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藤巻 弘太郎 院長の独自取材記事

ぶばいオハナ歯科

(府中市/分倍河原駅)

最終更新日:2024/04/15

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科 main

口腔内の健康から運動・睡眠・栄養をサポートしようと努めている「ぶばいオハナ歯科」。一般的な歯科、小児歯科や矯正歯科だけでなく、睡眠歯科やスポーツ歯科、マタニティ歯科など幅広く対応している歯科クリニックだ。藤巻弘太郎院長は多角的な視点から治療を行うことを重要視しており、新しい領域への研鑽も欠かさない。歯科領域からの睡眠へのアプローチにも尽力し、睡眠時無呼吸症や歯ぎしり食いしばり、いびきなどの睡眠障害の改善を図っている。また、スポーツに励む患者に対して、管理栄養士や他科の医師などの専門家と連携しながら、包括的な支援を提供しているという。唯一無二の歯科医師をめざし研鑽を重ねる藤巻院長に、同院の特徴や注力している分野などについて詳しく聞いた。

(取材日2024年2月16日)

運動・睡眠・栄養を重視した専門性の高い診療を提供

まずは、こちらの特徴を教えてください。

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科1

当院は一般歯科に加えて口腔内の健康から運動・睡眠・栄養をサポートすることに努めている歯科クリニックです。睡眠時無呼吸症などの睡眠障害の診療や、マウスガードや食育なども含んだスポーツ歯科のように、歯科領域から運動・睡眠・栄養にアプローチする診療に特化しているのが特徴ですね。もちろん、虫歯・歯周病の治療などを行う一般歯科や矯正治療にも対応しています。エックス線撮影機器や口腔内カメラ、細菌数を精密に計れる機器など多様な先進機器を用いながら、患者さん一人ひとりに合う治療法やメンテナンス方法をご提案させていただいています。

特に力を入れている分野は何ですか?

最近は、歯科の観点からの「睡眠」へのアプローチですね。睡眠時無呼吸症や歯ぎしり、食いしばり、いびきなどの睡眠障害の改善を図っています。症状の改善を図るだけではなく、太りすぎや気道・鼻道が狭いなど、睡眠障害の根本的な原因まで考えながら治療を行います。当院では、患者さんのお話や症状から原因を推察して、改善方法をご提案しています。管理栄養士も在籍しているので、原因によっては歯科診療と併せて食事指導を行える体制が整っているのが当院の強みでしょう。また医科の先生との連携も取っているため、医科の観点からの診療が必要だと判断した場合は、円滑にご紹介ができますのでご安心ください。睡眠はすべての方に関わることですが、自分が睡眠障害かどうかは知らない方が多いと思います。実は発症していたという場合もありますので、睡眠に関して気になることがあれば、ぜひ気軽に相談しに来てください。

なぜ歯科の観点から睡眠へのアプローチに注力するようになったのでしょうか?

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科2

歯科領域から睡眠へのアプローチを始めたきっかけは、2007年頃、私の専門であるスポーツ歯科を提供していた時に、受診されるスポーツ選手には睡眠障害の方が多いと感じたことです。睡眠障害というと内科や耳鼻咽喉科、精神科のイメージが強いですが、歯科医師の私にも何かできることはないかと考え、運動と睡眠、そして歯科の関係性について研究を始めました。今でこそ睡眠の重要性が浸透してきたので、睡眠へアプローチする歯科医師も少しずつ増えてきましたが、研究を始めた当時は睡眠学会でもあまりいませんでした実際に治療をしていく中で多くの方にとって必要な分野であると感じておりますので、この分野を学び始めて良かったと感じていますね。これからも睡眠に関する診療と研究を続けていくので、1人でも多くの方に必要な治療を届けられたら幸いです。

スポーツに励む人のため医療人としてできることを追求

藤巻院長の専門であるスポーツ歯科について教えてください。

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科3

スポーツ歯科とは、スポーツに励む方に提供する歯科診療のことです。運動パフォーマンスに支障を来さないように、症状と患者さんのスケジュールを考慮した、柔軟な治療計画を立てることが重要となります。当院のスポーツ歯科では主に虫歯や歯周病、食いしばりの治療を提供。在籍している管理栄養士をはじめ、他院の整形外科の医師や、ドーピングについて精通する薬剤師などの専門家と連携を取り、患者さんの体調管理をトータルサポートしています。私からは歯科診療に加えて、スポーツを行う方にはぜひ知っておいてほしい栄養や睡眠、薬の服用に関するアドバイスをさせていただいていますね。現在ありがたいことに全国各地からテニスや野球やバスケットボール、ボクシング、スキー、ラグビー、フェンシング、ウェイトリフティングなどさまざまなスポーツに励む方々に来ていただいています。

ちなみに、スポーツ歯科はどのようなきっかけで興味を持たれたのでしょうか?

