全国のドクター9,294人の想いを取材
クリニック・病院 158,511件の情報を掲載(2024年6月09日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 箕面市
  4. 牧落駅
  5. こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面
  6. できるだけ低侵襲をめざす静脈内鎮静法を用いた親知らずの抜歯

できるだけ低侵襲をめざす
静脈内鎮静法を用いた親知らずの抜歯

こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面

(箕面市/牧落駅)

最終更新日:2023/09/08

こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 できるだけ低侵襲をめざす 静脈内鎮静法を用いた親知らずの抜歯 こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 できるだけ低侵襲をめざす 静脈内鎮静法を用いた親知らずの抜歯
  • 保険診療
  • 自由診療

親知らずの抜歯というと、恐怖心から受診をためらう人も少なくないのではないだろうか。しかし、親知らずがきちんと生えてこない場合はもちろん、親知らずの虫歯や周囲に歯茎の炎症があったり、歯並びに悪影響を及ぼしたりしている場合は、注意が必要。そのまま放置しておくと、後々に大きなトラブルを引き起こす恐れがあるという。「歯科恐怖症の方や局所麻酔だけでは不安な方などには、静脈内鎮静法を用いた処置がお勧めです」と話すのは、「こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面」の小橋寛薫院長。口腔外科を専門に、長年研鑽を積んできた経験豊富な歯科医師だ。今回、静脈内鎮静法を用いた親知らずの抜歯の特徴やメリット、治療の流れ、注意点などについて詳しく教えてもらった。

(取材日2023年9月1日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q静脈内鎮静法を用いた治療の特徴やメリットを教えてください。
A

静脈内鎮静法は、点滴で鎮静剤を投与し、ほとんど眠っているのと同じ状態で手術を受けるための精神鎮静法の一つです。術後の腫れや痛みはどうしても残りますが、処置中の記憶がほぼ残らない点が特徴ですね。歯科恐怖症の方や局所麻酔だけでは不安な方、嘔吐反射がある方も安心だと思います。一度に数本の親知らずを抜くような場合も、痛みを感じにくくするために静脈内鎮静法を用います。親知らずを1本ずつ抜いて毎回腫れるよりも、鎮静下で一気に抜いたほうが生活への支障も少ないかもしれませんね。なお、静脈内鎮静法は一般的な虫歯治療からインプラント治療、お子さんの診療や障害者歯科まで幅広く適応できます。

Q過去に麻酔の経験がなくても受けられますか?
A

健康な状態であれば、静脈内鎮静法自体は難しいものではありません。基本的にその日のうちに普段どおりの生活に戻れます。しかし、全身疾患がある方や妊娠中の方、糖尿病や高血圧の薬を服用している方などは受けられないケースもあるため、注意が必要です。当院では問診や血液検査などを通して、事前に適応チェックを必ず行っています。また、静脈内鎮静法を行う際にも、血圧の状態を常にモニターで監視していきます。万が一、急な血圧低下があった場合の救急の備えを含め、万全の体制を整えておくのが原則です。

Q静脈内鎮静法を受ける当日に注意すべきことは何でしょう?
A

体調さえ整えておけば、心配はいりません。思わぬ吐き気や嘔吐、窒息などのリスクを防ぐために、来院の3時間前までに食事を済ませておきましょう。また、当日は点滴や測定器を装着しますので、腕まくりのしやすいラフな服装が望ましいですね。特に女性の場合は大きなネイルは避けて、イヤリングなどはすぐに外せるようにしておいてください。なお、処置後は休息が終わると、すぐにお帰りいただけます。当院では口腔外科を専門とする歯科医師が治療を行いますし、リカバリールームも完備しています。リラックスして治療に臨んでいただけるとうれしいです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・カウンセリング
こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 問診・カウンセリング

親知らずが痛んだり、周囲の歯茎が腫れたりした場合、抜歯を希望する場合など、まずは問診・カウンセリングを受ける。抜歯治療の進め方をはじめ、静脈内鎮静法の適応に際しての説明がある。歯科医師の話にしっかり耳を傾け、疑問や不安があれば遠慮なく質問しておくこと。治療内容をよく理解しておくことが重要だ。

2事前検査
こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 事前検査

親知らずの向きや奥行き、上顎洞(じょうがくどう)や神経との距離などを精査するために、エックス線検査と歯科用CT検査を実施。さらに、静脈内鎮静法の適応を判断するために、血液検査で全身の状態や感染症などもチェック。既往歴や常服薬があれば必ず申し出ること。

3点滴を用いて鎮静剤を投与
こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 点滴を用いて鎮静剤を投与

処置当日、体調不良がなければ、点滴を用いて鎮静剤が投与される。施術チェアに横たわり、まずはルート確保が行われ、ゆっくりと鎮静剤が投与されていく。なお、鎮静剤や拮抗薬の量などは均一でなく、患者一人ひとりに応じて調整される。

4親知らずの抜歯を開始
こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 親知らずの抜歯を開始

歯科医師が患者の状態を確認してから、親知らずの抜歯をスタート。安全確保のため、モニターで血圧や脈拍なども常時チェックしながら進めていく。状態にもよるが、同院では抜歯の所要時間は1本10分程度が目安だという。

5リカバリールームで休息
こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面 リカバリールームで休息

抜歯が終わると、スタッフの介助でリカバリールームに移動。ベッドで休息を取る。普段どおり歩けることが確認できたら、帰宅可能だ。当日の説明はあえて簡略化されるため、気になる点は事前に聞いておくことが大切。

ドクターからのメッセージ

小橋 寛薫院長

自分の親知らずのことが気になっていても、抜歯をするかどうか迷っている方は珍しくありません。静脈内鎮静法を用いれば、上下4本の親知らずを同時に抜歯したとしても、一般的にイメージされるより低侵襲に抜歯することがめざせます。当院では全身麻酔対応のオペ室も備え、鎮静が難しいお子さんや障害のある方には、全身麻酔という選択肢もご用意しています。入院が必要な手術も日帰りで行うことが可能です。長年、麻酔・鎮静下の治療を数多く実施してきましたので、安全性には特に留意しています。どうぞ安心してお任せください。

小橋 寛薫院長 こばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~

Access