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特別な配慮が必要な子の受け皿に
親子で受診できる歯科クリニック

まい歯科こども歯科

(北九州市小倉北区/城野駅)

最終更新日:2023/07/28

まい歯科こども歯科 特別な配慮が必要な子の受け皿に 親子で受診できる歯科クリニック まい歯科こども歯科 特別な配慮が必要な子の受け皿に 親子で受診できる歯科クリニック
  • 保険診療

「子どもが泣いて治療できない」。そう悩んでいる子育て世帯は多いのではないだろうか。「まい歯科こども歯科」の藤元麻衣院長は、そんな子育てに奮闘する人々の強い味方。「他の施設で治療できなかった経験のある、特性や個性の強い子も来てほしい」とほほ笑む。自身の子育て経験を生かした言葉がけはもちろん、発達障害、自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症(ADHD)、ダウン症、聴覚障害児など、特別な配慮が必要な子どもにも対応できるのが同院の強み。大学病院からの紹介で来院するケースも多いそう。託児サービスも実施しており、悩める親子に愛情と研鑽を重ねたスキルで応える藤元院長に、同院ならではの治療フローを聞いた。

(取材日2023年6月29日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q怖がったり泣いたりする子の治療を得意とされているそうですね。
A

当院の特徴は、歯科医院に恐怖心があったり、泣いて治療できない子にも対応できること。私自身、子育て中ですので、泣いたり暴れたり嫌がったりして治療ができないんじゃないかと、受診そのものにストレスを抱いている親御さんたちのお気持ちはすごく理解できるんです。お子さんが泣いても暴れても構いません。対応できる環境がしっかり整っていますので、安心していらしていただけたらと思います。スタッフも子育て経験者が多く、どんなハプニングが起きても笑顔で受け止めてくれますし、無料の託児サービスも実施しています。親御さんもお子さんを気にせず治療を受けることができると思いますよ。

Q他の施設で泣いて治療ができなかった子も受診可能ですか?
A

むしろそういった子たちの受け皿になりたいと思っています。治療ができず、大学病院の小児歯科を紹介され、全身麻酔で治療を受ける順番待ちをしている子がたくさんいます。しかし、子どもの虫歯は進行が早いため、時間の猶予がないお子さんは、大学病院からの紹介状を持って当院へ来られます。そんな急を要するお子さんにも対応します。ダウン症、知的障害、聴覚障害、ADHD、自閉スペクトラム症など、特別な配慮が必要なお子さんもたくさん来られています。治療の見通しを立てるために絵カードを用いたり、それぞれに必要な配慮を行うことで、治療ができることを親御さんたちにお伝えしたいです。

Q早期発見・早期治療の重要性を教えてください。
A

治療に入るまで半年くらいかけている施設もあるようですが、虫歯の進行は待ってくれません。虫歯が進んでしまうと、痛みを伴い、治療回数も増え、お子さんの負担が大きくなってしまいます。一日も早く治療を開始する必要があるため、当院では短いステップを踏んで治療を開始。その環境をしっかり整えています。子どもの集中力は15分が限度と言われているので、診察室に入ってきて椅子に座るところから、慣れるためのステップを短時間で区切るのがポイント。特別な配慮が必要なお子さんへの適切な対応法も心得ていますので、安心していらしてください。特別支援学校に通っている子もたくさん来てくれています。治療を諦めないでほしいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1カウンセリングを受ける
まい歯科こども歯科 カウンセリングを受ける

まず問診表を記入。普段呼ばれている愛称で呼びかけ、安心感を与えられるようにと、ニックネームを記入する箇所も。過去の治療についてなど記入しづらい項目があれば、歯の症状や治療に対して希望することのみで問題ない。過去に嫌な顔をされ、つらい経験をしてきた親子も少なくないため、カウンセリングではどれだけ泣いても暴れても大丈夫、安心して任せてほしいということを親御さんへしっかり伝えているそう。

2椅子に座るトレーニング
まい歯科こども歯科 椅子に座るトレーニング

待合室で遊んでいる時に呼ばれると、気持ちを切り替えられない子も多いため、無理にストップせずに、手に持っている本やおもちゃを持ったままでの入室を促すという。入室後は緑、ピンク、青の椅子を見て、子ども自身が好きな色の椅子を選択。エプロンも数種類の中から好きな柄を選べる。椅子に座るまで、子ども自身に選択してもらうプロセスを盛り込むのがポイントとのこと。入室は無理に母子分離せず、親の同伴も可能。

3エックス線の撮影
まい歯科こども歯科 エックス線の撮影

状態を把握する上でエックス線撮影は不可欠なため、「泣くから、暴れるから撮らない」ではなく、その子が撮れる方法を模索し実施。それぞれの特性や個性を理解し、適切な配慮を行えば撮影は決して不可能ではないとのこと。ここでも、なぜ撮影が必要なのか、どんなふうに行うのか、イメージできるようわかりやすく説明。親も安心して診察に付き添えるよう、きょうだい児がいる場合のために託児サービスを用意している。

4治療器具に慣れる
まい歯科こども歯科 治療器具に慣れる

使用する器具を子どもに触ってもらい、何をする時に使う器具で、口の中に入れるとどんなふうに感じるのかをわかりやすい言葉で見通しが立つように説明するという。特性によっては絵カードを使ったり、視覚に働きかけて理解を促したり、これから行われることについて説明される。様子を見ながら口を開ける練習も行う。治療が苦手な子には「何秒だったら開けられる?」など自分で決めてもらい、受け身にならないことを重視するそう。

5治療を受ける
まい歯科こども歯科 治療を受ける

各ステップで成功体験を重ねてきた子の成長を実感できる最終段階だと藤元院長は話す。治療中に嘔吐するようなことが起こっても大丈夫なように、子どもの対応が得意なスタッフとともに治療を進める。光が苦手な子にはサングラスをかけてもらうといった配慮をしたり、横になるのが苦手な子どものために天井には楽しんでもらえるような工夫をしている。前は「楽しく」、治療に入ってからは「安全に」をモットーにしている。

ドクターからのメッセージ

藤元 麻衣院長

これまでお子さんが泣いたり暴れたりして治療が受けられなかった経験のある親御さんは、どうしても「また迷惑をかけてしまうんじゃないか」と、受診が必要であっても足が遠のきがちです。当院ではそのようなご心配は必要ありません。特別な配慮が必要なお子さんも安心していらしてください。また、歯科用顕微鏡のマイクロスコープを用いるような専門性の高い大人の治療は副院長が担当しています。託児サービスも利用でき、親御さんも治療を受けられる体制が構築できているのも当院ならではの特徴です。定期的なメンテナンスは年齢関係なく重要。当院は親子で治療が受けられる歯科クリニックです。ぜひご家族でいらしてください。

藤元 麻衣院長 まい歯科こども歯科
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