子どもも自主的に取り組める
マウスピース型装置を用いた矯正
きらめきデンタルクリニック
(東海市/聚楽園駅)
最終更新日:2022/07/15
- 自由診療
子どもの矯正について、「いつから始めれば良いのか」「どれくらいの期間や負担がかかるのか」、また「そもそも矯正が必要なのだろうか」と思い悩む保護者は少なくないだろう。「きらめきデンタルクリニック」の門中幸枝院長によると、小さいうちから矯正治療を始めることで顎の成長を利用できて体への負担が少ない上、将来的な虫歯や歯周病のリスク軽減にもつながりやすいのだという。同院では、手入れのしやすさや見た目の違和感の少なさで注目を集めるマウスピース型装置を用いた矯正に力を入れている。「装置が取り外し自在で扱いやすく、お子さんが自主的に取り組みやすい矯正法です」と話す門中院長に、小児矯正の意義や、マウスピース型装置を用いた矯正の特徴について話を聞いた。
(取材日2022年5月13日)
目次
成長を利用した負担の少ないマウスピース型装置を用いた矯正で、大人の歯が生えそろうまでサポート
- Q矯正を行うメリットについて教えてください。
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A
矯正は「歯並びを整え、見た目を美しくするためのもの」だと考えている方も多いでしょう。しかし、矯正には歯列をきれいに整えるだけではなく、口腔機能の向上を図り、清掃性を上げるという目的をめざせるメリットがあります。歯列が整い噛み合わせが良くなれば、食べるための機能はもちろん、発音や骨格の発達にも好影響を与えやすいです。また、歯並びが良いと歯磨きがしやすく、磨き残しも少なくなるので、虫歯や歯周病になる可能性を減らせるでしょう。矯正は費用が高いように思えますが、歯を失うリスクの低減を図れると考えれば、インプラント治療や入れ歯など将来的な歯科治療の費用を抑えることにもつながります。
- Q矯正はいつ頃から始めれば良いでしょうか?
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A
前歯が永久歯に生え変わる6~8歳頃からがお勧めです。現代の子どもは昔と比べて顎が小さい傾向にあり、その影響で永久歯がきれいに並ばないケースが増えています。そこで当院では、顎の成長を踏まえて歯の大きさ、隙間の開き具合から今後の歯並びをシミュレーションし、問題が出そうな子どもに矯正をご提案しています。6歳頃から歯の大きさや並び方を注意して見ていただき、気になることがあれば一度ご相談いただきたいですね。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の特徴について教えてください。
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A
従来のワイヤー矯正は、基本的に自宅で取り外しができないため、手入れしづらいのが難点でした。その点、マウスピース型装置を用いた矯正は、必要に応じてご自分で取り外し、歯も装置も手入れがしやすいのが特徴です。矯正のために歯周病や虫歯に罹患してしまっては本末転倒ですから、ケアのしやすさは大きなポイントといえるでしょう。また、この矯正法は装置を段階的に変えながら、少しずつ歯を動かしていくため、痛みが少ないのも良い点です。マウスピース型装置は透明なので、着けていても目立ちにくく、友達との違いや見た目を気にする多感な子ども世代に適した矯正法だと思います。
- Q矯正にかかる期間はどれくらいですか?
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A
前歯の永久歯が生え始める頃からスタートし1~1年半かけて行う第1期矯正と、12歳臼歯と呼ばれる奥歯が生えた後に1~3年の期間で行う第2期矯正があります。いずれも子どもの成長に応じて進め、おおむね6~15歳の間で終了します。マウスピース型装置を用いた矯正の通院は2ヵ月ごと。その期間に必要なマウスピース型装置をお渡しして、自宅で交換してもらいます。ワイヤー矯正では1ヵ月ごとの通院が普通なので、それと比較すると子どもにも親御さんにも通院の負担が少ないことは大きなメリットです。かかる期間は短いとは言えませんが、当院では子どもの成長に寄り添い、大人の歯が生えそろうまで全力でサポートしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/96万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。