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青木 明理 院長の独自取材記事

西が丘デンタルクリニック

(北区/本蓮沼駅)

最終更新日:2021/10/12

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック main

北区西が丘、国立のサッカーフィールドや広々とした区立自然公園にもほど近い緑豊かな一角に「西が丘デンタルクリニック」はある。最寄りである都営三田線本蓮沼駅のほか、JR各線が乗り入れる赤羽駅からも徒歩圏内だ。閑静な住宅街にある街路樹のアーチの中を歩くと、白い上品な外観のクリニックが目に入る。エントランスを抜けるとまるでサロンのような空間が広がり、待ち時間もくつろいで過ごせそうな雰囲気だ。「通いやすさを実現するため、自宅のように落ち着ける雰囲気をめざしました」と笑顔で迎えてくれたのは青木明理(あかり)院長。親しみやすさとやわらかな雰囲気がすてきな青木院長に、クリニックの特色や歯科医療への思いを聞いた。

(取材日2020年6月10日)

一人ひとりに合わせた適切な診療を提供

サロンのような、すてきなクリニックですね。

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック1

「怖い」「不安」「人目が気になる」などの理由で、クリニックに通いづらさを感じていらっしゃる方は多いもの。しかし、健康な歯を守るために一番大切なのはクリニックに定期的に通っていただくことです。そのために、できるだけリラックスできる空間づくりを心がけました。例えばクリニックにありがちなブラインドではなくカーテンを使ったり、壁紙も住宅で使われるような柄を選んだりして、落ち着ける雰囲気をめざしました。啓発ポスターは貼らないといった工夫や、なるべく歯ブラシのディスプレーも手作りでかわいらしくするなど、クリニックっぽく見えないよう気を配っています。また、診療室は完全個室とし、プライバシーへの配慮もしています。

どのような患者さんが多くいらしているのでしょうか?

老若男女問わず近隣の方が多く来てくださっています。午前中はお子さんのいる方や高齢の方、保育園や幼稚園が終わる時間帯になると、遊び盛りの子どもたちでにぎやかになります。私は一人ひとりじっくりと丁寧に治療するスタイルですので、1日に診られる患者さんの数は限られてしまいます。ですから人通りが多い駅前でたくさんの方に来ていただくよりも、コミュニケーションを大事にしながら地域の方、時間がかかってもしっかり治したい方が長く通いやすい環境づくりができればいいな、と思っています。

治療にあたって気をつけていることを教えてください。

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック2

一人ひとりの患者さんが特別な存在であると考え、それぞれの状況や要望に合わせたオーダーメイドの治療をご提案するようにしています。そのためには丁寧なヒアリングが欠かせません。また、現状や治療についての十分な情報提供によってご理解を促し、治療中も患者さんの様子に気を配りながらお声がけすることも大切にしています。どんな治療においても、患者さんの気持ちが伴わなければ進まないもの。やはり一番大事なのは気持ちだという観点で実践しています。また、なるべく痛みが出ないようにも工夫をしており、術後の影響なども考えて、麻酔なども選んで使用します。

薬剤や材料、機材にもこだわり、妥協しない治療を

治療に使用する薬剤や材料も、しっかり吟味して選んでいるのですね。

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック3

使用する薬剤や材料は、すべて患者さんのお口の中で使用するものなので、慎重に選んでいます。患者さんそれぞれで口を開けられる大きさや開いていられる時間が違いますし、歯の大きさや歯の中にある神経の形もそれぞれです。麻酔の効きやすい方もいれば効きにくい方もいらっしゃいますし、虫歯の大きさや噛み合わせ、唾液の量や歯周ポケットの深さなども異なります。さまざまなケースに対応できるよう最適と思う薬剤や材料を選びますが、患者さんのお口の中は十人十色ですので、特性を考えて選択していると自然と用意しておく種類は多くなってしまいます。

設備にはどのようなものがありますか?

診療室の一室に歯科用マイクロスコープを備えています。マイクロスコープを使えば肉眼で見えない細かいところを見ることができます。通常は見えない内部まですべて目視できるため、悪い箇所が取り除けているか、ヒビは入っていないか、どこが汚れているかということも確認できるのです。また、歯石がしっかり取れているかの確認や、補綴物が歯にぴったり合っているかどうかの確認もできます。肉眼で見えないところまで丁寧に治療することで、より丁寧で精密な治療につなげています。

マタニティー歯科にも対応されているとか?

