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武田 朋樹 院長の独自取材記事

たけだ歯科

(大阪市住吉区/我孫子町駅)

最終更新日:2022/04/05

武田朋樹院長 たけだ歯科 main

JR阪和線・我孫子町駅から徒歩5分。大阪市中心部や和歌山方面へアクセスしやすい住宅街に、2020年3月に開業したのが「たけだ歯科」だ。院内はテーマカラーのオレンジをアクセントに効かせた、リラックスして治療が受けられる落ち着いた空間だ。院長の武田朋樹先生は、小さい頃より歯科医師として地域医療に貢献してきた父の背中を見て育った。そんな環境で生まれた「地域に根差した歯科治療を」という思いを実践するため、同院では虫歯や歯周病といった一般歯科のみならず、患者の自宅を訪れ診療を行う訪問診療にも対応している。クリニックの特徴や受けられる治療、患者や地域への思いについて、武田院長に語ってもらった。

(取材日2020年6月17日)

父と同じように、多くの人の役に立てる歯科医師に

先生が歯科医師をめざした理由は何ですか?

武田朋樹院長 たけだ歯科1

歯科医師をしている父親の影響ですね。父は八尾市の近鉄久宝寺口駅近くで「武田歯科医院」を開業しています。クリニックの2階が以前は自宅だったため、患者さんに治療をする父の背中を見て育ちました。なので、自然に自分も将来は父と同じ道へ進むのだろうなと思うようになりました。最初のうちは漠然とした思いでしたが、それが強い気持ちに切り替わったのは高校時代です。クリニックの事務関係のサポートに入った時、患者さんから感謝される父の姿を間近で見て、「多くの人の役に立てる仕事って素晴らしいな」と感じました。そして、自分も人助けができる歯科医師になりたいと思ったんです。

勤務医として働かれていた頃の経験を教えてください。

2011年に愛知学院大学歯学部を卒業後、徳島大学歯学部の附属病院や大阪のクリニックでの研修を通じて実践的なスキルを身につけました。そして自分が将来どんな歯科医師になりたいかをあらためて考えた時、父が実践していたように、自分も地域に根差して歯科医療を行いたいと思ったんです。特に、これからますます高齢化が進んでいくので、高齢者に向けての治療や訪問診療に積極的に取り組んでみたいと思いました。そこで、地域に密着して歯科医療を行っている大阪・天神橋の「石井クリニック歯科医院」で経験を積むことにしたのです。ここでは約5年間勤務し、わかりやすい説明を心がけることや訪問診療について学びました。

わかりやすい説明と訪問診療、具体的にどんなことを学んだのか教えてください。

武田朋樹院長 たけだ歯科2

1つ目の「わかりやすい説明」についてですが、治療を安心して受けていただくためには、患者さんご自身がどんな症状でどんな治療をしているのかをしっかりと理解していただくことが必要です。ところがそのクリニックには外国人の患者さんも多く、日本語が通じないケースも多々ありました。そこで図や絵を描いて説明するなど理解してもらえるよう努力し、納得・安心していただきました。2つ目の「訪問診療」では、通院困難な高齢者の自宅を訪問して治療するのですが、その際、患者さんご自身やご家族がどこまでの治療を希望しているかを確認することが要求されます。悪い所を治していくクリニックでの診療とは違い、訪問診療ではお互いにストレスのない可能な範囲の治療を行うことが大事なんですね。あと、訪問診療では「助かりました」と患者さんやご家族から感謝されることも多く、自分の治療が人の役に立っているということが大きなやりがいとなりました。

地域に根差した医療に取り組みたい

開業しようと思ったきっかけを教えてください。

武田朋樹院長 たけだ歯科3

もともとは開業というかたちではなく父の歯科医院を継ごうと考えていたため、約2年前に父の歯科医院に勤務医として加わりました。父は訪問診療を行っていなかったため、私が入ってから少しずつ往診を増やしていました。そんな時、大阪府歯科保険医協会の大阪歯科保険医新聞を通じて、現在当院がある場所で長く歯科医院を営んでいた先生が体調を崩し辞めることを知ったんです。「この地域で歯科医院を必要としている患者さんのために、この場所でやってみないか?」という周囲からの意見に加え、自分自身も今まで以上に訪問診療に積極的に取り組めるクリニックをつくりたいという気持ちもあり、開業を決意しました。

