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泉 直樹 院長の独自取材記事

いずみ内科循環器クリニック

(東温市/愛大医学部南口駅)

最終更新日:2021/10/12

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック main

東温市志津川南1丁目、おたび公園の側にある「いずみ内科循環器クリニック」。急性期病院で循環器疾患と内科疾患の治療に携わってきた泉直樹院長が、地域の健康をサポートしたいと2020年11月に開業した。狭心症や心筋梗塞などの循環器内科と、生活習慣病や一般内科の診療に対応し、禁煙治療や健康診断も行っている。急性期病院でカテーテル治療に携わる中で「重篤な状態になる前の早期発見・早期治療」で健康を守ることの重要性を感じ、地域の人々にとって安心して相談できる身近なクリニックをめざしているという。開業に至るまでのことや思い、診療のモットーなどを、泉直樹院長はやわらかな語り口で話してくれた。

(取材日2020年10月27日)

命に関わる疾患の早期発見・早期治療に取り組む

開業以前は急性期病院で研鑽されていたとお聞きしました。

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック1

はい。大阪医科大学を卒業後、臨床研修のため地元愛媛に帰ってきました。愛媛大学医学部の臨床研修プログラムで、1年間は愛媛県立中央病院、2年目は愛媛大学医学部附属病院でという形で研修を受けました。3年目からは愛媛大学医学部第二内科に入局し、愛媛県立中央病院と市立宇和島病院で、心臓カテーテル治療やペースメーカー治療など循環器疾患の診療経験を積みました。その後、開業までの6年7ヵ月は愛媛医療センター循環器内科に勤務していました。循環器内科の医師になったのは、研修医や医局時代に指導していただいた先輩医師の姿に感銘を受けたこともきっかけのひとつです。

開院をされた思いについて教えてください。

勤務していた病院での日々は学びも多く、充実していたのですが、医師になってある程度たった時から開業について考えていました。狭心症や心筋梗塞などの患者さんのカテーテル治療などに携わる中で、そういった治療が必要になる手前の診断や治療の重要性を感じていたんです。地域の方々の身近な開業医として、命に関わる循環器疾患の早期発見・早期治療に取り組みたいという思いで開業しました。めざしているのは、地域の皆さんから親しまれる「ホームドクター」です。医師の仕事を通じて、私の生まれ育った地域に貢献できればと考えています。

クリニックをつくる際にこだわられたことはありますか?

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック2

車で来院される方が多いだろうと思いましたので、まず車での出入りが楽な広い駐車場を確保しました。患者さんは体調が悪くてつらい思いをされていますから、クリニック内に入ってからの時間を少しでも快適に過ごしていただければという思いで、空間づくりを考えました。待合室を広くとり、処置室には患者さんそれぞれがリラックスできる姿勢で点滴を受けられるようリクライニングシートを導入しました。また、循環器疾患や一般内科の診療に必要な検査ができるよう設備を整えています。例えば、狭心症や心筋梗塞などの早期発見に必要な心電図検査、心不全や心臓弁膜症などの診断に有用な心臓検査、動脈の硬さなどを調べることができるABI(足関節上腕血圧比)検査などです。血液検査については検査結果を来院当日にお伝えできます。

健康を害する生活習慣の改善をサポート

どのような症状を訴えて来られる患者さんが多いのでしょうか?

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック3

循環器疾患では、動悸や胸の痛み、むくみなどを訴えて来られます。まず重篤な疾患が隠れていないかを診断し、もし急性期病院での治療が必要な場合には近隣では愛媛医療センターや愛媛大学医学部附属病院、松山市では愛媛県立中央病院、松山赤十字病院などへご紹介します。その必要がないと診断した場合は、必要な検査を受けていただき、その結果をもとに治療を行います。循環器疾患以外に、高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病で通院されている方もいます。また、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病などの内科疾患、風邪や急性腸炎などの急性疾患など、内科疾患に幅広く対応しています。

生活習慣病の改善にも注力されているそうですね。

血圧やコレステロール、血糖値などがコントロールされていないことが、重篤な疾患につながることがありますからね。これらは生活習慣病といわれるように、生活習慣の改善が必要です。薬によるコントロールに加え、食事や運動などのアドバイスも行っています。病気の予防をサポートするのも地域のクリニックの役割ですから、このままではいずれ病気になるかもしれないというような方への生活指導なども積極的に行っています。睡眠時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群の診断や、禁煙治療などをしているのも、健康をサポートするための取り組みの一つです。

禁煙治療について詳しく教えていただけますか?

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック4

喫煙が健康に良くないことはわかっていても、喫煙習慣のある方はなかなかやめられないものです。禁煙治療は、喫煙を習慣や嗜好ではなく、ニコチン依存症という病気として捉え、喫煙をやめたい人に対して行っています。初診時に、ニコチン依存症のチェックや呼気中の一酸化炭素濃度の測定を受けていただき、患者さんと話し合い、治療開始日を決めます。12週間にわたり5回の禁煙治療を行います。35歳以上で一定の条件を満たしている喫煙者であれば、保険治療の適応が可能です。禁煙を考えておられる方は、ご相談ください。

患者に寄り添う地域のホームドクターをめざす

理想とする医師像をお聞かせください。

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック5

父が内科の医師だったので、診療する姿を見て育ちました。父を通して医師の仕事の魅力を感じていたことが、自分が医師になろうと決めたきっかけでした。父のように患者さんに優しく寄り添う治療をしたいと考えています。謙虚さと相手の気持ちを考えることを忘れないようにし、患者さんから「話しやすい」「安心できる」と思っていただける、信頼される医師が理想です。診療に際しては、検査結果や治療計画についてわかりやすく丁寧に説明することを心がけるようにしています。

先生が健康のためにされていることやリフレッシュ方法はありますか。

40歳以降は毎年人間ドックを受けています。高校・大学時代はラグビーをしていましたが、医師になってから運動はあまりできていませんね。ただし体重管理は気にかけており、毎日必ず体重を測っています。好きなリフレッシュ法は、家族と出かけるキャンプです。キャンプが好きな妻の影響で始めました。美しい自然の中で過ごす時間は気持ち良いですし、非日常感に癒やされます。高知の仁淀川にあるキャンプ場はとても良かったですよ。子どもと遊ぶ時間もリフレッシュできるひと時です。

読者へのメッセージをお願いします。

泉直樹院長 いずみ内科循環器クリニック6

開院して間もないクリニックですので、まずは地域の皆さんにこのクリニックのことを知っていただきたいです。食欲がない、頭やおなかが痛い、疲労感や倦怠感があるなど、体調で気になることがあれば、お気軽にご相談ください。当院で対応できる疾患の場合には治療をし、専門的な治療が必要だと診断すれば、専門的な治療を行っている病院へおつなぎします。一般健康診断をはじめ、特定健診、長寿健診、心臓病検診なども行っていますのでご利用ください。地域の皆さんのホームドクターとなって健康な暮らしをサポートしていけるよう精一杯努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

禁煙治療/4万3000円~

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