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比良野 哲彦 院長の独自取材記事

ひらの歯科

(高松市/林道駅)

最終更新日:2023/02/14

比良野哲彦院長 ひらの歯科 main

琴電長尾線・林道駅から徒歩約10分の場所にある「ひらの歯科」。全面バリアフリー設計の院内には、明るく広々とした空間が広がっている。院長を務める比良野哲彦先生は名古屋市など複数の歯科医院での研鑽を経て、妻の千紘先生の地元である高松市で開業した。平日は夜8時まで診療し、虫歯や歯周病の治療はもちろん、インプラント治療、矯正治療など幅広い分野の診療に対応。診療室は車いすでも入りやすい広さに設計し、パウダールームやキッズルーム、子ども連れで治療を受けられるファミリールームを設置するなど、老若男女が安心して通える環境を整えている。常に患者目線の診療を心がけ、「お一人お一人に、優しく接するよう努めています」と穏やかな口ぶりで語る比良野院長に、開業の経緯や治療の得意分野など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2023年1月19日)

小さな子どもから高齢者まで安心して通える歯科医院に

歯科医師をめざしたきっかけや、開業までの経緯をお聞かせください。

比良野哲彦院長 ひらの歯科1

私は大阪府豊中市の出身で、父も祖父も叔父も歯科医師という家系に生まれました。小学生の頃から、父が診療している姿や患者さんから感謝される姿を見ては、「素晴らしい仕事だな」「僕も歯科医師になりたい」という思いを持っていましたね。2004年に愛知学院大学歯学部を卒業した後は、名古屋市内にある3つの歯科医院に勤務しています。ゆくゆくは開業することを目標に、「複数の歯科医院に勤務して、それぞれのいいところを取り入れたい」と考えていたからです。生まれ故郷である大阪府での開業も考えたのですが、名古屋時代に知り合った妻が高松市の出身で、義父も歯科医師でしたので、いろいろ教えていただきたいと思い2013年に香川県へ移住しました。香川県では、宇多津町にある歯科医院で2年ほど勤めさせていただいてから、2015年12月に当院を開業しています。

開業にあたって、このエリアを選ばれた理由はありますか?

父が営んでいた大阪・心斎橋の歯科医院は、ビル街ということでスペースが限られていましたので、開業するなら患者さんがゆったりと過ごせるように、診療室も待合室も広々としたスペースを確保したいという思いがありました。高松市内でもいろいろな場所を見て回りましたが、この土地は自分の中でも理想的な広さがあり、「ここだ!」と感じて開業を決めました。開業にあたっては、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代の方が来院しやすいよう、全面バリアフリー設計に。おむつ交換台を備えたパウダールームやキッズルーム、お子さんと一緒に治療を受けられるファミリールームも設けました。ロゴマークに描かれた大小の歯は大人と子どもをイメージしていて、家族ぐるみで通える歯科医院であることを表しています。衛生面でも、ヨーロッパ規格のクラスB滅菌器をはじめとした消毒・滅菌設備の導入に力を入れていますので、安心してお越しいただきたいです。

どんな患者さんがいらっしゃるのでしょうか?

比良野哲彦院長 ひらの歯科2

日中はご高齢の方やお子さん連れの親御さん、夕方以降は学生さんや社会人の方など、幅広い年齢層の患者さんが来院されています。夜8時まで診療していますので、お仕事帰りに来られる方も多いですね。主訴としては、ご高齢の方は入れ歯や歯周病の治療、社会人の方は虫歯治療が多いでしょうか。小さなお子さんの場合は、「歯に穴が開いている」「歯並びが気になる」といったお悩みが多いです。歯列矯正を希望される患者さんには非常勤で勤めている妻が対応し、マウスピース型装置を用いた矯正を中心として、一般的なワイヤー矯正も行っています。月に1回程度、日曜・祝日などの休診時にはインプラント治療の手術も実施していますし、若い女性の患者さんが、ホワイトニングを希望されることも多くあります。

「また来たい」と思ってもらえる雰囲気づくりを大切に

幅広い診療に対応されている中でも、特に得意な治療分野は?

