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町野 哲 院長の独自取材記事

町野皮ふ科

(坂戸市/北坂戸駅)

最終更新日:2024/04/08

町野哲院長 町野皮ふ科 main

にっさい花みず木の県道39号線近くにある「町野皮ふ科」。患者目線を第一に考える町野哲(まちの・さとし)院長は、自身が病弱だったことからさまざまな医療施設にかかり、「こうしてもらえたらうれしい」という患者目線をベースに2010年に同院を開業した。以来、常に知識のアップデートに努め、患者から求められる医療を積極的に取り入れている。2024年1月には新館をオープン。光線治療や美容皮膚科の診療範囲をさらに拡充。日常のちょっとしたトラブルから、美容の悩み、より専門的な治療まで、さまざまな皮膚の悩みに対応できる環境が整ったという。看板キャラクターのモモンガにちなみ、子どもたちから親しみを込めて「モモンガ先生」と呼ばれている町野院長に、同院の特徴や診療内容について話を聞いた。

(取材日2023年12月1日/情報更新日2024年4月2日)

設備の充実に努め一歩進んだ皮膚科診療の提供をめざす

こちらでは皮膚の悩みに広く対応されていると伺いました。

町野哲院長 町野皮ふ科1

はい。当院には幅広い年代の患者さんが来院されます。生まれたての赤ちゃんの乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、小さなお子さんのやけどやケガ、水イボ、思春期の学生さんのニキビ、働き世代の方の水虫と、お悩みはさまざまです。当院ではナローバンドUVBやエキシマライトを備えて、円形脱毛症や尋常性白斑の光線治療にも力を入れています。とにかく「皮膚の表面で見えるところのトラブルは何でも診よう」という姿勢です。2023年の夏より医療脱毛やしみ・しわのケアといった美容皮膚科の診療もスタートしました。2024年1月には新館もオープンし、さらに一歩進んだ皮膚科・美容皮膚科診療を提供できるようになりました。

新館のオープンに伴い、設備や診療内容はどのように変わりましたか?

まずは光線治療により力を入れるべく、エキシマレーザーなど先進の機器を導入。こちらはエキシマライトと同じく円形脱毛症や尋常性白斑に対応するものです。さらにIPL光治療機器やCO2レーザー、ピコレーザーなど、美容皮膚科用の機器を一層充実させました。実は新館を建設するきっかけとなったのは、美容皮膚科に対する患者さんのニーズの高まりでした。患者さんの声を聞くと、見た目のお悩みが気持ちに与える影響は大きいと感じています。自己流のケアで「むしろトラブルが増えてしまった」というケースも少なくありません。医療脱毛やしみ・しわのケアに加え、赤ら顔、ニキビ痕のケアなど、医学的なアプローチでお悩みを解消して差し上げたいですね。駐車場もさらに増えて、計40台以上のご用意になります。

非常勤の先生などスタッフ数も多いようですね。

町野哲院長 町野皮ふ科2

非常勤の先生は約10人で、外来手術や訪問診療も担当してもらっています。スタッフは日々15人以上が出勤する体制で、患者さんに治療の説明や日常生活で気をつけることなどは、看護師が処置室などでわかりやすく伝えてくれます。私自身は子どもの頃から病弱で何度も病院にかかっていたので、その時に感じていた「してほしいこと」「してほしくないこと」を当院の診療に生かすようにしています。診療の際にメディカルクラークと呼ばれるスタッフに同席してもらっているのは、その場でカルテを打ち込んでくれるので、私が患者さんと目を合わせて話ができるから。スタッフが皆、笑顔を大切にしているのも、自分だったらやはり笑顔で接遇されたほうがうれしいという理由からです。

常に知識をアップデートし、ここならではの診療を

特に力を入れている治療はありますか?

