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稲留 裕士 理事長の独自取材記事

サン・ホワイトデンタルケアクリニック

(熊本市中央区/辛島町駅)

最終更新日:2022/05/16

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック main

熊本の繁華街、新市街にある「サン・ホワイトデンタルケアクリニック」。経験豊富でベテラン歯科医師の稲留裕士理事長は、同院で患者のさまざまな歯の悩みに応えている。「歯が痛くて食べられない、何とかしてほしいと駆け込み寺のように来てくださる患者さんが多いんですよ」と稲留理事長。力を入れているインプラント治療は、経験豊富な歯科医師について学び技術を磨いたという。研究熱心で質を重視した治療を提供する稲留理事長のもとには、近隣のみならず遠方からはるばる通院する患者も少なくない。美しさとともに機能面や健康面も考慮した審美歯科にも力を注ぐなど、総合的な歯科診療に取り組んでいることも同院の特徴だ。そんな稲留理事長に診療に取り組む思いなどを聞いた。

(取材日2022年1月13日)

困った時の「歯の駆け込み寺」としての歯科医院

クリニックの概要について教えてください。

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック1

もともとは大学時代に貧乏アパートで一緒に暮らしていた友人と2人で球磨郡に「にしき歯科医院」を開業したのが始まりです。その3年後に医療法人化をし「医療法人社団萠友会」という名前にしました。「友」の字を入れたのは友達と一緒に成長していく組織にしたいという思いがあったからです。それから数年後にこちらの「サン・ホワイトデンタルケアクリニック」を開業しました。私はインプラント治療や審美歯科の勉強会に多く参加して学んできたのですが、どうしても地方だと需要が少なく、もう少し自分の力を試してみたいという思いが強かったので、熊本市内で開業することになりました。ここは熊本の繁華街、新市街で審美歯科を求められる女性の方も多いですし、交通の便も良いので、久留米や天草、遠くは大分から来られている患者さんもいます。当院の診療に興味を持ってはるばる来てくださるわけですからありがたいですよね。

とてもスタイリッシュなクリニックですね。

内装は、何十年たってもおしゃれな空間にしてほしいと、医療機器メーカーに所属している設計の方にお願いしました。待合室にはイタリアの高級家具ブランドの椅子を置き、ゆったり過ごしてもらえるようにしています。入り口から入って向かって左側がデンタルケアを中心に行うユニットになっており、ホワイトを基調とした空間になっています。向かって右側はケアルームになっており、歯の治療を行う半個室を3つ用意しています。一番奥にはオペ室としても使う個室があり、長時間の治療でも疲れにくいようにドイツ製の高級ユニットを配置しています。患者さんに少しでもリラックスして歯の悩み事などをお話しいただけるよう、空間づくりにはこだわりました。

どのような患者さんがいらっしゃることが多いのでしょうか。

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック2

最も多いのは審美的なご希望をお持ちの若年層の女性の方ですね。あとは、この辺りには一般企業のオフィスも多く、お勤めの方がいらしてくださることもありますし、少し行くと高齢層が多く住むエリアもあるので年配の方もいらっしゃいます。私の師匠にあたる歯科医師がインプラント治療を専門とされていることもあり、周りの歯科医院からの紹介を受けて予後の良くないインプラントの相談に来られる方や、噛めなくて困っている方など、歯のことで困っている方が“駆け込み寺”のように来られることも多いです。

機能面と耐久面に優れたインプラント治療を追求

インプラント治療を行っていることも特徴ですね。

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック3

私の師匠にあたる中村社綱先生は、日本のみならず海外でも講演を行うようなインプラント治療のエキスパートで、私はその方に30年近く師事しています。中村先生から学んだ、審美性と耐久性に優れ、生涯にわたって機能し続けるインプラント治療を心がけています。それにはインプラントのポジションや種類などいろいろな要素が絡んでくるので、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を行う必要があります。例えば、喫煙されている方は血行障害を起こしやすく、インプラント体にヤニがつくとそこから骨吸収が起こり、長持ちさせるのが難しくなります。糖尿病や骨粗しょう症がある方の処置にも気を遣わなくてはなりません。個々の条件を鑑みて、どのくらいの頻度でメンテナンスしていくか、どのようにセルフケアを頑張ってもらうかなど、治療後の注意点についても丁寧に説明させていただいています。

印象深いエピソードなどありますか?