大学生時代、テニスに打ち込んでいました。その際に自分自身や友人たちの競技力向上や健康維持に、歯科の観点から貢献できたらと思ったのです。しかし当時はチームドクターの存在がようやく知られ始めたくらいの時代であり、スポーツ業界が歯科医師に求めるものは何もありませんでした。ですから私が噛み合わせと運動パフォーマンスの関係性について調べ説明しても、眉唾物のように扱われていましたね。それでも諦めずに研鑽を積み続けたところ、とあるテニス雑誌で、テニスと健康分野の関係性について連載を持たせていただけることに。そして日本テニス協会の関係者とご縁ができ、少しずつスポーツ歯科の専門家としての活動が増えていったのです。その後他の歯科医師や医科の先生など、各治療の専門家と積極的に連携を取りながら活動を続けたことで、さらに多くの方に私のことやスポーツ歯科を知っていただけました。

藤巻院長は、早くから歯科と運動・睡眠・栄養が深く関わっていると考えられていたのですね。

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科4

そうですね。歯科は運動・睡眠・栄養、そして全身の健康と密接に関係していると考えてきました。例えば高齢になっても歯が20本ある方に比べて、そうでない方は歩行時の転倒リスクが高いといわれています。また歯が少ないことで咀嚼率が低下し、そして栄養が取りづらくなり、気がつかないうちに栄養不足に陥る方もいます。また歯科領域からも改善のアプローチが可能な睡眠時無呼吸症は、脳卒中や心筋梗塞などの病気のリスクを高めることで知られています。いずれも歯科クリニックを受診することで、予防や早期発見・治療につなげられる可能性があるものです。受診を通して全身の健康状態を知っていただくきっかけになったらうれしいですね。

患部だけではなく人を診るため、雑談を大事にしたい

診療において大切にしていることはありますか?

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科5

悩みをしっかり話してもらえるよう、丁寧に会話することを心がけています。何げない会話の中に本音が隠されていて、それが原因究明につながる場合もあることから、日常話もお聞きしているのです。例えば「正月に孫が来ていた」というお話が出た場合。ただ会話を楽しむのではなく、「お孫さんの前で少し張り切ったのかな」「おいしいものを食べすぎたのかも」など、生活の様子を想像しています。また「歯の調子はどうですか?」のような型通りの質問はあまりしないように心がけていますね。返ってくる答えが、本心ではなく用意されたものになりがちだと考えてのことです。

先生は、診察時に患部は最後に診るとお聞きしました。

はい。なぜかというと、痛みや悩みの原因が患部ではなく、別の場所にある可能性があるからです。その場合、患部を治療しても、しばらくしたらまた再発してしまいます。ですから、他の部分に何か問題が起きていないかを問診し、最後に患部を診るようにしています。

お休みの日は何をしていますか?

藤巻弘太郎院長 ぶばいオハナ歯科6

原稿を書いたり、セミナーに行ったり、大学で調べ物をしたり、ラジオの収録をしたり、いろいろですね。オフの日のほうが忙しくしているかもしれません。疲れたときは、飼っているヨークシャー・テリアと遊ぶことでストレス発散しています。長期休暇には、神社仏閣を巡って御朱印を集めたり、温泉や南の島でぼーっと過ごしたりして、心と体を休めています。

最後に患者さんにメッセージをお願いします。

口腔内で何か気になることがありましたら、インターネットの情報をうのみにせず、良いなと思った歯科医師に直接診てもらってください。インターネットの情報は、多くの人に当てはまりやすいように平均的に書かれていることが多いので、患者さん自身には当てはまらないこともあります。また、診断に疑問があればセカンドオピニオン、サードオピニオンを求めるのもいいと思います。実際に会って、相性のいい歯科医師をご自身の感性で見つけられるととても心強い存在になってくれると思いますよ。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/40万円~90万円

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