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杉本 渉 院長の独自取材記事

ミモザデンタルクリニック本町

(大阪市中央区/本町駅)

最終更新日:2021/10/12

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町 main

「ミモザデンタルクリニック本町」へは、3路線が乗り入れる本町駅から徒歩約3分。クリニックの正面はガラス窓が大きく取られ、ヘアサロンやカフェを思わせるようなデザインだ。ベージュを基調とした院内は、患者やスタッフの動線を考えて設計され、患者同士が待合室で長時間一緒に過ごすことがない。院長の杉本渉先生がめざすのは「予防を中心とした歯科・矯正歯科」。悪くなった所を治療することよりも、悪くなる前に予防するためのさまざまな手段や方法を提案することを重視。杉本院長がめざす「患者さんの毎日をより快適にする治療やケア」や予防にかける思いについて聞いた。

(取材日2021年5月14日)

楽しく通い続けられるクリニックをめざす

愛らしい名前で、サロンのような雰囲気のクリニックですね。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町1

白を基調にした医療機関らしい造りやデザインは、清潔感があって良いのですが、「怖い」「痛そう」という歯科医院に対するネガティブなイメージにつながるところがあります。予防を含めて多くの方に定期的に通っていただけるクリニックをめざす当院としては、そうしたネガティブな印象を払拭したいという思いがあり、白よりも印象のやわらかいアイボリーを基調にしたデザインを採用しました。リラックスできる快適な空間なら、ネガティブな気持ちが緩和され、より気分良く通っていただけるのではないでしょうか。クリニック名に冠した「ミモザ」は、ヨーロッパでは春の訪れを示す花であり、3月8日の国際女性デーは「ミモザの日」とも言われ男性から女性に「感謝」の意味を込めてミモザの花を贈るそうです。私もとても好きな花であり、予防を重視し女性歯科衛生士の活躍が欠かせない当院にはぴったりの花だと考え、クリニック名に採用しました。

クリニックの方向性を教えてください。

「予防を中心とした歯科・矯正歯科医院」が当院のコンセプトです。予防を重視しようと思ったのは、患者さんにとって最も良い治療とは何かと考えたとき、治療をしないことが一番だと気づいたからです。どれだけ最良の治療をしても本来持って生まれた健康な歯に勝るものはありません。虫歯や歯周病になる前に手を打ち未然に防ぐことが、当院から提供できる最良の治療だと考えています。そうすれば患者さんは痛い思いをすることなく快適なメンテナンスを続けるだけで良いのです。歯科医師としての立場からしても治療に追われることがなくなり、ゆとりが生まれ一つの治療、一人の患者さんに十分な時間と、質の高い治療を提供でき、予防を中心とすることですべてにおいて良い循環が生まれると考えています。

メンテナンスを続けるためにはモチベーションが必要です。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町2

一般的には、虫歯が痛い、詰め物が取れたなどの理由で歯科医院を受診される方が多いのですが、治療が終わればそれで「終了」と考える方が少なくありません。大事な歯を健康に保つためには、治療後の定期的なメンテナンスやチェックが不可欠なので、クリニックをできるだけ通いやすい場所、楽しく通える場所にすることを大事にしています。院内の雰囲気を居心地良くするとともに設備にもこだわり、歯に負担の少ないクリーニングのためにジェット水流によるプラーク除去などを採用しています。一般的なクリーニング方法では、歯石を取りながら同時に歯の表面も傷つけてしまう心配があるからです。さらに、ホワイトニングをはじめとする見た目にも健康的な歯のためのケア、マウスピース型装置を用いた矯正など、通院が楽しくなることにつながることを積極的に取り入れています。

時間を取って患者にわかりやすく説明する

予防中心なので歯科衛生士の役割が大きいですね。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町3

歯科衛生士は欠かせない存在です。当院では、患者さん一人ひとりのお口の中の状態をしっかり把握できるように、完全担当制を採用しています。同じ歯科衛生士が担当することで、時間的な変化にも気づくことができ、診療を重ねることで患者さんと歯科衛生士がより強い信頼関係を築くことにもつながります。また、常に新しい情報と技術をアップデートするために、コンサルティングを行う歯科衛生士を講師として月に1度招き、歯科衛生士の教育や衛生士業務のシステムづくりを行っています。また消毒、滅菌など感染対策におけるシステムづくりに関してはクリニックの設計の段階からサポートいただき、特に力を入れています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

