてよかったことは何ですか?

先ほどコミュニケーションが大切だとお伝えしましたが、僕は人と話をすることや人に喜ばれることが大好きなんです。治療を終え、患者さんが笑顔で帰っていかれる姿が何よりのご褒美です。単純ですが、そこがやりがいになっています。開業してからは、幼い頃からの友人が訪ねてきてくれたり、子どもを診てほしいと連れてきてくれるのもうれしいです。忘れられないのは、開業前の内覧会でのこと。胡蝶蘭、花束や観葉植物含めお祝いを院内に入りきれないほど頂戴し、言葉がありませんでした。周りの皆さまに助けられてここまで来られたのだという感謝の気持ちで、胸がいっぱいでした。

最後に読者へメッセージをお願いします。

影下裕晃院長 影下デンタルクリニック6

よく皆さんにお話しするのは、美容室へ行く感覚で歯科医院へ足を運んでほしいということです。歯が痛むなど、お口の中に不具合を感じてから歯科受診をするのではなく健康を維持するため、あるいはきれいになるために、数ヵ月に1度でいいので、定期的に通う習慣をつけていただきたいと思っています。特に新型コロナウイルス感染症の流行で足が遠のいている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。感染症対策を重視したクリニックになっていますので安心してご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/8千円~ インプラント35万円~

Access