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予防も早期発見もしやすい胃がん
2年に一回を目安に受診を

すみだゼネラルクリニック

(墨田区/錦糸町駅)

最終更新日:2024/02/06

すみだゼネラルクリニック 予防も早期発見もしやすい胃がん 2年に一回を目安に受診を すみだゼネラルクリニック 予防も早期発見もしやすい胃がん 2年に一回を目安に受診を
  • 保険診療

単に病気や臓器を診るのではなく、患者の人柄、社会的背景も含め総合的な観点から全人的な診療を心がけている「すみだゼネラルクリニック」。野口千明院長は、長らく消化器外科の医師として実績を重ね、同クリニックでもその経験を生かすべく内視鏡検査にも注力している。「人生100年時代といわれる今、未病の時期をできるだけ延ばすことが大切。また、がんになったとしても、早期に発見し、少しでも早く社会復帰できるようにすることが重要です。その点でも内視鏡検査はとても大きな意義があります」と野口院長。学校や仕事を休まずに検査が受けられるように、同クリニックでは週末も内視鏡検査を行い、患者の利便性の確保に努めている。実際、どのように内視鏡検査が行われるのか、その流れについて野口院長に詳しく解説してもらった。

(取材日2019年7月19日/更新日2022年8月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q上部消化管内視鏡検査とは、どのような検査なのでしょうか?
A

食道から胃、十二指腸までを内視鏡で観察し、胃がんやピロリ菌の有無などをチェックする検査です。消化器のがんは自覚症状が出ないこともありますが、胃がんは、内視鏡検査によって早期発見がしやすくなりました。定期的に上部消化管内視鏡検査を行い、必要に応じてピロリ菌の有無を調べ、適切な処置をとれば、胃がんがあった場合でも完治をめざすことができます。また、血液検査で貧血を指摘された場合も、内視鏡検査を行うことで、がんがあった場合は、発見することが可能です。

Q 上部消化管内視鏡検査はどんな人が受けるべきですか?
A

胃痛や胃もたれなど、胃の不快症状がある場合や、検査で異常を指摘された場合は、早めに内視鏡検査を受けましょう。特にピロリ菌は、胃がんのリスク要因です。上部消化管内視鏡検査でピロリ菌感染が疑われる場合には、抗体検査をお勧めします。また、健康診断で貧血と診断された場合、特に男性は、消化器のどこかから出血している可能性があります。健康管理の一環として、内視鏡検査を受けるといいでしょう。

Q経鼻内視鏡と経口内視鏡の違いについて教えてください。
A

内視鏡は、細くやわらかなチューブの先端にカメラがついています。これを口から挿入するか鼻から挿入するかの違いですが、経鼻内視鏡の方が患者さんの苦痛が少ないとされています。当院では患者さんにお選びいただいていますが、吐き気や嘔吐反射を抑えて、スクリーニング検査を行う場合は経鼻、広がりや深さなど詳しく評価し、質的な診断をする場合には経口など、状態により使い分けます。また、麻酔希望の患者さんが検査後に仕事を控えている場合、検査後の業務に支障が出ないよう、検査方法や麻酔の量などを調整することもあります。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診表に記入する
すみだゼネラルクリニック 問診表に記入する

上部消化管内視鏡検査の予約時に、問診票に記入する。気になる症状や既往歴、薬の服用状況、薬剤アレルギーの有無、生活習慣、家族の既往歴などを答える。同院では、問診の記入にタブレットを使用している。

2医師による診察を受ける
すみだゼネラルクリニック 医師による診察を受ける

記載した問診票をもとに、医師による診察や触診を受ける。この時に胃がんのリスクチェックも行う。

3検査についての説明を受ける
すみだゼネラルクリニック 検査についての説明を受ける

看護師から、検査の流れや前日・当日の過ごし方、食事についての説明を受ける。上部消化管内視鏡検査の場合、12時間前までに食事を済ませておくことになるが、水は当日の朝も飲むことができる。

4前処理を済ませ内視鏡検査を受ける
すみだゼネラルクリニック 前処理を済ませ内視鏡検査を受ける

上部消化管内視鏡検査にかかる時間は約10分。麻酔希望の人で検査後に仕事などが控えている場合は、検査にも仕事にも支障が出ないように、麻酔の量などを調節してもらえることがある。

5検査結果の説明を受ける
すみだゼネラルクリニック 検査結果の説明を受ける

検査後、体調が回復してから検査結果を聞く。検査時の画像を見ながら説明してもらえるため、胃の状態についても理解しやすい。病変が疑われる組織を取って調べる生検を行った場合は、約1週間後に再度来院し、結果説明を受ける。

ドクターからのメッセージ

野口 千明院長

「人生100年」といわれ長生きが当たり前になっている現在、「未病」の状態をできるだけ長くキープすることが大切になりました。内視鏡検査には「つらい」というイメージがあるかもしれませんが、検査によって胃がんなどを初期段階のうちに発見し、早期に治療することが可能となります。万が一がんが見つかった場合でも、当院では密な病診連携によって短期間で社会復帰できるよう体制を整えており、仕事や学校などで平日忙しい方のために、日曜も内視鏡検査を行っています。胃に気になる症状のある方、健康診断で貧血と指摘された方はもちろん、何も症状がない方や、まだ一度も検査を受けたこともない方も、検査を受けるようにしましょう。

野口 千明院長 すみだゼネラルクリニック
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