町野哲院長 町野皮ふ科3

円形脱毛症やアトピー性皮膚炎の治療には以前より力を入れています。円形脱毛症の飲み薬が開発されたり、アトピー性皮膚炎の注射薬が子どもにも適用されたりと、これらの治療は今まさに転換期を迎えているんです。当院ではこれまでの実績も踏まえながら、新たな治療にも積極的に取り組んでいます。またエキシマレーザーでの円形脱毛症や、ナローバンドUVBでのアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬の治療にも関連しますが、対応できる光線治療の多さは当院の強みの一つです。新館開設にあたって拡充する美容皮膚科の領域にも、光線治療を広く取り入れていきます。その他、生物学的製剤を使った尋常性乾癬の治療も行っています。

生物学的製剤を使った治療がクリニックで受けられるのは、尋常性乾癬を患う方にとってメリットですね。

そうですね。クリニックでこの治療が受けられるのは、まだあまり一般的なことではないと思います。生物学的製剤の使用にあたっては知識・経験・体制が必要です。私は埼玉皮膚科医会の副会長を務めていることもあり、専門家の集まる講演会や勉強会で学びながら、治療や医療機器に関する知識を常にアップデートしています。それをスタッフにも共有し、スタッフも自主的に学びを重ねて、適切な治療と説明を提供できるだけの体制を院内に整えているんです。地域の患者さんが遠方まで行かなくても高度な治療を受けられるよう、必要と思われるものは積極的に取り入れていきたいですね。

院内の手術についてもお聞きしたいと思います。

町野哲院長 町野皮ふ科4

埼玉医科大学病院を中心に形成外科の先生にご協力いただき、大学病院で行っているような手術を当院でも提供しています。手術日は週に3日設けていますので、予約状況にもよりますが、長期間お待たせせずに対応することが可能かと思います。形成外科の先生の中には美容面に詳しい先生もいらっしゃり、多様な技術をここで取り入れています。できものなどの切除でも、傷痕を残さないよう心がけていますね。また私も月2回、埼玉医科大学病院で診察しており、超音波を使った検査などは大学病院内で私が診ています。クリニックでも大学病院でも私が診察するので、患者さんにとっては一つの安心材料になるのではないかと思います。

日常のトラブルから専門的な治療まで包括的にフォロー

訪問診療もされているのですね。

町野哲院長 町野皮ふ科5

高齢の患者さんから「受診したいけれど通えない」という声を聞いたのが始めたきっかけで、とてもやりがいのある仕事だと思っています。寝たきりの方の床ずれの治療など、皮膚科医師が必要とされる場はたくさんありますし、患者さんやご家族から喜んでいただけると私もうれしいですからね。ご自宅のほか、介護老人ホームなどの施設にも出向いています。ハンディーの顕微鏡を持参していますので、その場で疥癬なのか水虫なのかの診断もつきますし、液体窒素などの治療道具一式も持っていきますので治療も可能です。現在の訪問診療エリアは車で10分~20分の範囲になります。

肌を良い状態に保つため、日常生活での注意点をアドバイスされているそうですね。

はい。まずは皮膚に関する理解を深めてもらおうと、日常生活に即した具体的なアドバイスを行うようにしています。例をいくつか挙げると、しみはこすると増えて濃くなるので、洗顔料の泡をつぶさずに優しく顔を洗うこと。ニキビについてはいじらないのが大切で、頬づえなども悪化の原因になるので控えること。手荒れの薬を使っても改善が見られない場合は、使っている洗剤やハンドソープ、スマートフォンのカバーが症状を悪化させているかもしれないこと。この場合は、原因を突き止めるために、パッチテストを受けるのも一つの方法ですね。この他にも診療では、爪の切り方やお勧めのボディーソープやシャンプー、靴の選び方など、さまざまなアドバイスを行います。お伝えした知識を生かしてもらうことで、健やかな皮膚を長く維持していただきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

町野哲院長 町野皮ふ科6

新館のオープンに伴い、治療機器が一層充実して診療範囲も広がり、美容も含めた皮膚のお悩みにトータルで応えられるようになりました。私の考える理想の医療に一歩ずつ近づいているという実感がありますが、「私が患者さんだとしたら何をしてほしいか」という気持ちはいつまでも忘れずにいたいです。ニキビや虫刺され、円形脱毛症やアトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などなんでもご相談ください。医療脱毛やしみ・しわのお悩みも、皮膚のことを知り尽くした専門家ならではの視点で、安全性にも配慮したケアを行います。日常のちょっとしたトラブルも、より専門的な治療も、当院がきっと力になれるはずです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

医療脱毛(全身5回コース)/19万8000円、しみケア/9800円~、しわケア/9800円~

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