全国のドクター9,253人の想いを取材
クリニック・病院 158,515件の情報を掲載(2024年6月03日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 尾張旭市
  4. 尾張旭駅
  5. すぎうら形成外科・皮フ科
  6. 杉浦 謙介 院長

杉浦 謙介 院長の独自取材記事

すぎうら形成外科・皮フ科

(尾張旭市/尾張旭駅)

最終更新日:2021/10/12

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科 main

尾張旭駅から車で1分、幹線道路沿いに構える「すぎうら形成外科・皮フ科」。杉浦謙介院長は、長く大学病院や総合病院で形成外科の経験を積み、2018年11月に開業。クリニックは全体に木材を多用し、柔らかく温かい雰囲気に満ちている。「形成外科では目に見える部分を治療・形成するため、扱う領域は非常に広範囲なんです」と院長。なじみが少ない形成外科をもっと知ってもらい、総合病院でなくとも町のクリニックで、患者の気になることを解決する手助けをしたいと開業を決意したという。そんな院長が大切にしているのはわかりやすい言葉で丁寧な説明に努めるということ。形成外科、皮膚科、美容外科という同院の特色を生かした医療を地域の人々に提供していきたいと穏やかに話す院長に、今後の展望などを聞いた。

(取材日2019年1月15日)

総合病院で研鑽を積み形成外科の治療を地域に提供

医師をめざされたきっかけ、中でも形成外科を選ばれた理由は何ですか?

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科1

小学校2年生の時に手術を受けたんです。その時の外科治療の体験が医学、それも外科系の世界に興味を持ったきっかけでした。その後、進学した東海中学、東海高校は医師をめざす生徒がたくさんいる環境でしたので、自然と自分も医学の世界をめざし、愛知医科大学に入学しました。もともと手を動かすことが好きなので外科に進もうと考えていました。形成外科を選んだのは、病気の部分を取り除くだけでなく、そこを作り直す、技術を使って形成するという特徴に興味を持ったからです。また、術後の変化がわかりやすいところも魅力に感じましたね。

開業までの経過をお話しください。

愛知医科大学を卒業し、愛知医科大学病院総合診療外科にて研修後、いくつかの総合病院の外科・形成外科・皮膚科で勤務しました。形成外科は体表に現れるすべての疾患を扱う科なので、それだけ幅が広く、修業期間も長くかかります。私も10年以上経験を積み、一定以上の技術レベルを身につけたと感じたところで開業を検討し始めました。愛知医大の外科に在籍していた頃の先輩の皆さんとは今も交流がありますが、その先輩たちに開業を勧められたということもあります。40歳前後で開業されている方が多く、私もその年代になったのでやってみようかと決意しました。

尾張旭で開業された理由と、現在の患者層についてお聞かせください。

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科2

このエリアは、愛知医科大学での学生時代の6年間と、大学病院に勤務していた4年間のトータル10年間関わってきたのでなじみがありました。尾張旭は名古屋のベッドタウンという感じで、落ち着いた住みやすい町というイメージでしたので、この町で開業しようと思いました。中でもこの場所は交通の便も良く、隣には整形外科のクリニックさんと薬局さんもありますし、近隣にはもともと面識のある先生も多くて連携がとりやすいためここを選びました。患者さんの年齢層は幅広いです。診療科目は形成外科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科ですが、現在は皮膚科の患者さんが比較的多いです。ただ、美容に関しても相談できるということで、「都市部に行くほどでもないけど、しみやしわがちょっと気になる」といった相談などで来られる患者さんも多いですね。

わかりやすい言葉で丁寧に説明することを第一に

院内施設のこだわりについてお話しいただけますか。

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科3

ぬくもりや優しさが感じられる柔らかい雰囲気のクリニックにしたかったので、木をふんだんに使用し、キッズスペースのおもちゃに至るまで木にこだわりました。実は当院の設計士さんは私の自宅を設計した方で、木材を取り入れた造りが得意な設計士さんなんですよ。内部はバリアフリーで、カウンセリング室はプライバシーの保護を重視し、施術は女性が中心ですのでパウダールームを3つ用意しています。全体としてゆったりとした造りで、スタッフにとっても動きやすい配置になるよう設計しています。

診療時にいつも心がけていることはどんなことですか?

そもそも形成外科という科がどんなものかあまり広く知られてはいませんので、患者さん一人ひとりにしっかりと説明をすることを心がけています。その際には、医学の専門用語ではなく、できるだけ患者さんにとってわかりやすい言葉で丁寧に説明するように努めています。また、形成外科は外から見える部分を治す科ですから、「百聞は一見にしかず」ということで、診療中にも視覚的にわかりやすい資料を使いながら患者さんに説明していますね。手術に関して、もし不安を感じる患者さんがいたら「あくまでも手術は一つの方法なので、どうしてもやらなければならないというわけではないですよ。」と説明し、ゆっくり考える時間を取ってもらいます。

眼瞼下垂の手術も形成外科の領域なのですね。

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科4

はい。眼瞼下垂というのは加齢などにより目を開いたときに瞼が下がってしまう症状のことをいいますが、瞼が下がって視野が狭くなると姿勢が不自然になり、肩こりや頭痛などを起こしやすくなるとされています。私自身、総合病院でこの手術の経験はかなり積み、得意な手術の一つになっています。瞼が下がってきて不自由を感じたら、ぜひ形成外科を受診してほしいですね。眼瞼下垂の手術は日帰りでできます。手術を受けた患者さんからは、とても喜んでいただいていますね。見た目の印象も変わりますので、美容的要素もあって、形成外科らしい手術だと思います。

幅広い年齢層の人々が気軽に訪れ相談できるクリニック

やりがいを感じる時、うれしく思う時はどのような時ですか?

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科5

やはり治療の成果に自分自身が納得でき、その結果患者さんに喜んでもらえるのが一番やりがいを感じます。形成外科はもちろん、皮膚科の疾患も体の表面に関することですから、治療を受けた患者さんのその後の変化がダイレクトにわかります。患者さんと一緒に変化を確認することができるので、喜びを共有できた時には本当に良かったなとうれしく思いますね。

今後の展望についてお聞かせいただけますか?

現在もかなり幅広い層の患者さんに来ていただいていますが、皮膚科の患者さんが一番多く、次が美容に関すること、その次に形成外科という感じです。今後は“形成外科専門の医師が治療を行う”、“大病院レベルの手術を町のクリニックで”という当院の特色をもっと出していけたらと考えています。体の表面、皮膚のトラブル、主に外傷・腫瘍・先天奇形・美容領域を技術を駆使して治療するのが形成外科という科目の特色です。皮膚科や美容に関する要素も含み、その領域はとても広いです。一般的にはまだなじみのない診療科目ではあると思いますが、幅広い年齢層の方々に気軽にご来院いただき、気になることを相談してもらえるようなクリニックにしていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

杉浦謙介院長 すぎうら形成外科・皮フ科6

当院は、頭の先から足の先まで、体表全般で気になっていることがありましたら、気軽に来院、相談いただけるクリニックです。手術からその他の治療まで、さまざまな解決方法をわかりやすくご提示いたします。女性の場合、美容的なことに関心はあっても、なかなか都心部の美容外科まで行き受診しようとまでは思わない方が多いと思います。しかし、気軽に受けていただける施術もたくさんありますので、相談していただけたらと思います。もちろん必要に応じて他のクリニックや病院との連携もスムーズにとれる体制になっていますのでご安心ください。多くの地域の皆さまのご来院をお待ちしております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのレーザー治療1ミリ/1200円~

Access