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三浦 崇史 院長の独自取材記事

サン歯科こども歯科クリニック

(宜野湾市)

最終更新日:2021/10/12

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック main

宜野湾バイパス近くの伊佐地区に昨年開業したばかりの「サン歯科こども歯科クリニック」は、小児歯科を中心に、大人も子どもも笑顔で通えるクリニックをめざしている。2児の父でもあり、根っからの子ども好きという三浦崇史院長は、怖がらせない、痛くさせない、泣かせない治療がモットー。子どもと同じ目線で楽しい雰囲気での治療を心がけている。予防にも力を入れており、親知らずなどの抜歯、歯周病の治療なども幅広く行う。沖縄好きが高じて移住したという三浦院長に、子どもを治療する時のコツや診療方針を聞いた。

(取材日2021年7月7日)

大好きな沖縄が忘れられず、移住し開業 

先生は大分県のご出身なんですね。

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック1

はい。大分の実家は祖父母の代から歯科医院を開業しており、自分も両親も、いつかは後を継ぐものだと思っていました。大学病院の小児歯科で3年ほど勤務した後、実家を継ぐ前に沖縄で何年か働きたいと思い、浦添市のおおひら歯科クリニックにお世話になりました。もともと、学生時代は毎年夏に遊びに来ていたくらい沖縄が好きだったんです。おおひら歯科クリニックの金城先生はインプラントも口腔外科もお得意で、特に口腔外科の領域について勉強させてもらいました。治療に関してだけでなく、ご飯を食べに連れて行ってもらったり、いろんな分野の方々を紹介してもらったり、とても良くしてくださって。妻も私以上に沖縄が大好きでしたから、多くの友人に恵まれ楽しく過ごすことができました。

沖縄で開業しようと決められたのは、どのタイミングだったのでしょう?

沖縄で8年勤めた後、実家を継ぐ準備として大分に戻ったのですが、やはり沖縄が忘れられなかったんですね。また、実家のある地域は高齢化が進んでおり、自分が研鑽を積んできた小児歯科に力を入れていけるのかという問題も見えてきました。両親に「沖縄でやりたい」と話した時は、お互いに泣きました。ただ、父は足が悪かったのですが、自分が帰っている間に手術をしたら、すごく元気になって。やめていたゴルフも再開し、まだ現役で診察しています。いわゆる頑固親父だった父とはきちんと話したことすらなかったのですが、1年間一緒に過ごしたことで歯科医師としての父のやり方も勉強でき、親子関係も良くなりました。今は結果的に良かったんじゃないかなと思っています。ちなみに自分は誕生日が7月8日、那覇の日なんです。出身を聞かれて答えると、信じてもらえないくらい沖縄の人に見えるようで、やはり沖縄に縁があったのかなと思います。

開業にあたり、どうしてこの地を選ばれたのでしょうか。

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック2

もともと住まいは宜野湾でしたが、当初は友人が多く住んでいた北谷町のほうで探しており、たまたまこの場所を見つけました。まず海が近いことが良かった。バイパス沿いでごみごみしておらず、開放感があって青空が見える場所、という条件にもぴったりでした。将来的には近くにある基地が返還されて宅地になるという話も耳にして、ここに決めました。昼休みにはお弁当を買って、トロピカルビーチまで行くのが楽しみです。クリニック名は小児歯科を得意とする特徴を出したいと思い、わかりやすく「こども歯科」としました。頭につけた「サン」については、大好きな沖縄の太陽をイメージして。クリニックのロゴはかわいい太陽をモチーフにしたものを選びました。

一番の強みは子どもに寄り添い、楽しく診療できること

どのような患者さんが多くいらっしゃっていますか?

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック3

宜野湾市を中心に、北谷町、沖縄市からも来られています。普天間のほうから下ってくる方もいますね。年齢層は高校生以下のお子さんが6~7割です。成人の患者さんは、お子さんと一緒に診てほしいというお母さんを中心に女性が多いです。ただ、ここ最近はクチコミで認知が広がっているようで、家族からの紹介や市民会館のつながりで来てくださったり、近くの会社の従業員さんが全員来てくれるようになったり、大人の患者さんも増えてきました。

こちらのクリニックの強みはなんでしょうか?

