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糖尿病の治療を専門の
クリニックで受けるメリットとは

名和内科クリニック

(品川区/大井町駅)

最終更新日:2022/07/11

名和内科クリニック 糖尿病の治療を専門の クリニックで受けるメリットとは 名和内科クリニック 糖尿病の治療を専門の クリニックで受けるメリットとは
  • 保険診療

血液中のブドウ糖の濃度が、継続的に高くなってしまう糖尿病。自覚症状が乏しいことから、健康診断で指摘されても未治療の人や、一度は始めた治療を中断してしまっている人もいるかもしれない。しかし、糖尿病になると脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気や、人工透析、失明、足の切断など、生活の質に大きな悪影響を与えるリスクが高くなることから注意が必要だ。その糖尿病に対し、日本糖尿病学会糖尿病専門医として30年以上にわたる臨床経験を生かした専門的な診療を提供しているのが「名和内科クリニック」の名和知久礼(なわ・ちぐれ)院長。同院では個々の患者に合わせたオーダーメイド治療によって、患者が将来的にも健康に過ごすことができるよう努めている。そこで名和院長に、同院で取り組む糖尿病治療について詳しく教えてもらった。

(取材日2022年6月20日)

放置すると将来の重大な病気のリスクを高める糖尿病。予防のためには早期発見と早期治療、治療の継続が大切

Q糖尿病とは、どのような病気ですか?
A
名和内科クリニック 糖尿病治療に注力している名和内科クリニック

▲糖尿病治療に注力している名和内科クリニック

糖尿病は、血液中にあって私たちが生きていくために必要不可欠な栄養素であるブドウ糖の濃度が継続的に高くなってしまう病気です。ブドウ糖の濃度を適正にコントロールできていない状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気や三大合併症といわれる神経障害、網膜症、腎症になるリスクが高くなるので注意が必要です。原因は、多因子遺伝といわれていて、遺伝的な要因と生活環境などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。その要因の一つとして、飽食の時代といわれているように摂取カロリーが過剰なことがあり、特に働き盛り世代の人などは、遅い時間に量の多い夕食を取ることで食事のリズムが崩れていることが挙げられます。

Qこちらでは、どのような治療を行っていますか?
A
名和内科クリニック 一人ひとりの病態に合わせた治療を提供している

▲一人ひとりの病態に合わせた治療を提供している

当院では、オーダーメイド治療を行っています。一人ひとりで手足の長さが違うように生活習慣も異なります。現在、糖尿病の治療薬は大きく8種類とインスリン療法がありますが、患者さんに合わせて使い分ける必要があります。さらに、一度使って良かったのでそのまま使い続けるのではなく、病状に応じて量などを調整することも必要です。また、例えばインスリン製剤を1日4回使っている人が、別のインスリン製剤にして1日3回にできれば本人や、高齢者であればサポートしている周りの人の負担も減らすことができます。患者さんのその時の病状やサポートする人たちにも最適だと考えられる治療の提案も、専門家だからできることだと考えています。

Q管理栄養士がいることのメリットを教えてください。
A
名和内科クリニック 資料を用いてわかりやすく説明する

▲資料を用いてわかりやすく説明する

糖尿病の治療に食事管理は欠かせません。また、高血圧症や脂質異常症、痛風などの生活習慣病は、糖尿病と同様に食生活が大きく影響していますので、やはり食事管理は大切です。当院では、糖尿病療養について学んだ管理栄養士が、栄養指導をしています。食事管理をすると、糖質やカロリーを制限して食べたいものも食べられないと思われがちです。そのような面があることは否定できませんが、例えば、1日2回飲んでいたみそ汁を1回にする。しょうゆは食べ物にかけるのではなく小皿に取って使う。柑橘系や素材の塩気を利用した調理をするなどの工夫によって、患者さんが継続できる方法を指導しています。

Qどのようなときに受診したほうが良いのでしょうか?
A
名和内科クリニック 些細な体の異常を見逃さないことが大切

▲些細な体の異常を見逃さないことが大切

一つは、健康診断などで血糖値が高いなどの異常があったときです。ほかに、家族に糖尿病の人がいる場合や、その中でも家族がインスリン治療を受けている人。そのような遺伝性が明らかでなくても肥満の人。これらにあたる人は糖尿病のリスクが高いと考えられますので、中年期を迎えたら一度、自覚症状などがなくても相談してもらったほうが良いでしょう。また、普通に食事を取っていても体重が落ちてきた、喉がよく渇く、水分の摂取量が多くなり夜間トイレに行く回数が多い、尿が泡立つ、といった症状がある人は、必ずしも糖尿病とはいいませんが、可能性としては高いですので、一度相談していただくことをお勧めします。

Q糖尿病治療で大切なこと、患者さんに知っておいてほしいことは?
A
名和内科クリニック 患者の話をしっかり聞き、診察していく

▲患者の話をしっかり聞き、診察していく

糖尿病治療の目的は、健康な人と変わらない日常生活を送るために、命に関わる脳卒中や心筋梗塞、足壊疽による切断、糖尿病網膜症による失明、腎不全による人工透析などの合併症を起こさないようにすることにあります。これらの病気は発症すると治らないため予防が重要で、そのためには、患者さん自身にも糖尿病の怖さや治療の必要性を理解してもらわなくてはなりません。もし薬を飲みたくないという場合、それは治療に対して何か納得していないということですので、その方の意見をしっかりと聞くようにしています。その方は治したいからクリニックに来ているわけですから、患者さんと意見をうまく折り合わせ治療が中断しないよう心がけています。

ドクターからのメッセージ

名和 知久礼院長

糖尿病は気づかないうちに進行してしまいますので、早期発見と早期治療、治療の継続が大切です。患者さんにも自身の将来の健康のために通院していただきたいと思います。私は日本糖尿病学会糖尿病専門医としての知識と、これまで30年にわたって糖尿病を専門にしてきた経験を生かし、病状やライフスタイル、患者さんの要望に合わせた治療の提供に努めています。また、検査結果を時系列にまとめて、一緒に経過を見ながら治療の内容を相談するなど、納得していただける診療を大切にしています。健康診断などで指摘を受けた方や心配な症状がある方、以前にほかの病院で治療を受けていたけど中断してしまった方も、ぜひ相談にお越しください。

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