笑うと歯茎が露出する「ガミースマイル」で悩んでいる女性の患者さんのことが印象に残っています。その方は先に手術を受けていたのですが、満足する結果が得られなかったそうです。その上、当時の恋人にもガミースマイルを指摘され、うつ病まで発症されていました。ガミースマイルは歯茎だけではなく、骨から調整してあげることが重要です。矯正と外科的歯科治療を行うため、時間もかかりますが、患者さんのお悩みをなんとか解決したいという思いで治療に取り組みました。審美的要素を求める患者さんの気持ちを理解して診療にあたることの大切さを実感した出来事でした。

診療で大切にしていることは何ですか?

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック4

集中的な治療を丁寧にさせていただきたいと思っているので、当院は予約時間が最低1時間、長い方は3~4時間取ることもあります。ですので待ち時間はほぼゼロにしています。スタッフは一人の患者さんと長い時間を過ごすことになるので担当制を採用しました。私自身もメンテナンスで来ていただいた患者さんにも必ずごあいさつするようにしています。治療においては必ず口腔内写真やエックス線を撮らせていただき、治療計画をしっかりと立てるようにしています。患者さんとご相談したご予算の中で、どの部分に力を入れていくのか、綿密に打ち合わせをして、その上で治療をスタートするようにしています。

「祖父の歯を治してあげたい」が歯科医師の原点

保険診療にも対応されているんですよね。

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック5

もちろんです。虫歯の保険診療内の治療や、定期検診も承っております。ただ、保険診療で虫歯の詰め物をするにしても、通り一遍の治療、画一的な治療ではなく、できるだけ多くの詰め物の色をそろえてシェードガイドと呼ばれる色見本を使って、可能な限り自然な仕上がりになるよう丁寧に治療を進めます。患者さん一人ひとりに合った丁寧な治療は私のモットーでもあります。患者さんの層も幅広く、会社員の方が歯が痛いと言って来られることもありますし、この辺りは飲み屋街でもあるので、飲食店でお仕事をされている女性の方が差し歯が取れたと言って来られることもあります。皆さんの生活が少しでも円滑に回るように、私も精いっぱい努めたいと思っています。

クリニックの方針として大切にされていることは何でしょうか。

名称に「デンタルケアクリニック」と“ケア“とついているのが当院の特徴で、当院にはケア専用のユニットスペースがあります。私の診療目標が「治療終了から10年間1本も歯を失わせない」なんです。ですので治療が終わった患者さんにも定期的にずっと通ってもらえるようなかかりつけのクリニックでありたいなと思っています。あと、これは私の想いなのですが、人生100年時代といわれる今、老後までおいしくごはんが食べられて健康でいられるようにお口の健康を守ってほしいなと思うんです。人生の中で歯科医院に通えない忙しい時期はあると思うのですが、どこかでリセットして歯科治療を一回きちんと終了まで持っていかねばなりません。少しでもご自分の歯に向き合う時間をつくってもらえるとうれしいですね。

先生の歯科医師の原点は何だったのでしょうか。

稲留裕士理事長 サン・ホワイトデンタルケアクリニック6

私の父は会社員でしたが、あまり家に帰ってこないような奔放な性格で、そのため母は夜も働いていました。私はじいちゃんっ子で、幼稚園も祖父に送り迎えしてもらっていました。幼稚園年中の時、祖父と一緒にせんべいを食べようとしたら、祖父に「じいちゃんは入れ歯だから、固いせんべいは食べられないんだよ」と言われたんです。その時「じゃあ僕が歯医者さんになって、将来食べられるようにしてあげる」と言って指切りをしたんです。祖父は小学校の時に他界してしまうのですが、その指切りがずっと記憶に残っていて、裕福な家庭ではなかったので公立の歯学部しかめざせなかったため、勉強を頑張って九州歯科大学に進学することができました。祖父と交わした約束が今でも私の原点だなと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/24万2000円〜、矯正/16万5000円〜、ホワイトニング/2万2000円〜

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