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菊田 千明 院長の独自取材記事

ホワイトリーフデンタルクリニック

(さいたま市岩槻区/浦和美園駅)

最終更新日:2024/03/11

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック main

埼玉高速鉄道線・浦和美園駅からバスで5分、「ホワイトリーフデンタルクリニック」は、石造りの外観が印象的で、観葉植物や木目調のインテリアをふんだんに取り入れた待合室、キッズスペースなど、やわらかな雰囲気の内装にもホッと心が和む。院長の菊田千明先生は大学病院の歯科補綴科での勤務医を経て、2016年6月に開業。当初から予防歯科を重視し、「治療はあくまで歯を健康に長持ちさせるための下準備」と考えている。地域の子どもから高齢者まで幅広い世代の患者の口腔環境を継続的なメンテナンスを通して見守り続けている。開業から7年を経た菊田院長に、注力してきた予防の取り組みとその手応え、患者への思いなどについて、歯科医師になるまでの歩みも交えてじっくり話を聞いた。

(取材日2023年8月16日)

子育て世代も気軽に通いやすい歯科医院をめざして

こちらは2016年に開業されたそうですね。

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック1

浦和美園の再開発で街づくりが本格化したタイミングで開業し、早いもので7年が過ぎました。当時はまだ周囲に空き地も多かったのですが、今は商業施設や住宅も増えて、だいぶにぎやかになりましたね。もともと歯科医院が少ない地域だったこともあり、小さなお子さんからご高齢の方まで、あらゆる世代の方が来院されています。ご相談内容としては、私の専門とする補綴科領域の全顎的な治療が必要な方、入れ歯やブリッジを希望される方、お子さんの虫歯予防や歯並びに関することまで、口腔内全体を診て幅広く対応させていただいています。さいたま市の乳幼児歯科健診や妊産婦・成人歯科健診等の実施医療機関ですので、市からの健診通知をきっかけに来院される方も多いですね。

かわいらしいキッズスペースもあり、子ども連れの患者さんも過ごしやすい空間ですね。

広めのキッズスペースやおむつ替え用のベッドなど、子ども連れの方に配慮した設備が充実しています。スタッフも子育て経験者が多く、小さなお子さんと接するのが上手だというのも心強いポイント。初診で来た時に泣いていたお子さんも、歯磨きや説明などで3~4回くらいで慣れてくるでしょう。小さい頃から通い続けているお子さんたちは、学校帰りにランドセルのまま立ち寄ってくれることもあり、定期的に歯科医院に来ることが当たり前になっている様子です。来院時に歯のケアに関することはもちろん、学校生活のことなどたくさん会話をするので、長く通っているお子さんたちにとって私は、歯磨きのことを教えてくれる歯医者さんという感じですね(笑)。

こちらは開業当初から、予防とメンテナンスに重きを置いていると伺いました。

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック2

治療は「歯を長持ちさせていくための下準備」です。口腔内全体を診て虫歯や歯周病はもちろん、噛み合わせ、歯並びに至るまですべての問題をクリアにした上で、メンテナンスで健康な状態を維持していくということを実践してきました。「痛いところだけ治してくれればいいので、早く治療を済ませたい」といったご希望もしばしばお聞きしますが、詰め物をするにしてもどんな治療でも、歯茎が腫れていたり出血したりしているような口腔環境の悪い状態では、治療しても意味がありません。悪いところはすべて治療してから、メンテナンスを続け、いい状態を保つことが大切なのです。痛いところが出る都度、歯科医院に駆け込んで大がかりな治療を重ねるよりも、メンテナンスにお金と時間をかけて歯を長持ちさせていくほうが、痛みもストレスもありませんし、結果的に医療費も少なく抑えられるということを、より多くの方に知っていただきたいですね。

一念発起して学び直し、薬剤師から歯科医師に転身

ところで先生は、歯科医師になる以前は薬剤師をされていたそうですね。

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック3

城西大学薬学部を卒業後、薬剤師として働いていました。薬剤師は医師からの処方箋で、患者さんとのコミュニケーションを大切にして働く仕事でした。明海大学歯学部で編入募集があり、歯科医師に転身しました。薬剤師としての経験や知識は歯科医師になった現在でも役立っています。持病がある方に対しては、お薬の飲み合わせなど安全性に配慮して進められるよう、かかりつけの病院と連携して対応することも可能です。わからないことなど、安心してご相談ください。

勤務医時代はどんな経験を積まれましたか?

