全国のドクター9,294人の想いを取材
クリニック・病院 158,511件の情報を掲載(2024年6月10日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 池尻大橋駅
  5. 岸田こどもクリニック
  6. お知らせ

岸田こどもクリニック

岸田こどもクリニック 世田谷区 池尻大橋駅より徒歩5分。四葉のクローバーが目印
  • 東京都世田谷区池尻3-20-2 柳盛堂2 ビル2F
    • 小児科
    • アレルギー科

アレルギー発症予防に取り組んでいます!

最終更新日:2024/04/12 15:55

Ⅰ)はじめに
 アレルギーは、ご両親から受け継いだアレルギー(アトピー)体質と皮膚や気道の過敏性(弱さ)の上に、身の回りの環境(母体環境、食事環境、生活環境など)の影響を受け発症する。
 アレルギー体質を増悪させず、アレルギー症状を出現させない対策として、腸内環境を整えることでアレルギー体質を改善させることが可能です。赤ちゃんが生まれた早期から乳酸菌類を増やすべく、経口摂取する。もう一つは、アレルギー感作が食物アレルギーでも、皮膚を通して起こることから、赤ちゃんの皮膚バリアの健康維持がダニに対する感作を防ぐだけでなく、食物アレルギーの予防、改善にもつながる。
 当クリニックでは、生直後からのスキンケアの開始と乳酸菌の投与を行うアレルギー発症予防対策を行っている。これによりアレルギー発症予防、軽症化につながるものと考える。

Ⅱ)生まれた、スキンケア
 皮膚の角質層の皮膚バリア―機能と水分保持機能の異常がアトピー性皮膚炎における重要な発症・悪化因子の一つと考えられる。新生児期からの石鹸使用や保湿剤でのスキンケアで、その後のアトピー性皮膚炎の発症率の低下が認められる。
 あ母さん、お父さんやご兄弟にアトピー性皮膚炎や、皮膚の弱い方がいる場合には、発症前からスキンケアを丁寧に行うことが、赤ちゃんの皮膚の健康を保つだけでなく、アレルギー症状の発症や軽症化に、とても大切です。

Ⅲ)生まれた、乳酸菌の投与開始
 乳酸菌には、感染予防効果や免疫刺激作用、ビタミン合成などヒトにとって有益なものである。腸内の細菌バランスが、ビフィズス菌などの善玉菌が優位な場合には、そのヒトの体質がアレルギーを起こしにくい方向になる。
 アレルギー体質の改善のため、腸内の善玉菌を優位に保ちながら成長することで、赤ちゃんのアレルギー体質を悪化させないことも大切です。

Ⅳ)環境調整
 育つ環境は大変重要です。お腹に宿る前からスタートです。赤ちゃんの栄養など身の周りのアレルゲンの調整です。ダニやほこり、かび、犬、猫など環境アレルゲンはもとより、卵や牛乳など食物アレルゲンも赤ちゃんの皮膚をとおして刺激が入り、赤ちゃんがそれらのアレルゲンに反応する抗体を自ら作り、それによるアレルギー症状が出現してきます。詳しくは当クリニックのホームページを参照してください(アトピッ子にしない7か条、食物アレルギーの予防など)。



Access