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整形外科医師と理学療法士で協力
交通事故後の痛みへ専門的に対応

セタクリニック

(名古屋市北区/黒川駅)

最終更新日:2024/04/10

セタクリニック 整形外科医師と理学療法士で協力 交通事故後の痛みへ専門的に対応 セタクリニック 整形外科医師と理学療法士で協力 交通事故後の痛みへ専門的に対応
  • 保険診療

交通事故は誰にでも起こり得ることで、特に車の運転をする人にとっては身近な問題だろう。もし交通事故に遭ってしまった時、私たちはどのような治療を受けられるのだろうか? 交通事故に遭った直後は怖さと緊張で痛みを感じなくても、後から症状が表れてくることもあり、中にはめまいや頭痛など、後々重篤な疾患につながる要因が隠れていることもあるという。だからこそ、交通事故後の痛みなどで悩む患者の治療に尽力している「セタクリニック」の瀬田浩之理事長は、自己判断で放置せず「精密な検査と適切な診断」が受けられる整形外科を受診してほしいと話す。今回は、交通事故でよくある「むち打ち症状」において整形外科で受けられる診療について、瀬田理事長に解説してもらった。

(取材日2024年3月27日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q交通事故でよくあるむち打ち症とは?
A

むち打ちというのは厳密に言えば病名ではありません。頸部捻挫や、頸部挫傷というのが正式な名称です。例えば車に乗っていて、自分の車は止まっているところへ後ろから追突されると、その衝撃で首が前屈もしくは後屈し、それによって首周りの筋肉や靱帯が伸ばされてしまうなど損傷を引き起こしている状態をいいます。むち打ちの痛みは長く続きますし、事故にあった当日より翌日のほうが痛みが強くなったりすることもあります。これは車に乗っている時だけでなく、例えば遊園地のジェットコースターに乗った時も、急激に停止することで同じような症状がみられますね。その他にも、交通事故では腰や肩などに痛みが出ることもよくあります。

Q交通事故で痛みがある場合、何科を受診するといいのでしょうか?
A

交通事故に遭ったとき、整形外科や接骨院など選択肢はさまざまだと思いますし、それぞれの良さや強みもあるでしょう。整形外科では、検査ができること、そして医師による診断ができることが、接骨院との一番大きな違いです。適宜必要な検査を行うことで客観的にけがの状態を診ることができます。例えば、患者さん自身は痛くないから大丈夫と思っていても、実際にエックス線検査をしてみると骨折しているという可能性もあり、目で見るだけではわからないことも検査で確認することができます。後遺症を残さないためにも、交通事故に遭ってしまったら早い段階で適切な検査と診断を受けることが大切だと思います。

Qこちらではどのような診療を行っていますか?
A

適宜必要な検査、診察の上で医師の診断を行い、投薬、首や関節に打つ注射、それから装具療法といって首や腰に装具をつけ固定するといった治療が受けられます。当院の場合、週に2回ほど義肢装具士が来てくれており、患者さん一人ひとりに合わせて装具調整を行っています。それから、当院の強みは、広いリハビリテーション室があり、男女2人の常勤の理学療法士がいることです。運動療法やマッサージ、筋力トレーニング、物理療法など患者さんに合わせたプログラムを作り、日常生活をサポートできるようにリハビリテーションに取り組んでいます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診表に記入
セタクリニック 問診表に記入

問診表は、身長・体重・既往症など基本的な質問に加え、通勤中や仕事中でのけがかどうか、また痛みのある所がわかりやすいように、人体の図に丸をつけて示せるようになっている。同院では、ウェブ上でも問診に回答できるようになっているので、院内での待ち時間軽減のためにあらかじめ回答しておこう。

2検査を受ける
セタクリニック 検査を受ける

適宜必要な検査を受ける。医師、看護師、診療放射線技師などスタッフが常に連絡を取り合える体制を取っているため、スタッフに自分のけがの状況を伝えることで、迅速に院内で情報共有され、診察までがスムーズ。医師が必要と判断した場合、連携病院でのCTやMRIの予約も可能。

3医師の診察・診断を受ける
セタクリニック 医師の診察・診断を受ける

医師による診察を受け、検査の結果と合わせて診断を受ける。医師との直接問診の中で、普段と変わったことがないかを確認され、特に脊椎損傷を除外するために排尿障害の有無などを聞かれるそう。また、切り傷など外傷がある場合は、手術などを含めた治療を受けることも可能。

4リハビリプログラムの決定
セタクリニック リハビリプログラムの決定

医師の診断をもとに、理学療法士が痛みの状況や原因など身体機能を評価。評価した内容を再度医師とすり合わせながらリハビリ計画書が作られる。その内容に患者が同意してからリハビリが始められるので、通院頻度など希望があれば伝える。交通事故の場合、症状が長期にわたることが多いため、おおむね6ヵ月間を目安に、毎日、もしくは週2、3回など状態によって通院頻度が決まる。

5理学療法士によるリハビリテーション
セタクリニック 理学療法士によるリハビリテーション

交通事故直後は体が硬くなっているため、最初はマッサージや関節可動域訓練など、その日の状態に合わせたリハビリを受けることが多い。症状が落ち着き痛みが軽減してきたら、筋力を取り戻すためのリハビリを受ける。状況により、医師が適宜判断してリハビリと併用して追加の検査や痛み止め注射を受けられる。また、低周波治療器を利用したツボ皮膚表面刺激療法や温熱療法、ウォーターベッドなどの物理療法も併用。

ドクターからのメッセージ

瀬田 浩之理事長

整形外科で行うリハビリは、凝りをほぐすようなマッサージとは違い、医師の指導のもと、理学療法士がその患者さんに必要な筋肉などを考えプログラムを組みます。また、自宅でのトレーニング方法などもお伝えし、社会生活をしっかり送れるようサポートも。そしてその経過を数値化し、患者さんのモチベーションを上げられるように工夫もしています。「日本一笑顔で帰れるクリニックを創造する」ことをポリシーに、患者さんに楽しくリハビリに取り組んでもらえるよう、スタッフ一同努めていますので、どんなことでも気軽にご相談ください。また交通事故における事務的なことで不安がある場合も、精通したスタッフがいますのでお問い合わせください。

瀬田 浩之理事長 セタクリニック
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