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子どもの近視・弱視は予防や治療が可能
早期発見・早期治療が鍵

豊洲やまもと眼科

(江東区/豊洲駅)

最終更新日:2021/10/12

豊洲やまもと眼科 子どもの近視・弱視は予防や治療が可能 早期発見・早期治療が鍵 豊洲やまもと眼科 子どもの近視・弱視は予防や治療が可能 早期発見・早期治療が鍵
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目を細めて物を見る、よく目をこする、何度言ってもテレビに近づいて見る……そうした子どもの気になる習慣やしぐさ、実は目の異常によるものかもしれない。「近年は特に近視の低年齢化が進んでいる」と指摘するのは、「豊洲やまもと眼科」の山本祐介院長。近視矯正法の一つ「オルソケラトロジー」をはじめ、弱視や斜視に対する治療など、幅広く子どもの目の病気に取り組んできたドクターだ。ここでは近視と弱視の違い、治療・予防方法、そして小児にも適応可能となったオルソケラトロジーについて紹介する。

(取材日2018年2月26日)

レンズを着けて夜眠るだけの画期的な治療法「オルソケラトロジー」は小児にも適応可

Q子どもの近視の原因について教えてください。
A
豊洲やまもと眼科 わかりやすい説明を心がける山本院長

▲わかりやすい説明を心がける山本院長

子どもの近視は、半分が両親からの遺伝、半分が環境と考えられます。かなり小さいうちに近視と診断された場合は遺伝的要素が強く、先天性の近視だといえるでしょう。環境的要因とは、外遊びやスポーツなどの屋外活動の減少と、テレビゲームやスマートフォンなど近くを見る作業の増加による、後天的な要素を指します。屋外活動との関連性については、太陽光に含まれるバイオレット光を浴びることが近視の進行を抑制するといわれています。電子機器の普及という時代背景もありますが、できるだけ外遊びを増やしたほうが良いですね。実際に、屋外活動の多い子どものほうが近視になる確率が低いというデータもあります。

Q「近視」と「弱視」はどのように違うのでしょうか?
A
豊洲やまもと眼科 画像やリーフレットを使った丁寧な説明

▲画像やリーフレットを使った丁寧な説明

近視は目の中の屈折に異常があるものの、適切な眼鏡やコンタクトレンズを装着すれば日常生活に支障のない程度まで視力を改善できる状態です。眼球が大きい場合や、ピント調整の働きをする目の筋力が緊張することで起こります。対して弱視は、ピントが合わない状態が続いたために、「見る」という分野で発達が遅れている状態、と言えばいいでしょうか。そのため眼鏡などで矯正しても、視力1.0以上になりません。目は使わなければ育たないので、弱視治療用の眼鏡をかけて積極的に目を使うようにします。近視や弱視だけでなく、目の異常は早い段階で発見し、適した対応を早期に行うことが視力改善の鍵を握ります。

Q近視の予防法や、日頃から気をつけておくことはありますか?
A
豊洲やまもと眼科 子どもの近視は環境的要因の影響も

▲子どもの近視は環境的要因の影響も

近くを見る作業を長時間行うのは避け、できれば2時間以上は外で遊んだり、体を動かしたりするのが良いですね。眼鏡・コンタクトレンズはバイオレット光を遮断しないような、UVカット効果のないもののほうがお勧めかもしれません。あとはお子さんの場合、見え方に問題があることに本人が気づくのが難しく、治療のタイミングを逃してしまうこともあります。親御さんには日頃からお子さんの様子をうかがい、目を細めたり、目をよくこすったり、気になるしぐさが見られたら一度眼科にご相談ください。近視の相談で来られたお子さんに、斜視や角膜の傷が見つかることも珍しくありません。その場合、それらの治療を優先して行う必要があります。

Q近視の治療方法にはどんなものがありますか?
A
豊洲やまもと眼科 小児の近視治療でもオルソケラトロジーが可能に

▲小児の近視治療でもオルソケラトロジーが可能に

一つはオルソケラトロジーですね。これは特殊なレンズを就寝時に装着するだけで屈折異常を矯正する方法で、日中は裸眼で過ごせるのが大きな魅力。レンズの装着をやめればいずれ戻るのも安心感につながっているようです。多くの方が装用した翌日から効果を感じ、1週間後に見え方が大きく変わり、約2週間で矯正されます。眠っている間に矯正するため6時間以上の睡眠を取る必要があることからも、生活リズムの良い小児に適しているかもしれません。6~16歳には近視の予防効果も報告されているんですよ。一方、感染症やレンズの破損などが心配されますので、当院ではレンズの着脱・洗浄などを保護者がアシストすることを前提としています。

Q治療はどのような流れで行われるのでしょうか?
A
豊洲やまもと眼科 治療の不安を取り除くため、丁寧にカウンセリングを行う

▲治療の不安を取り除くため、丁寧にカウンセリングを行う

検査によって近視の原因を調べた後、患者さんの生活環境や性格、保護者の希望なども踏まえて治療方法を検討します。オルソケラトロジーを行う場合は、治療のメリットはもちろん、最初は複数回の来院が必要となることなど、注意点もしっかり説明します。その上で、視力や近視度数・眼疾患の有無を確認し、適応かどうかを調べます。大丈夫であれば、実際にレンズを装着して装用感を確認し、度数やレンズカーブなどを決定します。目との相性や安全性を確認することが大切なので、着脱の練習をしてから2週間使用していただきます。問題がなければレンズを確定し、治療開始後も3ヵ月に1度は定期検診に来ていただくようお願いしています。

ドクターからのメッセージ

山本 祐介院長

最近は近視の低年齢化が進み、小学校に入る前から近視と診断されるお子さんは増えてきました。しかし、近視に限らず弱視、斜視など目の異常は本人に自覚がないことが多く、健康診断でも異常なしと診断されることは少なくありません。そのため少し気になるしぐさが見られても、親御さんが自己判断で受診を控えてしまうことがあるようです。当院では弱視、斜視、近視の発見から治療までワンストップで行い、先天性疾患については適切な専門機関をご紹介しています。視能訓練士が常時おりますので、予約なしで検査を受けることも可能です。お子さんはもちろん、ご家族の目のことで少しでも心配なことがありましたら、ぜひ一度当院にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/片眼9万円、両眼17万円(その他、3ヵ月ごとの検診費3000円)※すべて税抜の価格

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