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でべそや便秘など赤ちゃんのトラブルは
小児科クリニックに相談を

ほほえみあかちゃんこどもクリニック

(横浜市青葉区/江田駅)

最終更新日:2023/07/07

ほほえみあかちゃんこどもクリニック でべそや便秘など赤ちゃんのトラブルは 小児科クリニックに相談を ほほえみあかちゃんこどもクリニック でべそや便秘など赤ちゃんのトラブルは 小児科クリニックに相談を
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新しい家族として赤ちゃんを迎えることは大きな喜びだが、同時に不安を抱くことも少なくない。特に初めての子育てでは、赤ちゃんの行動や様子の一つ一つが気になって、つい他の赤ちゃんと比べてしまったり、心配や焦りを覚えることも多いだろう。「赤ちゃんとの生活で生じる気がかりや不安は、ぜひ小児科クリニックにご相談ください。病気を診るだけではなく、赤ちゃんと子どもの健やかな発育と生活を見守るのも、小児科医の大切な役割なのです」と話すのは、横浜市青葉区で「ほほえみあかちゃんこどもクリニック」を運営する佐々木寛院長。日本小児科学会小児科専門医として、多くの赤ちゃんや子どもたちを診てきたベテランドクターだ。そんな佐々木院長に、赤ちゃんでよくある気がかりについて聞いた。

(取材日2023年6月13日)

でべそや便秘など、赤ちゃんのよくある気がかりに適切な処置をアドバイス

Q赤ちゃんについてどのようなことを相談できるのでしょうか?
A
ほほえみあかちゃんこどもクリニック 気軽に相談できる雰囲気をづくりを大切にしている

▲気軽に相談できる雰囲気をづくりを大切にしている

生まれたての赤ちゃんは小さくてか細く、触れるのも怖いとおっしゃる親御さんも少なくありません。これまでに赤ちゃんと触れ合う経験がなければ、赤ちゃんの様子に戸惑うことも多いでしょう。母乳やミルクをきちんと飲めているのかわからないときや体重の変化が気になるときなど、気軽に小児科クリニックにご相談ください。赤ちゃんが顔を赤くしてうなるとか、便の様子が気になるといったご相談もよく受けます。私を含め、当院には新生児集中治療管理室(NICU)での勤務経験があるスタッフがいます。多くの赤ちゃんを診てきた経験から、赤ちゃんに関わる不安や気がかりを一緒に解決していきましょう。

Qでべその相談や処置もご対応いただけるそうですね。
A
ほほえみあかちゃんこどもクリニック 状態をしっかり確認しながら、どのように治療していくかを判断

▲状態をしっかり確認しながら、どのように治療していくかを判断

赤ちゃんに多い「でべそ」は臍ヘルニアという状態で、多くの場合1歳前後までに自然に治ります。しかし、見た目が気になるためか相談が多く、当院では出っ張っている部分に丸めたガーゼを貼って物理的に抑える処置を行っています。最初は院内で処置し、以降は1週間に2〜3回ご自宅で張り替えていただく形です。月に1度くらい予防接種や健診のついでなどに様子を確認し、だいたい4〜5ヵ月くらい継続します。この処置により、おへそ周辺の皮を弛ませることなく、きれいに治すことをめざします。まれに自然治癒しないケースでは、長期的に診て最終的に手術などの必要な処置へとつなげています。

Q便秘の相談も受けつけているそうですね。
A
ほほえみあかちゃんこどもクリニック 待合室は、予防接種用など用途によって細かく分かれている

▲待合室は、予防接種用など用途によって細かく分かれている

筋肉が十分でない赤ちゃんは、自分の力でしっかりと便を出すことができず、便秘になりがちです。便秘になるとたまった便で胃が圧迫され、必要な母乳やミルクを飲めなくなったり、吐き戻してしまったりと悪い影響があるため、受診していただきたいと思います。赤ちゃんの便秘に決まった定義はなく、個人差もありますが、週に4〜5回便が出ていないようであれば、授乳の様子などを含めて少し気をつけてみてください。赤ちゃんが成長するにつれ、腹筋がついたり、腸内環境が整ったりすることで、便秘も自然に解消されることがほとんどです。しかし、極めてまれではありますが、おなかの病気による便秘もあるので、気になる場合はご相談ください。

Q赤ちゃんの便秘を改善するにはどうしたら良いのでしょうか?
A
ほほえみあかちゃんこどもクリニック 腹部マッサージの指導も丁寧に行う

▲腹部マッサージの指導も丁寧に行う

赤ちゃんの便秘を解消するには、綿棒浣腸が有用です。肛門から綿棒を挿入して直腸を刺激し、便意を促します。この方法自体は知っているという方も多いのですが、正しく行えているかというと決してそうではありません。綿棒を先だけ入れるなど不十分な方法で行い、望む結果を得られていない方も多いのです。便秘という悪癖を解消するための方法であり、刺激が癖になるといった心配はいりません。当院ではまずは正しい綿棒浣腸の方法をお教えし、自宅でも対応できるようにマスターしていただきます。腹部マッサージが適していることもありますが、こちらは習得が難しいため、主に院内で対応します。

Qスタッフさんにも相談ができるそうですね。
A
ほほえみあかちゃんこどもクリニック 佐々木院長と頼れるスタッフが地域の子どもたちを支える

▲佐々木院長と頼れるスタッフが地域の子どもたちを支える

看護師も新生児集中治療管理室(NICU)で長く勤務した経験の持ち主であり、同じ視点でのアドバイスが可能です。自身が親として子育てをしてきたスタッフも多いので、夜泣きや離乳食に関わる苦労など、現在進行形で苦労していらっしゃる親御さんにも共感して、親身に寄り添うことができます。話し好きで説明上手な同性スタッフのほうが、私よりも生活に即した実践的なアドバイスができるという側面もあるようです。医療の知識や技術とともに、育児の経験もあるスタッフがそろっており、何より赤ちゃんが大好きなメンバーなので、頼れる先輩に相談する気持ちで気軽に声をかけていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

佐々木 寛院長

診察していると「こんなことで受診して良いのかわからないのですが」と前置きしてから話し始める親御さんがよくいらっしゃいますが、医師の立場からすると「こんなことで来たの?」と思うようなことは一切ありません。小児科クリニックを受診すべきタイミングは、病気の時だけに限らないのです。体重の増減や睡眠状態、鼻詰まりや吐き戻しなど、気がかりがあればどんな小さなことでもご相談ください。赤ちゃんにまつわる不安は、自宅で考えていてもなかなか解決につながりません。他の赤ちゃんと比べたり、インターネットや育児書にある標準的な内容と比較するのではなく、専門家への相談が安心につながります。ぜひお気軽にご来院ください。

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