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片岡 智博 院長の独自取材記事

かたおか歯科クリニック

(枚方市/樟葉駅)

最終更新日:2023/02/20

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック main

大阪枚方市の樟葉駅より徒歩5分にある「かたおか歯科クリニック」は2015年に開業した歯科医院だ。患者数が増え、予約に対応しきれなくなったことから2022年にリニューアル、診察台の数を6台から9台に増やし、多くなった患者に対応している。広々として清潔感のある院内に設置された診察台はすべて個室、その上、小さな子どもを連れてきてもそばで遊ばせておくことができるよう、個室の一角にはマットが敷いてある。院長を務めるのは、人懐っこい笑顔と親しみやすい語り口が魅力的な片岡智博先生。診療方針や患者への思いなどいろいろな話を聞いた。

(取材日2023年01月31日)

患者にとって一番良い治療の提供をめざす

開業した経緯をお聞かせください。

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック1

大学を卒業した後7年間は、天王寺の「小室歯科ステーションビル診療所」という歯科医院に勤務していました。そこの歯科医院のキャッチフレーズは、「喜ばれることに喜びを」というもので、その理念にたいへん共感していたんです。開業する時も、同じ思いで患者さんにとって一番良いことを、患者さんに対して優しい治療をすることを心がける歯科医院をつくりたいと思っていました。開業したのは自分の出身地である枚方です。開業は初めから視野にありましたので、以前勤めていた歯科医院では、入れ歯とインプラントが中心でしたが、基本的にはどんなことでもできるようになろうと多くの経験を積ませてもらいました。

昨年改装されたそうですが、どうしてですか?

最初はユニット3台から始め、そこから6台にして3年ほどは6台のままでしたが、ありがたいことに患者さんが増え、診療が回らなくなりました。予約が取れないと治療が進みませんので、ユニット数を増やして広くしようと改装しました。改装するまでは、待合室に立ったまま待ってもらっていた患者さんもいましたので、待合室を広くしてリラックスしていただけるような雰囲気にしました。それから診察室はどこもなるべく広くしましたね。お子さん連れの方、新生児がいる方なども気兼ねなく診察に来ていただけるよう、どの診察室も診療台のそばにマットを敷いて、お子さんに目が届く場所で待っていられるようにしています。一番広い部屋はキッズスペースも広いので、一番その部屋に入ったお子さんは、「今日もそこの部屋がいい」と希望を出されてしまいます(笑)。複数のお子さんを連れていても一緒に診察室に入れますよ。

歯科医院に通いやすいよう配慮をしているのですね。

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック2

当院の理念は「歯を守る」ということです。そのためには、やはり通いやすい歯科医院でありたいと思っています。とにかく歯科医院に来ることに対して敷居を低くしたいんですよ。そのため、お子さんと一緒に診察室に入れるということ以外にも、なるべく待たせないこと、院内の明るい雰囲気づくりなどはかなり気をつけています。それから最大に注意を払っているのが、「痛くない治療」への心がけです。できるだけ痛くないよう麻酔時に塗る麻酔を使用するなどの工夫はもちろん、唇を引っ張る力加減とか、口内洗浄の水の勢いとか、口元の触れ方一つをとってもかなり注意をしています。そこは全スタッフにもお願いしていることで、「こういうことしたら痛いので、絶対にしないでほしい」と細かく伝えています。スタッフ全員がかなり意識して「痛くない治療」を心がけてくれていると思います。

歯を守るために、予防歯科にも注力

どんな年代の患者さんが、どんな症状で来られるのですか?

