全国のドクター9,237人の想いを取材
クリニック・病院 158,505件の情報を掲載(2024年5月30日現在)

  1. TOP
  2. 宮城県
  3. 仙台市若林区
  4. 六丁の目駅
  5. 太紀デンタルクリニック
  6. 齋藤 太紀 院長

齋藤 太紀 院長の独自取材記事

太紀デンタルクリニック

(仙台市若林区/六丁の目駅)

最終更新日:2022/04/07

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック main

仙台市営地下鉄東西線六丁の目駅から徒歩約3分の場所にある「太紀デンタルクリニック」。齋藤太紀院長が2014年4月に開業した同院は、‟喜んで通いたくなる歯科医院”をコンセプトに、院長がこだわり抜いて設計した空間が特徴。明るい日差しが入る開放的な待合室にはゆったり座れるソファーが配置され、患者がリラックスできるような空間が広がっている。正確で精密な診療を実現するためにマイクロスコープや歯科用CTを導入するなど医療機器にもこだわり、笑顔と明るいコミュニケーションで、患者が何でも質問できる関係性を構築している。これまでのような「痛い」「怖い」というイメージの歯科医院ではなく、患者が「喜んで」「楽しく」「行きたくなる」そんな場所にしたいと語る院長に、開業までの道のりや診療に対する想いを聞いた。

(取材日2022年3月16日)

理想とする歯科医院をめざして開業

最初に歯科医師をめざしたきっかけや開業への想いを教えてください。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック1

歯科医師をめざしたのは、父が内科医、母が歯科医師という環境が大きかったと思います。特に今も現役で働いている母の姿を見てきて、歯科医師になりたいという想いが強くなりました。2003年に岩手医科大学歯学部を卒業した後は、東北大学歯内歯周科にて勤務。その後、福島市内の歯科医院での勤務、仙台市内の歯科医院の分院長を経て、2014年4月に開業しました。大学時代から開業したいという気持ちはありましたが、大学を卒業してから勤めた歯科医院の影響もあって、今後自分が導入したい医療機器や設備を使って自分の理想とする治療を実現していくためには、やはり一から開業するのがいいと思ったんです。ちょうどいい土地を見つけることができ、この地で開業することができました。

来院されるのは近隣住民の方が多いですか?

当院の最寄り駅である六丁の目駅は、仙台市営地下鉄東西線のターミナル駅である荒井駅の一つ隣になります。荒井エリアは東西線開通に伴って急速に開発が進んでいるエリアで、六丁の目駅周辺も昔からの住宅地に加えて、商業施設や新たな住宅も増えて人口が増えてきています。そのため来院される患者さんも昔からの住民の方と、新たに引っ越してきた住民の方と両方いらっしゃいますね。また、ここ最近は遠方から来院される方も増えてきた印象です。患者さんの紹介だったり、ウェブサイトを見て来てくださる方が多くなってきました。当院で力を入れている治療に興味を持った方が遠方からも来てくれるようになったのはうれしいです。

開業にあたって建物やデザインにもこだわったと伺いました。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック2

そうですね。一般的なイメージとはまったく違うものにしたいと考えていたので、デザイナーさんにお願いして歯科医院っぽくないデザインにしてもらいました。外観はシンプルで一見すると歯科医院には見えないかもしれません。受付・待合室は、吹き抜けのように天井が高くなっていて天窓から光を取り入れています。治療後もゆっくりしてからお帰りいただきたいと思っているので、患者さんがくつろげる空間づくりを意識しました。設計・デザインにあたっては、スタディーグループでお世話になったメンターの先生のクリニックを参考にさせてもらい、スタディーグループで勉強してきたことを実践できるような場所にしたいと思いつくり上げました。

精密な治療を支える医療設備とコミュニケーション

設備面で特徴があれば教えてください。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック3

正確で精密な診療のために当院ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や歯科用拡大鏡を使用しています。虫歯の削りすぎがないように調整する際はもちろん、歯の神経の治療、入れ歯やブリッジなどの補綴物の調整などに役立つ器具ですね。この2つを使い分けて、患者さんに快適に治療を受けてもらえるようにしています。マイクロスコープの映像はモニター画面に映し出されるので、患者さんにわかりやすく説明する際にもメリットがあります。そのほか、インプラントや親知らずの抜歯などで必要となる歯科用CTも設備。補綴物も歯科技工所に出すことなく、院内で製作できるシステムを導入しているので、スピーディーな対応が可能になっています。

診療の際、心がけていることはありますか?

