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痛みの箇所にとらわれず
根本から改善を図るリハビリテーション

岡野整形外科

(墨田区/両国駅)

最終更新日:2024/02/27

岡野整形外科 痛みの箇所にとらわれず  根本から改善を図るリハビリテーション 岡野整形外科 痛みの箇所にとらわれず  根本から改善を図るリハビリテーション
  • 保険診療

腰が痛い、肩が上がらないなど体のあちこちに痛みを感じている人も多いだろう。そんな時、痛みが出ている場所に湿布薬を貼ってみることもある。しかし、実は、体の他の部位が原因で痛みが生じている場合があるそうだ。例えば腰痛。単に腰の問題ではなく下半身の使い方や呼吸の時に使う筋肉がうまく使えないことで引き起こされるケースも多いという。リハビリテーションに力を入れている「岡野整形外科」では、このように痛みの箇所にこだわらず痛みを引き起こしている根本的な原因を探り、そこから改善を図るリハビリテーションを提供している。同院のリハビリテーションの特徴やその内容などについて、岡野達正院長と理学療法士の黒崎祥平さん、関根星介さんに聞いた。

(取材日2024年1月22日)

体の正しい使い方を知って、痛みや違和感なく自由に動かせる体に

Qリハビリテーションの目的について教えてください。
A
岡野整形外科 正しく体を動かす感覚をつかむことをめざす

▲正しく体を動かす感覚をつかむことをめざす

【黒崎祥平さん】人間の体は、本来あるべき位置に関節や筋肉があり、正しく働かせる必要があります。ですが、悪い位置で関節や筋肉を働かせると筋肉が硬くなって、本来の正しい動きができず、痛みや不具合が生じます。当院のリハビリテーションでは、悪い動きになっている根本的な原因を探り、そこから改善を図ります。患者さんご自身で、関節のゆがみの調整方法や筋肉の使い方など、正しく体を動かす時の感覚をつかんでいただいて、痛みや違和感なく体を動かすこと、それがリハビリテーションの最終目的です。体の正しい動かし方ができることでケガや痛みの予防にもつながります。

Q痛みの原因が日常生活に起因することもあるのですか。
A
岡野整形外科 室内中心の生活が体のトラブルの原因になることも

▲室内中心の生活が体のトラブルの原因になることも

【関根星介さん】はい。痛みの原因は日常生活、ひいてはその方がどのような生活を送ってきたのか、例えば、仕事内容、スポーツ経験、ケガの有無、出産の有無などその方の歴史と深く関わっています。膝痛の原因が、以前、経験した足首の捻挫だったというケースも多いです。最近ではリモートワークで外出機会が少なくなり、筋力や体力が低下して体のトラブルが生じるケースもあります。また、腰痛の原因が呼吸筋力の低下による場合もあります。このように痛みを引き起こす原因は多岐にわたるため、当院ではまずその方のバックボーンをよくお聞きして、根本的な原因を探っています。

Q各スタッフの連携について教えてください。
A
岡野整形外科 各スタッフで情報共有しながら診療にあたる

▲各スタッフで情報共有しながら診療にあたる

【岡野達正院長】医師と理学療法士、看護師などスタッフは同じ目的を持って医療を行っていますので、常に情報共有しながらチームで患者さんを診ています。私が診察する時には、理学療法士だったらどのように診るだろうか、というように理学療法士の視点から考えることも多いですね。また、逆に理学療法士からは彼らなりの視点で疑問や質問を投げかけられることもあります。このように医師と理学療法士、それぞれの視点で患者さんを診て意見交換しながら治療を行っています。理学療法士は、新しいアプローチ方法やより効果が期待できる手法などを提案してくれることも多いですね。

Q打撲や骨折などの治癒を促す治療法があるそうですね。
A
岡野整形外科 従来よりも積極的な治療が可能になった

▲従来よりも積極的な治療が可能になった

【黒崎祥平さん】これまで打撲や骨折などの外傷は、ギプス固定、安静が第一でした。ですが、現在では、骨形成を促進するための低出力超音波パルスや、打撲や靱帯の回復を促すマイクロカレント(微弱電流)、むくみの軽減を促すラジオ波温熱療法があります。急性期の疼痛軽減には電気刺激を深部組織まで到達させることができるハイボルテージ(高圧電気刺激療法)を用いて治療を行います。当院ではこのような先進の物理療法機器を積極的に取り入れ、患者さんの早期復帰に向けて急性期から治療が受けられるように体制を整えています。

Q実際のリハビリテーションの流れについて教えてください。
A
岡野整形外科 理学療法士がマンツーマンでリハビリテーションを実施する

▲理学療法士がマンツーマンでリハビリテーションを実施する

【関根星介さん】理学療法士が最初にヒアリングを行い、痛みの出方や気になる箇所、さらに生活環境や既往症などその方のバックボーンについて伺った後、姿勢、歩き方、体の硬さなどを検査し分析します。医師の処方とこれらの評価をもとにそれぞれの症状に即して運動療法や物理療法などを行っていきます。運動療法ではストレッチや筋力トレーニングを行ったり、体の使い方をトレーニングすることで低下した筋力や関節機能の改善を図り、歩行や階段などの日常生活動作が何も問題なくできる状態をめざします。1回のリハビリテーションは40分、理学療法士がマンツーマンで対応し、日常生活や社会生活への復帰をめざします。

ドクターからのメッセージ

岡野 達正院長

ほとんどの方が体の正しい使い方について教えてもらっていないと思います。まずは体の使い方について正しい知識を持つことが大切です。そのためにぜひ当院のリハビリテーションを活用していただければと思います。ただ、リハビリテーションというと「マッサージをしてもらいに行く」という受け身的なイメージを持っている方が多いかもしれません。そうではなく「体の正しい使い方をマスターするために行く」といった主体的な捉え方が重要です。ぜひご自身の体の使い方についてよく理解して、何の負担もなく自由に体を動かせるようになっていただきたいと思います。どこか体の痛みや違和感のある方はぜひ一度ご相談ください。

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