歯学部を卒業後、明海大学歯学部付属明海大学病院の歯科補綴科で13年にわたって診療にあたりました。補綴科はクラウン、ブリッジ、入れ歯などによる欠損補綴の全顎治療を行う分野で、口の中全体を見て、噛み合わせなども含め、治療していきます。補綴科が「治療できない」とは言えないので、まさに歯科の「最後の砦」。勤務医時代から「痛くて噛めない」「噛めるところがない」といった深刻な口腔崩壊を起こしてしまっているケースの治療も数多く手がけてきました。

診療で大事にされていることはありますか?

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック4

なるべく痛くない治療を心がけていますね。麻酔も表面麻酔からしっかり行い、患者さんの緊張を和らげるため、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。また、すべての治療を終えてリセットすると、安心感からつい油断してしまいがちですが、そこからもう二度と悪くしないようにメンテナンスを続けてこそ、健康な歯の長期的維持につながります。そうした予防の在り方をじっくりと患者さんにお伝えして、メンテナンスを続けられるようサポートしています。

1歳半から予防を始め、生涯健康な口腔環境を

子育て世代の親御さんは予防歯科に高い関心を寄せている方も多いようですね。

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック5

虫歯は感染症です。親の虫歯をお子さんにうつしてしまうケースが多いので、保護者の口腔内環境の管理も大切です。特に10歳頃までは、保護者による「仕上げ磨き」が重要です。そうした意識や家庭でのケアのありようには個人差がありますが、まずは1歳半健診のタイミングがきたら予防の始まりと考え、歯科医院でのメンテナンスを始めましょう。また最近のお子さんたちは総じて顎が小さく、本来その子が持っている顎の大きさまで広がっていないケースが多いため、永久歯が入るスペースを確保できず、歯が重なったりねじれて生えたりしてしまいます。メンテナンスの機会を通じて、歯並びや噛み合わせにも目配りし、生え替わりを利用して計画的に歯をきれいに並べるアドバイスもしながら、お子さんたちの成長を見守り続けたいですね。

院内の衛生面にも徹底したこだわりがあるとお聞きしました。

開業当初から徹底した滅菌を行っており、感染症対策としてもご安心いただけます。可能な限り使い捨てのものを使い、世界でも厳しいとされるヨーロッパ基準・クラスBをクリアした高圧蒸気滅菌機を導入しています。またすべての診療台には口腔外バキュームを設置し、見えない粉塵を吸い取ることで院内感染を防ぎ、歯科特有のにおいで患者さんがストレスを感じないよう、換気も十分に行っています。また、患者さんのプライバシー保護のため、院内では患者さんとスタッフの動線を完全分離し、診療スペースも完全個室1部屋と2つの半個室を用意しています。衛生面に加え、快適性という意味でも安心してご利用いただけます。

最後になりますが、今後の展望と読者へメッセージをお願いします。

菊田千明院長 ホワイトリーフデンタルクリニック6

メンテナンスに注力してきたこの7年の間に、長く通ってくださっている患者さんのお口の健康に対する意識は見違えるほど高くなり、私自身大きな手応えを感じているところです。日本では、かかりつけ歯科医を持つという意識があまり高くないと感じます。歯科医院を「治療を受けるだけの場所」でなく、「口の中が健康かどうかを診てもらうメンテナンスの場所」と捉え、定期的な通院を当たり前の習慣にしてほしいと思っています。そのためにも、美容院に定期的に行くような感覚で、気軽に立ち寄ってもらえるような歯科医院をめざしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

I期矯正/35万円~、II期矯正/85万円~

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