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宮村 朋孝 院長の独自取材記事

みやむら耳鼻咽喉科

(鈴鹿市/柳駅)

最終更新日:2024/04/08

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科 main

近鉄鈴鹿線の柳駅から徒歩約7分。「みやむら耳鼻咽喉科」は、内科や眼科など多数のクリニックが立ち並ぶすずか第一メディカルモール内にある。2021年に同院を開業した宮村朋孝院長は、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の資格を有する知見豊富なドクターだ。市立四日市病院では耳鼻咽喉科部長を務め、頭頸部がんや甲状腺疾患など、さまざまな症例を診断、治療してきた。同院でもその経験を生かし、中耳炎やアレルギー、発熱などに加え、甲状腺疾患にも対応し、超音波検査も実施している。また、三重県下では数少ない耳鼻咽喉科用CTも導入し、より精度の高い検査の実践に努めている。一つ一つの質問に笑顔で答えてくれる宮村院長にクリニックの強みや診療方針など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2024年1月16日)

患者にもっと寄り添った診療をめざして開業

開業のきっかけとこのエリアを選んだ理由を教えてください。

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科1

開業を考えたきっかけは、より多くの患者さんに寄り添った診療をしたいと思ったからです。これまで、県内の病院で耳鼻咽喉科診療に携わってきました。耳や鼻、のどに関する病気はもちろん、頭頸部のがんの治療に対しても診療していましたが、紹介いただいた患者さんの診断、治療を行い、落ち着いたら近隣の先生にお願いするということが多くなっています。いわゆる役割分担なのですが、風邪や花粉症などを診ることはなくなっていました。その中で、患者さんにとってより身近な存在の医師になりたいと考えるようになりました。そして、開業を検討していた時に、ご縁があり「このメディカルモールでやりませんか」と声をかけていただき、他科のクリニックや調剤薬局がある環境は患者さんにとっても医師にとっても安心して医療が行えると考え、この場所で開業をすることを決めました。

患者層について特徴はありますか?

近隣の方を中心に、子どもからご高齢の方まで、幅広い世代の方に来院していただいています。風邪の診療から小さいお子さんの耳垢の除去、高齢の方の難聴、耳鳴りの相談、甲状腺疾患など幅広い診療となっています。当たり前ですが一般的な知識から専門的な知識まで必要で、まだまだ日々勉強の毎日です。駅近くに立地していますが、駐車場も確保していますので、車での来院も可能です。

開業までどのようなご経験をされてきたのでしょうか?

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科2

三重大学の耳鼻咽喉科の医局に入局し、先輩、上司の方々にご指導いただきました。長時間にわたる手術もあり朝から次の日の朝まで手術室にいたこともありましたね。その後は三重中央医療センターや山田赤十字病院(現・伊勢赤十字病院)で経験を重ね、市立四日市病院では耳鼻咽喉科部長を務めました。いずれも地域の基幹病院であり、希少な症例や手術などを担当する機会があり貴重な経験ができたと思います。

耳鼻咽喉科用CTと超音波検査機器を備え、各種検査を

クリニックの強みや特徴はどのようなところだとお考えですか?

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科3

患者さんの話をしっかり聞くようにしています。その上で必要な検査を行い患者さんにご理解いただくことが大事だと思っています。最近はインターネットで調べるとさまざまな情報があり、心配になり受診される方も多いですね。調べれば調べるほど自分の症状が重症化しているのではないかと不安になるのでしょう。当院では耳、鼻用のCTを導入し、レントゲン検査だけではわかりにくい変化を捉えることが望めます。甲状腺に関しては、今までは腫瘍に対して手術をしてきた側でしたが、超音波検査、採血で診断をした上で必要であれば連携している病院に症状、疾患に応じ紹介しますので、お気軽に受診していただけたらと思います。

診療方針をお聞かせください。

患者さんは、皆さんつらい症状を抱えて来院されています。患者さんに安心して帰ってもらいたいと考えており、言葉だけの説明ではなく、目で見てわかりやすく説明することを大事にしています。例えば、鼻、のどのイラストや写真を用いて説明したり、カメラの画像を患者さんにも見てもらいながら症状の説明をしたりするようにしています。

患者さんとの接し方で大切にしていることはありますか?

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科4

繰り返しにもなりますが、患者さんの気持ちに寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。小さい子どもさんから大人まで、帰るときには笑顔になれるような親しみやすいクリニックにしていきたいと思います。

笑顔で優しいスタッフと、多くの患者をサポートしたい

先生が医師をめざしたのは、どのようなきっかけからでしょうか?

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科5

父が眼科の開業医をしており、自宅と医院がつながっていたこともあり、子どもの頃から患者さんと接する父の姿を見てきました。毎日忙しく大変そうでしたが、やりがいを持って医療に関わっている姿を見て、自然と同じ道を進むことになりました。耳鼻咽喉科を専門に選んだのは、専門性が高く、外科的な要素もあり、子どもから大人まで診れるところに惹かれて選びました。眼科は優秀な兄たちが継いだのでもういいかなと(笑)。

スタッフの皆さんについて教えてください。

スタッフの皆さんは患者さんに笑顔で優しく接してくれているのでありがたいです。毎朝のミーティングでは通院中の患者さんのことなど情報共有したり業務内容を話し合ったりします。新型コロナウイルスの流行下に開業したこともあり、感染対策などいろんな意見を出しながら取り組んできました。これからはもっといろんな意見を出し合っていきたいですね。さらには患者さんにはより快適に来院していただきたいので、私も含め、接遇面の向上にも取り組んでいきたいと考えています。一人が頑張ってもできることや対応できる時間には限りがあり、スタッフ皆で全体的にレベルアップしていくことが必要だと思っています。

最後に今後の展望と読者の方へメッセージをお願いします。

宮村朋孝院長 みやむら耳鼻咽喉科6

今もたくさんの患者さんに来てもらっているのですが、コロナ禍だったこともあり院内で混み合わないよう、また熱のある方など感染を広げないように予約システムを利用したり人数を制限していたりしていました。これからはもっと多くの患者さんを診られるようにしたいと思っています。今後は業務の効率化をめざして、患者さんと向き合う時間は確保しながら、多くの方を診られるような体制を整えるのが理想ですね。当クリニックは予約優先となっていますが、初診の方でもウェブから順番予約ができます。鼻、耳、のどのことで気になることがあったらお気軽にご相談ください。最近耳が遠くなった、耳が詰まった気がする、鼻水が出るなどの軽い症状でも、遠慮せずにご相談いただけたらうれしいです。

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