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竹田 宗毅 院長の独自取材記事

たけだ歯科クリニック

(那覇市/おもろまち駅)

最終更新日:2021/10/12

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック main

おもろまち駅より徒歩9分。那覇市真嘉比の「たけだ歯科クリニック」は2020年夏に開業。一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科の診療を行い、インプラント治療や審美面に配慮した診療にも積極的に取り組んでいる。竹田宗毅院長は東京都出身。都内の複数の歯科医院で経験を積んだのち、11年ほど前に沖縄へ。以来、患者目線の診療を続けて信頼関係を築いてきた。「治療が必要な状態にしないための予防」をテーマに、予防歯科にも注力しているという竹田院長に、詳しく診療方針や患者への思いなどを聞いた。

(取材日2021年3月25日)

どんなに医療機器が進歩しても、一番大切なのは対話

初めに診療方針を教えてください。

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック1

一言でいえば、痛くならないための歯科クリニックであること。それは予防歯科を重視することでもあります。実際の診療では、治療の選択肢をしっかり示すことと、コミュニケーションを大切にしています。話し方も重要です。どんなにツールが進歩しても、患者さんとのコミュニケーションが一番大事だと考えています。また、リラックスして治療を受けてもらえるよう、麻酔に細い針を使うなど痛みの軽減はもちろん、機械音にも配慮。院内に流すBGMはリラックスしていただけるような選曲にし、眼鏡の置き場所を設置するなど、細かな気配りも大切にしています。当たり前かもしれませんが、感染症予防対策としてマスクケースを用意したり、診療ユニットで使用する水にも配慮しています。

治療の選択肢やその費用については、より丁寧に説明しているそうですね。

患者さんによってかけられる予算や時間は違いますし、ご意向やライフスタイルを理解しながら、しっかりコミュニケーションを取ることが重要だと思っています。保険外の診療については一度に大きな費用がかかる場合が多いので、そのメリットとデメリットについて説明をしっかり行うことを心がけています。当院の保険外診療の技工物は横浜で製作していますので、どんな技工士なのかを治療の際にご紹介するようにしています。それを知ることで、安心して選ぶことができるのではないかなと。矯正用マウスピースは海外メーカーのものですが、どんな会社でメリットは何かをご説明しています。

インプラント治療、矯正歯科について教えてください。

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック2

インプラント治療に適していると判断した場合はメリットとデメリットをお伝えし、ご自身でゆっくりと検討していただく時間を取るようにしています。例えば、歯が1本欠損した場合。ブリッジですと周囲の健康な歯を大幅に削るため周囲の歯の寿命が減りますし、骨も痩せていってしまいます。インプラントのメリットは、他の歯を守っていけることだと考えています。私はこれまで多くのインプラント治療を行い、他院でインプラント専門として治療を行うこともあります。しかし複雑な症例の場合は複数人で行う方が、より精度の高い治療ができると考え、県外の専門医と連携し、シミュレーションソフトのデータを共有、一緒に治療を行う場合もあります。矯正歯科ではマウスピース型装置による矯正を中心に行っています。多くのデータを蓄積したシミュレーションソフトを使うことで予知性を高くし、患者さんとゴールが共有できることで信頼感につながると考えています。

緊張感や恐怖心を取り除くため、機械音まで配慮

開業場所もご自身で探したそうですね。この地を選んだのはなぜですか?

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック3

開業にあたり、患者さんが通いやすい立地であることを意識していました。ここは那覇新都心に近く、住宅地もあり、アクセスが良いのもメリットでしたね。当院の並びにはスーパーや飲食店などもありますが、交通量が比較的多いわりに渋滞があまりなく、さまざまなエリアから通いやすいということでここに決めました。実際に近隣エリアの方だけでなく、これまでにご縁があった方々が遠方から通っていただいおりますが、わかりやすい場所にあると言っていただけていますので、この場所を選んで良かったです。

内装で工夫されたのはどんな点ですか?

歯科医院らしくない雰囲気にしたいと思いました。歯科医院は何となく敷居が高いイメージで、特有のにおいや歯を削る音などが苦手という方も多い。そうしたことから緊張感や恐怖心が生まれ、言いたいことも言えなくなる。そのようなことを、できる限り払拭したいと思いました。院内にはBGMを流し、歯を削る器具も音が小さいタイプを導入、できるだけ薬品のにおいもしないようデュフューザーなども活用しています。カフェのようにリラックスできる、話しやすい空間づくりを大切にしました。待合スペースもよく歯科医院らしくないと言われますが、そう感じていただけたらうれしいですね。

お子さんの治療にはどのように対応されていますか?

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック4

幼少時からの予防は特に大切です。お子さんが歯医者嫌いになってはたいへんですから、慣れてもらうため、時間をかけてコミュニケーションを取っていき、極力痛みの少ない治療を心がけ、状況を見ながらゆっくり診療を行っています。小さなお子さんが「将来は先生の隣で歯医者さんをやりたい!」と言ってくれたことがあり、とてもうれしかったですね。当院にはキッズルームはありませんが、ファミリー向けの広めの診療室を設置しており親子で同席できるので、初めての方でも安心してお越しいただきたいです。

東京から沖縄へ、多くの出会いを経て

ところで先生が歯科医師をめざしたのはなぜですか?

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック5

実は高校時代も自分の進路について明確な目標が見つからず、卒業後はさまざまな仕事を経験しながら過ごしていたんです。そんな時、中学の恩師からアドバイスもあり、医療業界へのチャレンジを決めました。いくつかの選択肢の中で検討した結果、歯科医療に強く惹かれて歯科医師をめざすことにしました。

その後のキャリアについて教えていただけますか?

明海大学歯学部を卒業し、大学病院で研修医になりました。ある時、米国の歯科医療について知る機会があったのですが、とても進んでいることに驚きました。インプラント治療はもちろん、すべてにおいて選択肢が広い。インフォームドコンセントの仕方から感染症対策まで、自身にとってとても新鮮で、そのような診療を実践しているところはないかと探しました。まだインターネットの創成期で探すのも大変でしたが、これはという東京都内の歯科クリニックの院長先生に電話をし、見学させてもらったんです。そのクリニックの院長とは今も交流があり、当院の難治療のサポートもしてもらっています。

新天地に選んだ沖縄はいかがでしたか?

竹田宗毅院長 たけだ歯科クリニック6

初めて地元東京を離れて勤めたのが沖縄で、右も左もわからないゼロからのスタートでした。今ではだいぶ理解が深まりましたが、沖縄独自の風習なども知らなかったので、その都度、患者さんや一緒に働くスタッフさんに教えてもらっていました。当初は勤務医として数年過ごすのかなと漠然と考えていましたが、患者さんのさまざまなライフステージに対応できる歯科医療が提供できるクリニックを作りたいと思い、開業に至りました。

沖縄で診療を始められて10年以上。今どのようなことを感じられますか?

来沖した当初は、沖縄独自の文化やルール、地元の方言など、わからないことばかりでした。でも沖縄の方々は優しく、良いスタッフにも出会え、とても恵まれています。そのおかげもあり、自分にはこの地、この環境が合っていると感じています。新天地に沖縄を選んで良かったなと。初めての患者さんはご高齢の女性でしたが、今でもはっきり覚えていますね。これからも地域に根差した歯科クリニックとして、患者さんが笑顔になれるお手伝いをしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(CT撮影、シミュレーション、型採り、上部構造:セラミック・ジルコニア、すべて含む)/35万円~、
マウスピース型装置を用いた矯正(上下セット)/43万円
オールセラミッククラウン/7万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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