患者さんにしっかり説明するよう心がけています。当院では、初診の方には口腔内写真の撮影やCT、エックス線、歯周病検査などさまざまな検査を受けていただき、その結果を含めてカウンセリングを行います。面倒だと思われるかもしれませんが、詳しい検査をもとに総合的に判断することが、より良い治療の提供につながると確信しています。また、治療については、僕が良いと思うものであっても、患者さんに納得していただくことが大切なので、十分な時間を取ってメリットはもちろん、デメリットについてもきちんとお話しします。強い痛みなど、すぐに治療する必要がない場合は、患者さんにじっくり考えていただくために、お話だけで診療を終えることもあります。僕自身、患者さんとお話しするのは好きなので、より専門的な内容も聞きたいという方は、ぜひお尋ねください。

診療時間に昼休みが設定されていませんね。

クリニックはお昼休みを挟んで午前、午後の2部制のところが多いのですが、当院はビジネス街にあり、患者さんは20〜60代の現役世代が中心です。仕事の合間を縫ってお昼休みに受診される方もおられるので、お昼に閉めてしまうと通院機会を減らすことになりかねません。また、長い昼休みがないので、同じ時間働いても、スタッフの拘束時間を短くできます。時間に余裕が生まれることは、スタッフのプライベートの充実、患者さんにゆとりを持って笑顔で接することにつながると思っています。

アプリを使って予約ができるシステムを取られているとか。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町4

アプリを採用することで、診察券の受け渡しが不要になりました。このアプリは患者さんの入退出を管理できるほか、診療の際に撮影した口腔内写真のデータなども共有でき、さらにカメラ機能も備えているので、患者さんが撮った写真を僕たちが見ることも可能です。歯の詰め物が外れたという場合なども、外れた物の写真を撮って送っていただくことでオンライン上である程度アドバイスなどが可能です。

ヨーロッパ水準の滅菌システムを採用

感染症対策に力を入れておられます。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町5

欧州基準でクラスBの滅菌システムを採用し、器具の消毒には国際規格に準拠したジェットウォッシャーを活用して一気に消毒します。これにより、どのスタッフが行っても同じレベルの消毒が可能になり、器具を洗う業務が省略されるので鋭利な器具などに触れる必要がなく、スタッフの安全にもつながっています。一方、先ほどもお話ししたとおり、当院ではアプリを導入しているので診察券の受け渡しがなく、会計もカードで行えば直接的な接触を避けることができます。さらに、診療室は個室または半個室で、診療室内でタブレットを使って次回の予約が取れます。院内の動線も重ならないように設計しているので、患者さん同士の接触を避けることができるようになっています。

光学スキャナーを導入されたそうですが、どのように活用されるのでしょうか。

マウスピース型装置を用いた矯正の型採りを行うために導入したのですが、歯の詰め物やかぶせ物を作る際の型採りにも活用しています。シリコンを使った従来の型採りを行う必要がないので、嘔吐しそうになるなど型採りが苦手な患者さんもご安心いただきたいです。従来の方法で型採りを行うと、作業のステップが多いため、それぞれの段階で微細な誤差が発生しやすく、最終的にできあがってきた詰め物やかぶせ物が患者さんのお口に合わないということも少なくありません。光学スキャナーを用いることで、採取したデータどおりに詰め物やかぶせ物を作ることができるので、こうした作業に伴う誤差を少なくできます。

読者にメッセージをお願いします。

杉本渉院長 ミモザデンタルクリニック本町6

これまで予防を中心に、通院が楽しみになるような審美面の施術にも力を注いできましたが、「見た目の変化には、意識を変える力がある」ということを実感しています。見た目の悩みから解放されることで、生活が快適に変わるとともに、歯を大事にしようという意識が強くなることにつながります。これからも先進の治療を取り入れ、楽しく通えるクリニックをめざしていきたいと思います。どうぞお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック/セラミックインレー:5万5000円~、ホワイトニング/1万3200円~、マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~
※詳しい費用に関しては当院までお問い合わせくださいませ。

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