比良野哲彦院長 ひらの歯科3

勤務医時代から幅広い分野で研鑽を積むよう努めてきましたので、当院でも虫歯や歯周病の治療から入れ歯、インプラント治療、ホワイトニングまで、一通りの歯科診療に対応しています。中でも、比較的治療のゴールが明確な歯科口腔外科が得意分野でしょうか。当院では歯科用CTを完備していますので、根の形態が複雑な親知らずも、適切な診断を行った上で抜歯をすることができます。CTを活用して、顎関節症の診断や歯の移植手術にも対応していますよ。そのほかでは、名古屋で参加していた勉強会の講師の先生が外傷歯の治療に力を入れていたことがきっかけで、事故などで損傷した歯の治療についてもしっかりと勉強しています。歯に外傷を負うと、激しい痛みが生じたり、歯がずれたり抜けたりする恐れがありますので、最初のアプローチを正しく行うことが大切です。

診療の際に心がけていることは何でしょう。

歯科医師が高圧的な態度で患者さんに接すると、患者さんは萎縮してしまって、歯のお悩みなども話しにくくなると思います。そうならないよう、私は患者さんお一人お一人に優しく接するよう努めています。歯科医院にネガティブなイメージを持つ方は多いと思いますが、「ここなら、また来たいな」と思っていただけるような雰囲気づくりを大切にしていますね。カウンセリングでしっかりとお悩みを聞いた上で、時間をかけて丁寧に診療を行っています。

スタッフさんの体制についても教えてください。

比良野哲彦院長 ひらの歯科4

現在、当院には歯科衛生士4人と歯科助手4人が在籍しています。夜8時までと勤務時間が長くなりますので、週休は3日制です。スタッフたちには、「急を要する患者さんや痛みを訴える患者さんが突然来られても、できるだけ断らないように」と伝えることで「患者さんファースト」を徹底。たとえ予約がいっぱいだったとしても、「今日は診られません」と言うのではなく、「待っていただければ、できるだけ早く診ます」と伝えてもらっています。特に、患者さんに最初に接する受付スタッフは、いわば歯科医院の顔です。私だけでなく、スタッフも患者さん目線での対応を心がけるよう、日頃から声をかけています。

患者の喜ぶ姿を見ることが何よりのやりがい

お休みの日はどのようにお過ごしですか?

比良野哲彦院長 ひらの歯科5

大学時代にボウリング部に入っていましたので、ボウリングを嗜む日もありますが、基本的には仕事が第一。休みの日でも、仕事に支障を来すようなことは極力しないよう心がけています。勉強会に足を運んだり、本を読んだりして歯科の知識や技術の習得に努めていることが多いです。最近特に力を入れているのは、インプラント治療についての勉強でしょうか。現在、難症例のインプラント治療については先輩の先生に来ていただいて、一緒に治療を行っているのですが、ゆくゆくは自分一人で対応できるようにしたいと考えています。

歯科医師というお仕事のやりがいについてお聞かせください。

歯科医師として過ごす中で一番やりがいを感じられるのは、やはり患者さんに喜んでいただけることです。例えば入れ歯治療を通して、「しっかり噛めるようになった」と喜んでいただいたり、審美面を考慮した治療を行うことで、「歯を見せて笑えるようになった」と喜んでいただいたり。夜8時までの診療は大変な部分もありますが、患者さんの笑顔が見られたら、よかったなと思えるんです。今後もより患者さんに喜んでいただけるよう、日々の診療に励みたいと思っています。

最後に、今後の展望や読者に向けたメッセージをお願いします。

比良野哲彦院長 ひらの歯科6

現在の診療体制を維持しつつ、自分の目の届く範囲で、患者さんお一人お一人をじっくりとサポートしていきたいです。設備面ではより患者さんの負担を軽減するため、お口の中をカメラでスキャンし、デジタルで歯の型採りをする光学印象の導入を考えています。理想は、メンテナンスのために通院する患者さんがもっともっと増えること。歯の病気は、最初は自覚症状がない場合がほとんどです。定期検診のはがきが届いても、「何も症状がないから」とそのままにしてしまい、数年後に自覚症状が出て来院したら、神経を取る必要があるほど虫歯が進行していたというケースもあり得ます。病気を未然に防ぐためには、やはり定期的なメンテナンスが重要です。当院は幅広い年齢層の患者さんが受診しやすい体制を整えていますので、「歯科医院は怖い」「苦手」と感じている方も、安心してお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/成人:30万円~・小児:5万5000円~、ワイヤー矯正/70万円〜、インプラント治療/1本30万円~、ジルコニアセラミック/8万円~、オフィスホワイトニング/4万4000円、ホームホワイトニング/2万2000円

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