当院は緊急時を除いて基本的に予約診療となっています。予約制を取ることにより、患者さんごとにしっかりと治療時間を確保することができるだけでなく、治療器具の滅菌も予約に合わせて丁寧に行うことができるので、こうした体制を取っています。治療にあたっては、まずは最初にしっかりと治療計画を説明。現在の口の状態、治療の期間などを確認して、患者さんが納得してから治療を開始することを心がけています。患者さんと接する際は、なるべくこちらから明るく声かけすることも意識しています。医療機関だからといって重苦しくないように、時には冗談を言うことも。フランクすぎると思われるかもしれませんが、患者さんが疑問や不安をしっかり言えるように意識して距離を縮めることで、良い関係性を築けるようにしています。

虫歯や歯周病の診断書を渡しているそうですね。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック4

はい。エックス線で口の中を撮影して今の状態を全体的に見させてもらい、それをもとに現在の問題点などを記載したイラストつきの診断書を渡しています。こうした診断書が紙であると、口頭よりも伝わりやすいですし、今までは気にしてこなかった患者さんにも口腔内のケアに関心を持ってもらいやすいのではと感じています。家に帰った後も診断書を見返すことができるので、今後の口腔ケアの改善につながります。検診ごとに診断書を渡していますので、口腔内の変化も実感できると思います。こうした取り組みもあってか、開業当初は「歯が痛い」といった症状がある患者さんが多かったのですが、現在は何もなくても検診を希望される患者さんが来てくれるようになりました。

歯の健康寿命を支えるスペシャリストとして貢献したい

スタッフについても教えてください。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック5

私のほか、歯科衛生士1人、受付兼助手が2人いて計4人のメンバーで運営しています。スタッフとはコミュニケーションを密に取り、しっかり連携できています。日頃からスタッフに共有しているのは、「それぞれの領域でスペシャリストになってほしい」ということです。受付スタッフであれば、患者さんに気持ち良く安心して来院してもらえるような接遇をしてほしい。歯科衛生士には、長期にわたって患者さんを診ていく上で、より人間味のある、寄り添った対応をしてほしいと伝えています。助手のスタッフには、歯科医師と対等に話ができるようなレベルをめざしてもらっています。そのために勉強会をしたり、外部のセミナーへの参加も積極的に推進しています。

今後の目標はありますか? 

今後は、より専門的な領域を深く掘り下げていきたいと思います。近隣には歯科医院が多くありますが、それぞれ専門領域に特化した多様な歯科医院があることはいいことだと考えています。他の歯科医院で対応が難しい治療でも、当院なら対応できる余地がつくれるように専門性を高めていきたいですね。そのためにも、スタディーグループで常に新しい知識や技術の勉強は欠かさず、自分にしかできない治療をめざして努力を続けたいと思います。自分が理想とする治療を提供して、患者さんに幸せになってもらう。それが一番の目標です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

齋藤太紀院長 太紀デンタルクリニック6

人生100年時代と言われますが、なるべく多くの歯を長く残していくことが大切な時代となりました。小さいお子さんには、将来起こりそうな疾患を未然に防ぎ、症状がないうちから適切なケアをアドバイスしていきたいと思っています。若くてまだ症状がない方に対しては今の歯を維持できるように。症状が出てきた方には精密な治療を行って、再発が少ないようにアフターケアまで行い、なるべく健康な歯の延命をサポートしたいと思います。そして高齢の方で口腔内で機能不全を起こしている方には、機能回復とそれを維持できるようなケアをしていくことで、年を取っても自分の歯で食べられる幸せを感じてもらえたらと思います。それぞれの年代や状況に合わせた治療やケアはもちろんですが、何よりも治療しないで済むのが一番です。そのためにも、ぜひ気軽に検診などへお越しください。お待ちしています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療 88万円〜(税込)
かぶせ物の治療 11万円〜(税込)
インプラント治療 (かぶせ物含む) 45万1000円〜(税込)
歯髄温存療法 4万4000円(税込)

Access