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック4

子どもがおなかに宿るというのは女性にとって大きな体の変化で、ホルモンの影響や不規則な生活などにより歯肉炎が悪化するなど、お口の中の状況も大きく変わる方が多くいらっしゃいます。それにもかかわらず、どうしても子ども中心になってしまうこの時期は、ママたちにとって特にデンタルケアが後回しになりがち。赤ちゃんの歯の形成自体は胎内から始まっていますから、当院では妊娠期からの栄養バランスの崩れに気をつけながらのケアをご提案しています。生まれてくる赤ちゃんの歯のことやケアについてもお話ししながら、出産育児に向けて気持ちを整える時間になればとも思っています。何より、妊娠中から定期的に通っていただくことで、出産後赤ちゃんと一緒にご来院いただく際の助けにもなると考えています。

お子さん連れでの受診も多いのですか?

はい。おむつ替え台を完備していますし、一人遊びが難しい年頃のお子さんは親御さんの診療中にスタッフがお預かりさせていただくことも可能です。また完全個室ですので、お子さんが泣いてしまっても他の患者さんに気を使うことがありません。特に慣れないお子さんをお連れいただく場合には、予約時にお伝えいただくことで枠を調整し、他の患者さんをお入れしない状態でご受診いただく対応も。自分自身の経験から、育児中のママがどうすれば来やすく、気持ちが楽になるかという目線を大事にしています。お子さんと親御さんを一緒に診させていただくと、遺伝や生活習慣などの背景がつかみやすいというメリットも。親の口の中の状況はすべて子どもに伝わると言っていいほど影響します。例えば、赤ちゃんにキスをしてはいけないとよくいわれますが、これは親から子へ口の中にある菌がうつってしまうから。お子さんとご両親合わせてケアを受けていただきたいですね。

患者の選択を大切にしながら、丁寧に治療を行っていく

お子さんの歯並びもご相談できるのですね。

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック5

以前からご要望を多くいただいていたこともあって、取り外し可能な装置を使っての小児矯正も導入し、多くのご相談をいただいています。生え替わり期に歯が動くタイミングに、顎の成長を促しながら矯正し、歯並びを整えていきます。以前から通院していただいていたお子さんの親御さんからは、「先生の言うことなら聞くから矯正が続けられる」とのお声をいただくことも。普段から診療を通じて築いた信頼関係が、矯正においても良い結果を引き出すことにつながると感じています。

心に残るエピソードがあれば教えていただけますか?

ある50代の患者さんのケースですが、治療中に「この歯はあと何年持ちますか?」と尋ねられました。その時「私はこの歯をあと50年使えるようにと思って治療しています」と答えたところ、「50年ももたせる気持ちでやってくださるんですか」と涙ぐんでいらっしゃいました。これまで通っていたところで「もって3年から5年」と言われてきたそうです。それだけこちらが1本1本の歯を丁寧に妥協せずに治療しているということが伝わって、うれしい経験でした。また審美歯科の勉強も長くしてきたので、歯の形からエイジングケアまで視野に入れてきれいにすることが頭にあり、見た目も含めて治療を考えます。私から見て治したほうがより良くなる箇所を提案して、治療するかどうか決めていただく。自分のお口の中の状況をしっかりとわかってもらうことが、より良いお口の中の環境をつくっていくと考えています。

読者へのメッセージをお願いします。

青木明理院長 西が丘デンタルクリニック6

患者さんの選択を大切にしながら、プロとして、ご本人にとって最善の選択を支援していきたいです。当院では、地域密着型医療として責任を持って自分が治療した患者さんを末永く診続けながら、流れ作業ではない治療、一つ一つのプロセスをしっかり丁寧に積み上げた治療を心がけています。一生に1本しか生えてこない歯を治療するという意識で、1人の患者さんがいれば、小さいその方が歯の数だけ“28人”いると思って臨んでいます。患者さんには顔見知りの方も多いので、何かあったときには頼りにしてもらえる存在になれたらいいですね。そう思いながら日々技術を磨いています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/10万円~

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