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック3

小さなお子さんから高齢者まで幅広いですね。お子さんの診療に関しては、私も3人の子どもの父親ですので、親御さんともお子さんともコミュニケーションを取りやすいということがあります。お子さんの治療は、状況を見て、急がず練習を積んでから始めることもあります。また、患者さんで多い年代は30~50代くらいの方ですが、来院目的で最も多いのは定期メンテナンスなんです。「歯を守る」ために大事なこととなると、やはり予防にいきつきますので定期メンテナンスは非常に力を入れていますが、地域性なのか予防歯科に意識が高い患者さんが多いですね。当院としては特別に何か促すというよりは、今のお口の状態を説明して、「放置したらこういうことになりますよ」ということはお話ししています。説明の時間はかなり長く取り、わかりやすくお伝えするようにしていますね。

患者さんとの日常会話も大切にされているそうですね。

スタッフはみんな、院内を明るくするためにも患者さんに積極的に声をかけてくれ和気あいあいとした雰囲気づくりをしてくれていますが、スタッフも含め、全員の中で私が一番患者さんと喋っている時間が長いんじゃないでしょうか。それは治療の説明とかではなく、日常会話をたくさんしているだけなんですけれど。言ってしまえば雑談ですね(笑)。とはいえ、日常会話で信頼関係を築くことも欠かせないことかなと思っています。雑談することで生活している背景とかも見えますから。例えば、「子育てが忙しそうだったら、なかなか通えないので1回の治療を長めに、回数を早く終わらせる」などといった治療計画を雑談の中から考えたりもしています。一人ひとり抱えている事情、歯科にかけられる時間、費用など違いますから、雑談からの情報を生かした気遣いができたらいいなとは思っています。

貴院の強みはなんだとお考えですか?

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック4

治療に関して言えば、なんでもやることではないでしょうか。患者さんの治療の選択肢を増やすためにも「これは無理」といったことがないようにして、言われたことにはなんでも応えられるようにしています。あとは、全般的なことで言うと、やっぱり患者さんとの人間関係が円滑にいくよう常に努めていることだと思いますね。

ここに来て良かった、また来ようと思われるように

印象に残っている患者さんのエピソードがあったら教えてください。

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック5

まだ歯科医師になったばかりの頃のことですが、ほとんど何も経験したことない時期に40代前半の患者さんがいらっしゃいました。その方はもう全部の歯の状態が良くなくて、上の歯は全部プランプランとしている状態でした。診療して会話を重ねていくうちに私を信頼してくれ、まだ若く、経験もないことをわかった上で、「いくらお金がかかってもいいから、なんでも先生の好きなようにやってくれ」と言ってくれました。結局、全部上の歯にインプラントを入れて、かなり高額な治療になりましたが、その後もその方はずっとメンテナンスで通ってくれていました。以前、勤めていた歯科医院はここから1時間ほどの距離ですが、当院を開業した時には、「開業祝いにまだ1本入れてない歯のインプラント治療をお願いします」と言ってくれたんです。本当にうれしかったですね。

ところで、先生が歯科医師をめざしたのはどうしてですか?

実はこれといった明確な理由はないのです。最初は工学部に進学しようと思っていたのですが、高3の夏になんとなく歯学部に決めました。父親が歯科技工士だったので、どこかでその影響があったのかもしれないですね。手先は器用でしたし、細かい作業が好きだったので、向いてはいたと思います。歯科医師になって患者さんの喜ぶ姿を間近で見ることができたり、「ありがとう」と言ってもらえると、とてもやりがいのある仕事だと思えます。これからも、たくさんの人々に喜んでもらえるようますます頑張りたいですね。

今後の展望と読者の方にメッセージをお願いします。

片岡智博院長 かたおか歯科クリニック6

これまでは、うれしいことに多くの患者さんに「ここに来て良かった」と言ってもらってきました。歯科医院の規模を大きくしたことで「雑になった」とは絶対に思われたくありません。大きくなっても、これまでと変わらずに治療の質を保っていきたいなと思っていますし、これからも変わらず、患者さん全員から「やっぱりここに来て良かった、また来よう」と思ってもらえるような歯科医院であり続けたいと思います。お口のことで困ったこと、お悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。精一杯の力でなんとか期待に応えたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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