子どもに寄り添えること、楽しく診療できることでしょうか。子どもに泣かれるのが一番つらいので、楽しく笑って帰っていってもらえるように心がけています。そういう意味では、子どもと接することが好き、というのが一番の強みだと思います。スタッフも子どもがいたり、子ども好きな人が集まってくれました。スタッフはお母さんともしっかりコミュニケーションをとってくれますし、説明もとても上手です。治療を続けていくにあたり、歯科医師だけでなくスタッフとお母さんの信頼関係も重要だと考えていますので、スタッフにはいつも感謝しています。

小児歯科を選ばれたのも、子ども好きだったからでしょうか。

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック4

大学5年生の時に各科を回る実習があるのですが、小児歯科でお世話になった時に、子どもたちがすごくなついてくれたんです。いつも泣いていたという女の子も、自分がつく時はちゃんとしてくれて。担当の先生から「子どもの扱いが上手だし、小児歯科に合ってるね」と言われたこともあって、小児歯科に決めました。

お子さんを診る時に気をつけていることは?

怖がらせない、痛くさせない、泣かせない診療をめざしています。甘やかしすぎかもしれませんが、怖い思いをさせてしっかり治療するよりは、時間がかかってもやれることから少しずつ楽しくやりたいと考えています。ですから、ちゃんとした治療ができるまでは、まず歯磨きをするところから入ったりします。いろんな味の歯磨き粉を見せて「何味にする?」とか、染め出しをして「ハロウィンみたいだね」とか。話す時はだいたいしゃがんで、子どもと同じ目線になるようにします。診察室に入る時も手をつないだり、抱っこしたりしながら入りますし、最後はこちょこちょしたり。遊びの要素を入れながら、すごくほめます。ずっと声をかけながら治療するので、ひと診療ごとに喉がカラカラになるほどです。

子どもも大人も笑顔で帰って笑顔で通える場所にしたい

設備にもこだわっていらっしゃいますね。

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック5

院内を設計する際は、実際に子育てをしている妻やその友人の意見を参考にしました。子ども歯科をうたっていますので、歯医者さんぽくない雰囲気にしたいと考えていました。遊べるキッズルームや青空が広がるような天井照明を入れ、水槽や、カプセルトイも用意。バリアフリー設計にしてベビーカーや車いすでも余裕をもって通れる動線を確保しました。お手洗いは広いスペースを確保しておむつ台も完備しています。この物件は全面ガラス張りであることも気に入っていましたので、それを生かす造りにし、外が見通せる感じにしています。開放感や清潔感がある空間にして、少しでも楽しく通ってくれたらいいなと思っています。細かいところでは、けが防止とやわらかい雰囲気を出すために、すべての動線に丸みをつけています。また、主に大人用に使っている診察室にもこだわり、完全にプライバシーが守られる空間で、ユニットの椅子も良いものを入れました。

子どもたちの反応はいかがですか?

以前はクリニックに入ることもできなかったという子や全身麻酔じゃないと治療できないと言われたことがあるという子も、普通に当院に通ってくれていますね。笑気ガスも用意していますが、出番はほとんどないです。外国のお子さんで日本語がまったくわからない子でも何か楽しいようで、ずっと笑ってくれていたりします。

予防にも力を入れていらっしゃいますね。

三浦崇史院長 サン歯科こども歯科クリニック6

沖縄では日中、おじいちゃん、おばあちゃんが面倒をみている子どもが多く、どうしてもジュースやお菓子の摂取が多めになりがちです。そういうのはダメとは言えませんから、「寝る前だけはしっかり歯磨きしてね」と本人にもしっかりと伝えています。まだまだ治療を入り口に来られる方がほとんどですので、まずは治療の中でご家族の意識が変わったり、歯磨きのやり方を学んだりしていってもらいたいと思っています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

子どもだけなく、大人の方に対しても目線を合わせて説明するといった診療スタンスは同じです。親知らずの抜歯などの外科治療や歯周病の治療も行っていますので、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、ファミリーで通っていただけるクリニックを理想としています。お子さんはもちろん、大人の方も笑顔で帰って、また笑顔で来てもらえることをめざしていますので、お口のことでお困り事があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/19,800円~

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