クリニックの理念を教えてください。

2020年3月に開業してまだ間もないですが、高齢者を中心に地域の方々に利用していただいています。主訴としては虫歯や歯周病、入れ歯・義歯、小児歯科など、一般的な保険診療範囲内の治療がメインに、根管治療、口腔外科も行っています。訪問診療は午前診療時間と午後診療時間の間の時間帯を使って行っています。「地元密着型の歯科医院」をめざすために大切にしたいことはやはりコミュニケーションですね。例えば、神経を抜く治療である抜髄をすると痛みがないと思われる方も多いのですが、歯の神経を抜くことは体や骨に少なからず刺激を加えますので、それが痛みとして感じられることもあるのです。そのようなことを細かく専門用語を使わずに説明することで、納得・安心していただけるように努めていきます。

痛みに配慮した治療にも取り組んでいるそうですね。

武田朋樹院長 たけだ歯科4

できる限り快適に治療を受けられるようにと、極力痛みを抑えることに力を入れています。例えば麻酔薬を体温に近い温度まで温めて使うことで痛みを和らげています。また先進のCO2レーザー治療も導入。口内炎、膿など、多くの処置に使えます。麻酔を使わずに治療ができるので、麻酔の注射が苦手な方や、持病で薬を飲んでいる人に適しています。また傷口がほとんど残らず、早い治癒が期待できるのも特徴です。

最近増えている症状はありますか?

開業したばかりですが意外と件数が多いなという実感があるのが「顎関節症」ですね。歯の食いしばりや歯ぎしりが原因で、歯がすり減ってきた、顎が痛む、歯が揺れてきた、というような症状を感じて来院されます。年齢層は比較的若い方からの相談が多いですね。お口の様子を診察して、日常生活について詳しくお話を聞いた後、歯型を採り、正しい顎の位置や噛み合わせがわかれば、それを再現したマウスピース型器具を作製し、就寝中に装着してもらうなどの治療を行っています。

自分自身の歯を極力残していけるように予防に注力

予防歯科についての思いをお聞かせください。

武田朋樹院長 たけだ歯科5

将来にわたって自身の歯を守るために、予防歯科に積極的に取り組んでいきたいですね。特に歯周病は痛くなってからの治療では症状はすでにかなり進んでいます。歯磨きの仕方の改善を図ることで高い予防の効果が期待できます。ですから当院ではブラッシングの指導を行うほか、併せて歯ブラシや歯間ブラシといったケアグッズもご紹介しています。定期検診のご案内を通じて、継続的かつ定期的に口の中を診ていき、その間の変化を見つけて適切に対処していきたいと思っています。

ところで、お休みの日や仕事帰りは何をされているのですか?

趣味はスポーツですね。野球やサッカーなどスポーツは何でも自分がプレイするのも観戦するのも大好きなんです。高校時代までは野球部だったんですよ。プロ野球の試合を見に球場に足を運ぶこともありますが、普段仕事が終わった後は、テレビで試合観戦をして盛り上がっています。健康のためにはランニングや筋力トレーニングを行っています。最近はさまざまな筋トレ動画が配信されているので参考にしています。

今後の目標を教えてください。

武田朋樹院長 たけだ歯科6

開業して間もないので、まだまだ認知度が低いと感じています。わかりやすい説明を心がけ、皆さんが安心・納得していただけるような治療を継続していくことで、将来的には地域の方々に愛される歯科医院をつくっていきたいです。実は最近、患者さんから「きっちり説明してくれてわかりやすかった」という言葉をいただいたのですが、自分が実践したかったことができていると実感できてとてもうれしい気持ちになりました。地域に根差した歯科医院として一歩ずつ進んでいきたいと思います。平日は会社帰りの方も通いやすいようにと20時まで診療を行っています。地元密着の歯科医院ですから、体調や天候などによる急な変更にもできる限り臨機応変に対応していきますので、気軽に来てもらえたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スポーツマウスピース/8000円程度

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